Closed6
Azure CDNの概要を見てみた
ピン留めされたアイテム
はじめに
Azure CDNについて調べる機会があったので、そのメモとして作成。
書く人のバックグラウンド
- Azure CDNは初めて
- まずは仕様について調査段階
- AWSのCloudFrontはさわったことがある
- CDNの概念の理解はあるが、それ自体や設定にはあまり詳しくない
参考(随時更新)
大変参考になりました。ありがとうございます。
構築に必要なもの
- Azureサブスクリプション
- CDNプロファイル
- CDNエンドポイント
CDNプロファイルが複数のCDNエンドポイントをまとめている
CDNエンドポイントは、コンテンツ配信動作とアクセスを管理している。
価格
これは見てもらった方が早そう。
通信・転送量と、オリジンのストレージ量か。リクエスト回数ごとの課金はなさそう。
Azure CDNの種類
現状以下4種類がGA。種類が多い。
- Azure CDN Standard from Microsoft (Standard Microsoft)
- Azure CDN Standard from Akamai (Standard Akamai)
- Azure CDN Standard from Verizon (Standard Verizon)
- Azure CDN Premium from Verizon (Premium Verizon)
キャッシュ無料化
用途
一度キャッシュしたコンテンツを無効化したい場合として、
- 誤った画像を上げてしまった場合、すぐに差し替え・削除したい
- TTLが長すぎる
など。
世界各地のエッジサーバーからのキャッシュを削除するわけなので、手間がかかる。なるほど。
操作自体は無料とのこと。
時間
Azure CDNの場合種類によるが、数分(10分以内)。
Standard Akamaiの場合、無効化時にワイルドカード指定ができず、
複数無効化する場合は画像などのデータを1つ1つ無効化する必要がある。
NW周り
HTTPS化
Standard Akamaiの場合、独自証明書によるHTTPS化ができず、Let’s Encryptの証明書が必要。
他は、Azure Key Vaultに証明書をアップロードすればいい。
Azure CDNで利用されているIP
Standard Akamai以外は公開されている。
主にできるキャッシュ制御
オリジン
- ストレージ:Azure Storage用
- クラウド サービス:Azure Cloud Services用
- Webアプリ:Azure Web Apps用
- カスタムの配信元:パブリックにアクセスできる配信元の任意のWebサーバー用。後ろにAzure App GWや VMなんかを置く場合か
最適化
CDNの種類に応じて様々な最適化パターンが存在する。
最適化 | Standard Microsoft | Standard Akamai | Standard Verizon | Premium Verizon |
---|---|---|---|---|
一般的な Web 配信 | ○ | ○ | ○ | ○ |
動的サイト アクセラレーション | ○ | ○ | ○ | |
メディアストリーミング系(一般的、ビデオ オン デマンド | ○ | |||
大きなファイルのダウンロード | ○ |
クエリ文字列
デフォルトではクエリ文字列は無視される。
クエリ文字列もみて一意のURLをすべてキャッシュする動作なども可能
証明書
独自証明書については前述の通りだが、追加コストなしてカスタムドメインに対するSSL証明書を有効化できる。
証明書の取得や更新が不要で非常に便利そう。
※※いったんここまで。他、詳しくわかり次第追記予定
このスクラップは2021/03/29にクローズされました