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Unity初心者でも分かるNreal Lightの開発準備

2021/11/13に公開

Nreal Lightに興味を持ったけど、開発に必要なUnityを使い慣れていないという方のために解説していきます。

https://unity3d.com/jp/get-unity/download

もくじ

  • 環境開発
  • Android Studioのインストール
  • 推奨されているUnityのバージョンをダウンロード
  • 新規プロジェクトを作成
  • NRSDKのダウンロードとインポート
  • 環境設定
  • 環境変数のPathを通す
  • UnityにPathを通す

開発環境

Unity 2020.3.17f
NRSDK 1.6.0

https://nrealsdkdoc.readthedocs.io/en/v1.7.0/Docs/Unity_EN/Develop/Quickstart for Android.html

Android Studioのインストール

Nreal Light Dev KitのコンピューティングユニットまたはAndroidのスマートフォンに開発したNreal LightのアプリをインストールするにはAndroid Studioの機能であるAndroid Debug Bridge(以降adbと記載)の使用が推奨されています。

インストールされていない方は以下のリンク先からAndroid Studioをインストールしてください。

https://developer.android.com/studio?hl=ja

手順に沿ってインストールが完了したら、Anroid Studioの画面右下のCofigure → SDK managerを選択してください。

ウィンドウが表示されるので画面中央上部にあるSDK tooolsのタブを選択してAndroid SDK Platform-ToolsとGoogle USB Driverにチェックを入れて、OKを押してください。

また、SDK Platformsのタブで必要なAndroidのバージョンもインストールしておきましょう。

NRSDK 1.6.0ではAndroid 8.0 (Oreo)以上が推奨されています。

ウィンドウ上部のAndroid SDK Locationが各種インストールされる場所のPathです。

このPathは後ほどadbを使用できるようにするために環境変数およびUnityにPathを通す際に参照します。

推奨されているUnityのバージョンをダウンロード

UnityHubを起動して左にあるメニューのリストからインストールを選択。

右上にあるインストールをクリックするとウィンドウが表示されるのでダウンロードしたいUnityのバージョンを選択。

もし過去のNRSDKをお持ちで、そのNRSDKで推奨されているUnityのバージョンが見つからなければ同ウインドウの上にあるダウンロードアーカイブから過去のバージョンを参照することができます。

探しているバージョンを見つけたら黄緑色のUnity HubをクリックしてダウンロードすることでUnity Hubに追加できます。

新規プロジェクトを作成

推奨されているUnityのバージョンをダウンロードしたらUnityHubの左にあるメニューのリストからプロジェクトをクリック。

右上にある新規作成ボタンの右側にある矢印をクリックするとダウンロードしたバージョンのプルダウンが表示されるので先ほどダウンロードしたバージョンを選択してください。

ウィンドウが表示されるので3Dを選択してプロジェクトの名前を付けましょう。

ここではHandTrackingにしました。

プロジェクトの保存先を設定したら作成をクリックしてください。

しばらく待つとUnityエディターの画面が表示されます。

NRSDKのダウンロードとインポート

Unityエディター上部にあるメニューバーからFile → Build Settingを選択。

表示されたウィンドウの左側にあるAndroidを選択して右下のSwitch Platformをクリック。

処理が終わったら以下のリンク先からNreal Developerに登録、ログインしてNRSDKをダウンロードしてください。

https://developer.nreal.ai/download

ダウンロードしたNRSDKをUnityエディターの下部、Projectウィンドウにドラッグ&ドロップしてください。

下記画像のウィンドウが表示されるのでImportをクリックしてください。

インポートが完了すると続けて別のウインドウが表示されるのでFixの表示があれば全てのFixをクリックして最後にClose Windowをクリックします。

環境設定

Build Settingのウィンドウに戻って左下のPlayerSettingsをクリック。

表示されたウィンドウの設定が以下と同じ設定になっているかを確認して、なっていない部分は同じ設定にする。

各種項目 設定内容
Player → Other Settings → Api Comptibility Leve .NET 4.x
Player → Resolution and Presentation → Default Orientation Portrait
Player → Other Settings → Auto Graphics API チェックを外す
Player → Other Settings → Graphics APIs OpenGLES3 ※Vulkanがある場合は - をクリックして削除
Player → Other Settings → Package Name com.組織名.アプリ名
Player → Other Settings → Minimum API Level Android 8.0 or これ以上のバージョン
Player → Other Settings → Target API Level Android 8.0 or これ以上のバージョン
Player → Other Settings → Write Permission External(SDCard)
Quality → V Sync Count Don't Sync

環境変数にPathを通す

Windowsタスクバーの検索欄から『環境変数』と検索してシステム環境変数の編集を選択してください。

システムのプロパティというウィンドウが表示されるので下にある環境変数をクリック。

システム環境編集(S)の一覧からPathを選択して編集をクリック。

新しく開かれたウィンドウの右上にある新規をクリックしてAndroid SDK Platform-Toolsをインストールした場所のPathを空欄に入力。[1]

入力できたらOKをクリック。

UnityにPathを通す

Unityエディター上部にあるメニューバーからEdit → Preferencesをクリック。

表示されたウィンドウの左側からExternal Toolsを選択して右側でAndroid SDK Tools Installed with Unityのチェックを外してAndroid SDK Platform-Toolsをインストールした場所のPathを入力。[2]

これで開発したNreal LightのアプリをNreal Light Dev KitのコンピューティングユニットまたはAndroidのスマートホンにインストールできるようになります。[3]

脚注
  1. Anroid Studioの画面右下のCofigure → SDK managerを選択後、表示されるウィンドウ上部のAndroid SDK LocationがAndroid SDK Platform-Toolsをインストールした場所のPathです。 ↩︎

  2. 脚注1.と同じです。 ↩︎

  3. Android StudioをインストールしていなくてもUnityのAndroid Build SupportとAndroid SDK & NDK Toolsのモジュールが追加されていればBuild And Runでアプリのインストールはできますが、インストール後に自動でアプリが開かれてもnrealのグラスが認識されずにエラーになるのでアプリを閉じて再度開く必要があります。 ↩︎

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