ThinkPad X13 Gen 3 導入準備と環境構築 (Arch Linux)
ThinkPad X13 Gen 3 (AMD) を買った。
注文してから待つこと2週間強、発送予定がドラマチックな振動をみせていたが、いきなり発送された。2週間程度 (07/11ぐらい到着) で届くそうなので準備する。届いたら環境構築する、という趣旨のスクラップになる。
スペックについて
- CPU: AMD Ryzen 7 6850U。AMDにしたのは、Intel版がまだ日本向けに発売されていないというのもあるし、Alder Lakeがヘテロな割にバッテリー持ちがそんなによくないという話を見たのもある。ちょっとオーバースペックなのでRyzen 5でもよかったかも。
- メモリ: LPDDR5 16GB。今猛烈に32GBに変えたい気持ちがあるがどうせLinuxだしそんなに使わない。
- ストレージ: PCIe Gen 4 NVMe 256GB。LenovoはSSDが法外価格なので一番低いやつにした。足りなくなったら同等のやつ買って刺し替えるんでいいだろうと思っている。
- バッテリー: 4セル 54.7Wh。明らかに多少重くても多いほうが良いので。
- ディスプレイ: 2560x1600。MacBookのRetina相当のPPIが確保されているが、Linuxデスクトップが非整数スケーリングに対応してない疑惑がある。
- 指紋センサー: あり。せっかくなので
これで18万いかないぐらい。ただしぼくはうっかり週末割引効いてないタイミングで買ってしまったので1万ぐらい損してる。ちくしょう。
Gen 2と比べるとCPUがRyzen 6000に上がってグラフィック性能が上がり、(LP)DDR5、PCIe Gen 4に対応してるのがグッとくるポイントっぽい。T14やT14sには4Kディスプレイがあるが流石にバッテリー持ちに影響しそうなので、2560x1600がバランスとれてるだろうということでX13を選択した。
あとイーサネット拡張アダプターが廃止された。RJ45がほしい場合はUSB-Cから繋げということらしい。LinuxだとWi-Fiがいきなり死ぬんじゃないかと思っているのでこの点ではT14が優れているかも。
ソフトウェアの選定方針としてはそれなりに新しくそれなりに安定しているものを使うという感じでいく。新しいもの好きだが人柱として時間を費やすのは勘弁というわがままなので。
LinuxディストリビューションはArch Linuxにした。Archのローリングリリースによってつねに新しいソフトウェアが手に入るという特徴はやはり魅力で、ArchWikiとかいうLinuxのだいたいすべてが載ってる最強のドキュメントの内容がそのまま使えるという点も強い。最近のUbuntuはSnapでFirefoxが破壊されたみたいな話ばかり聞くのでなんだかなあと思っている。CPUが強いからってなんでもかんでもソースからコンパイルして使おうという気にもならない。
Arch付属のpacmanのほかにNixを利用する。NixはmacOSでも動くのでそっちとCLI環境を合わせるために使うつもりで、Pacmanは主にシステム系やGUIある系のソフトウェアを入れるのに使うつもり。Nixはつらいところもあるが中毒性もある。
Wayland+タイル型でイキりたいのでとりあえずSwayにしてみる。趣味用なんでZoomみたいなソフトで画面共有することはなかろうという話。
届いた。USBブートしたがWi-Fiに接続したときDHCPでIPアドレスが降ってこないという問題にぶちあたった。Androidスマホのパーソナルホットスポットに接続して事なきを得る (得られてるのか?)。
timedatectl set-ntp true
で時刻を合わせる。
SSDがNVMeなのでArchをインストールするブロックデバイス名が /dev/sda
ではない (これはUSBメモリ)。基本的に /dev/nvme0n1
になっているはず。gdisk /dev/nvme0n1
して o
とか n
とかする。
フォーマット。mkfs.fat -F 32 /dev/nvme0n1p1
、mkfs.ext4 /dev/nvme0n1p2
。
マウント。mount /dev/nvme0n1p2 /mnt
、mount --mkdir /dev/nvme0n1p1 /mnt/boot
。
pacstrap /mnt base linux linux-firmware
ちゃんと最後まで記録しておけよな。
NixOS入れ直し