atamaplusで開発基盤に特化したチームを作った話
こんにちは atamaplusでエンジニアをしている安井です。
僕らは創業以来ユーザーが問題に感じていることや、生徒の基礎学力向上をサポートする機能を中心に優先順位をつけて、アジャイル開発を続けてきました。
昨年、新たに中長期的な技術課題を担う「開発基盤チーム」を立ち上げたのでご紹介させてください。
何故新しいチームを作ったの?
新チームを作る前も、スクラムでタスクに優先順位をつけて取り組んでいました。
ですが、長期的に取り組む必要がある技術課題やすぐに効果の見えづらいシステムの保守などに優先順位をつけづらいという問題がありました。
例えば、EOLまでまだ期間のあるライブラリのアップデートや、複雑化したシステムの疎結合化などです。
これらは社内外から要望が上がっている機能改善や、会社の戦略上必要な機能の開発と同じ基準で優先順位をつけることが困難でした。
そのため、有志が20%ルールでこなしたり、一定のリソースを毎週確保したりしましたが、コストがかかる開発は手をつけづらい状況が続いていました。
そこで、技術的な観点で優先順位をつけたいタスクのbacklogを担当する新しいチームが生まれました。
どんなチームなの?
弊社のチームはDEV2~4名とQA1名、UX1~2名という構成が多いですが、
プロダクトの機能変更をしない開発が多いため、UXのいないチームになりました。
また、他のチームのPOはUXやCS出身者が多いですが、POもDEVの経験があるメンバーに落ち着きました。
最初に新しいチームの存在意義を言語化し、全員で方向性を合わせました。
OKR(目標管理手法の一つ、「Objectives and Key Results」の略)も、3ヶ月でそれぞれが取り組むべきテーマを持ち寄って何に注力すべきかを議論して決めています。
既存システムよりも扱う範囲が広いなど困難な面もあります。
ですが、扱うテーマはプロダクト全体にとってクリティカルな物が多く、
解決策の検討から優先順位づけまで、自分達でできるので、非常にやり甲斐を感じられるチームです。
どんな仕事をしているの?
チームが発足してからは、ソフトウェアライフサイクルの健全化を進めたり、パフォーマンス計測を強化するための取り組みを行ったりしています。
今後の記事で具体的な話を詳しく書いていければと思います。
五周年記念イベントのLTでもチームについて紹介しておりますので、
よかったらこちらも見ていただければと思います。
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