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エンジニアじゃないけどCursorでnote執筆を効率化した話

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エンジニアじゃないけどCursorでnote執筆を効率化した話

はじめに

こんにちは。株式会社フォノグラムでWebマーケティングを担当しています。
実は複数のプロダクトを担当して集客記事を書いたりしています。

今回は、エンジニアじゃない私がCursorを使ってnote執筆を効率化した方法をご紹介します。

背景

noteで開発日誌や技術的な記事を書いているのですが、もちろん生成AIを活用しています。
生成AIで記事のたたきを作ってもらう→コピペ→noteの投稿画面で調整をかけていく
という流れで記事を書いているのですが、この調整が結構感覚的かつ属人的だなと感じていました。

Cursorはコーディングの効率化には使っていたものの、
ライティングは後回しになっていました。

重い腰を上げて今回取り組んだので備忘録を残しておきます。

やりたいこと

  • noteの既存記事から執筆スタイルを抽出したい
  • Cursorを使って効率的に記事を書けるようになりたい
  • 一貫性のある文体で記事を量産したい
  • エンジニアじゃなくてもCursorを活用したい
  • いずれは人が変わっても同じものが書ける仕組みを構築したい

実際にやったこと

1. noteからXMLをエクスポート

まず、noteの管理画面からXMLエクスポート機能を使って、既存の記事をエクスポートしました。

note管理画面 → 設定 → データエクスポート → XML形式でダウンロード

2. 記事ごとにMDファイルに分割

エクスポートしたXMLファイルは、すべての記事が1つのファイルにまとまっています。
これを記事ごとに分割する必要があります。

Cursorに以下のような指示を出しました:

「noteからエクスポートしたXMLファイルがあります。これを記事ごとにmarkdownファイルに分割してください。各記事は独立したmdファイルとして保存してください。」

あとはCursorがPythonを生成して実行してくれます。

3. writing-style.mdcを作成

分割されたMDファイルを基に、執筆スタイルの特徴を抽出してもらいました。

「これらのmarkdownファイルを分析して、執筆スタイルの特徴を抽出してください。writing-style.mdcというファイルにまとめてください。」

4. 記事執筆の効率化

作成されたwriting-style.mdcを基に、新しい記事を効率的に執筆できるようになりました。

「writing-style.mdcのスタイルに従って、[テーマ]について記事を書いてください。」

具体的な手順

Step 1: XMLエクスポート

  1. noteの管理画面にログイン
  2. 設定 → データエクスポート
  3. XML形式を選択してダウンロード

Step 2: Cursorでファイル分割

# CursorでXMLファイルを開く
# 以下の指示をCursorに入力
「このXMLファイルを記事ごとにmarkdownファイルに分割してください」

Step 3: 執筆スタイル分析

# 分割されたMDファイルを基に分析
「これらのファイルから執筆スタイルの特徴を抽出して、writing-style.mdcを作成してください」

Step 4: 効率的な記事執筆

# 新しい記事を書く際は[テーマ]について記事を書いてください」

CursorではRuleTypeをAlwaysにすればルールが自動で適用されているようです。

結果

  • 記事執筆時間が短縮
    • ブラウザ上ではなく、エディタ上でサクサク直せるのは楽ちん
  • 記事のGit管理が実現
    • Cursor上で仕上げる→コミットの流れでバージョン管理できる、しかもその流れも自動化できる
    • リポジトリをcloneしてもらえば私以外でも同じ条件で記事を執筆できる(まだできてない)
  • Cursorの活用方法を習得
    • いろんなモデルを切り替えながら書けるのは個人的には結構便利と感じる

注意点

  • 執筆スタイルは定期的に見直し、改善していくことが重要です
  • Cursorの指示は具体的に書くことで、より良い結果が得られます

まとめ

エンジニアじゃなくても、Cursorを使うことでnote執筆を大幅に効率化できます。

特に、既存記事から執筆スタイルを抽出して、一貫性のある記事を量産できるようになるのは大きなメリットです。

同じような課題をお持ちの方の参考になれば嬉しいです。

おわりに

Cursorはエンジニア専用のツールではありません
適切な使い方をすれば、誰でも効率的に記事を書けるようになります。

ぜひ、この方法を試してみてください!✨


参考リンク

AUN Tech Blog

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