atama plusエンジニア達の知識交流のご紹介〜2024夏版〜
こんにちは!atama plusのパンダ好きエンジニア@pandineerです。
今回は、2024夏版と称して、atama plus社内で行われているエンジニア達の技術交流活動である「devplus」についてご紹介します。
atama plusのエンジニアの活動を知ってもらうとともに、社内の技術交流を深めたいと思っている方に、1つのアプローチの事例紹介ができればと思います。
atama plusエンジニア達の知識交流会「devplus」
atama plusでは、毎週30分、「devplus」という名称でエンジニア達の知識交流の場を設けています。
内容は様々で、最近業務で実装したコードの話もあれば、ドメイン(教育領域)について最近調べたこと、最近読んで良かった本の紹介など、特に制限はありません。
発表形式も自由で、スライドをつくる人もいれば、簡単なドキュメントをベースに対話形式で進めたり、デモのような形で行う人もいます。
発表者は、「OOについて話して欲しい」と依頼を受けて話す人もいますし、「XXについて話したい!」と立候補する人も多いです。
「devplus」の歴史
devplus用のSlackチャンネルを遡ってみたところ、2017年8月17日に作られていました。atama plusの創業日が2017年4月3日なので、創業の4ヶ月後から、ずっと続いている活動です。
後から入社した人が過去の内容も見られるよう、あるタイミングからは録画もされるようになりました。
録画データをカウントしてみたところ、175個ありました。
発表準備が間に合わなかったり他のイベントに押されてスキップされることもありますが、安定して活動を継続できています。
具体的なテーマのご紹介
devplusで発表された具体的なテーマをいくつかご紹介します。
データ基盤移行の話
最近、atama plusのデータ基盤の移行が行われました。その詳細については、データ基盤を利用ユーザーへの影響(ほぼ)ゼロで移行した話という記事に記載されています。
また、過去も含めたデータ基盤の移行については、Findy Toolsさんにも3フェーズに分けて振り返る atama plus データアーキテクチャ変遷と題して掲載いただいています。
devplusでは、kumewataさんが、データ基盤を利用ユーザーへの影響(ほぼ)ゼロで移行した話の記事に記載されている内容について、社内向けにさらに詳しい情報を補足しながら、話してくれました。
データ基盤移行の話の発表の様子
今回はすでにオペレーションに組み込まれているデータ基盤の移行でしたが、丁寧な調査やステークホルダーとの事前調整や、技術的な工夫点(ストラングラーフィグパターンに近い方式を採用する、など)なども交えて紹介してくれて、みんな感謝しながら発表を聞いていました。
「学習eポータル標準モデル」を読む
学校周りのDXに興味がある@yugawalaさんが、最近の学校周りのDXの動向として「学習eポータル標準モデル」を調べてきたので、他の方がこの辺りについてさらに詳しく勉強していくとっかかりにしてもらいたい、と発表してくれました。
※『学習eポータルとは 学習eポータルは、GIGAスクール構想で整備された一人一台環境と高速ネットワークを活かし、ソフトウェア間の相互運用性を確立してユーザーにとっての操作性を向上させるとともに、教育データをより良く活用するために構想された、日本の初等中等教育向けのデジタル学習環境のコンセプトです。』ICT CONNECT21より)
@yugawalaさんは2022年新卒入社のエンジニアなのですが、3年目にして、自ら事業に関わるある領域について興味を持って自発的に調べ、それをまとめて共有してくれる、ということが、atama plusのエンジニアらしくて素敵な動きだな、と思います。
「「学習eポータル標準モデル」を読む」の発表の様子
発表では、具体的なデータ仕様などを交えて説明してくれました。
みんなエンジニアらしく、今のプロダクトに照らし合わせるとどうなるのかな、技術面でこの辺の仕様の詳細が気になる…、などのような話題で盛り上がりました!
発表終わりには、先輩エンジニアたちから勉強になりました!などの声が多数届いていました。
「「学習eポータル標準モデル」を読む」の発表への感想
「GitLabに学ぶ世界最先端のリモート組織のつくりかた」を読んで
私@pandineerはatama plusでマネジメント役割を担っています。また、こちらの記事でもご紹介した「ナレッジマネジメントギルド」にも所属しており、ナレッジマネジメントの改善にも取り組んでいます。
少し前の話になりますが、組織運営とナレッジマネジメントの観点で、なにか得られるものがあるかと思い、『GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ』という本を読みました。
atama plusでも活用できそうな示唆は多く、記事でご紹介した通りナレッジマネジメントギルドでも得られた示唆を活用しています。それ以外にも我々の活動をより良くできそうな示唆に富んでいたため、特に私が良いと思ったことをまとめて、devplusで共有しました。
「「GitLabに学ぶ世界最先端のリモート組織のつくりかた」を読んで」の発表の様子
発表当日は、もともとナレッジマネジメントギルド向けにまとめていた内容をベースに、Slackも利用してみんなでワイワイ話しながら進める形式を取りました。
「その施策いいね!」「その課題感確かにある…!」などなど、いろいろな感想やコメントが飛び交いました。
「「GitLabに学ぶ世界最先端のリモート組織のつくりかた」を読んで」の発表への感想
シリーズ「前職の思い出」
私@pandineerがatama plusにJoinしたときに、「atama plusは前職までと比べてこんなところがいいな」「ここは前職までの方がうまく仕組みが回っていたな」という点がいくつかありました。
そこで、自ら企画して、開発環境やプロセス、プラクティスなどの観点から、前職とatama plusのそれぞれ良いところや伸びしろを紹介しました。
無事発表は盛り上がり、私の入社以降は、新規にJoinする方には毎回お願いするようになりました(強制ではありません)。
「前職の思い出」の発表への感想
他社事例を聞いて自社の良いところや伸びしろを把握できたり、新規Joinメンバーのバックグラウンドを聞いて親睦を深められたりと、良いシリーズを作れたと自負しています。
さいごに
今回は、2024夏版と称して、atama plus社内で行われているエンジニア達の技術交流活動である「devplus」についてご紹介しました。
本記事ではごく一部のテーマをご紹介しましたが、atama plusでは技術・事業ドメイン・組織運営など色々なトピックについて自主的にインプットしたり、みんなに共有して議論する文化が根づいています。
最近の他のテーマとしては、新卒エンジニアがDevelopers Summitを視聴してきて感じたことや学んだことを共有してくれたり、以前紹介したギルドの1つAngular partyが、最近のAngularアップデートやその使い方をライブコーディングで紹介してくれたりしました。
記事執筆時点でも、すでに数週間先まで発表予定が埋まっています。
これからも色々な発表が聞けることを楽しみにしていますし、自分自身も定期的に発表していきたいなと思います。
最後に、現在atama plusでは多くの職種で採用を行なっております。
新しいサービスも立ち上がっているので一緒に盛り上げてくれる方、ぜひお話ししましょう!
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