中国産生成AI「Kimi AI」に見積書データをくわせてみた
記事概要
月之暗面科技有限公司(Moonshot AI)が運営する、中国の生成AI「Kimi AI」に見積書データを読ませて、簡単な統計をしてみました。
中国産生成AIの活用研究会では、いろいろな側面で日系企業での活用を模索しています。
こんなことができるか知りたい。話を聞いてみたいという方がおみえでしたら、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
アップロードした情報が学習に使われるかを確認
Kimi AIが日本語対応しているのは 以前の記事 で、確認済みです。
見積書データをアップロードするにあたって、それが学習データに使用されるかどうかを、まずKimiに聞いてみます。
Kimiにアップロードした情報は学習データには使用されないとのこと。ただし、特定の状況下において、ユーザーの同意を得たうえで、データの一部を分析して、サービスの改善・機能の向上に役立てることがあるとのこと。一応大丈夫そうですが、規約をきちんと読み込んだわけではないので、機密情報は完全に省いた形でエクセルファイルをアップロードしてみます。
エクセル準備
こんな感じのエクセルです。
約1,300件の見積もりダミーデータです。
Kimiに読ませる
クリップのマークからファイルをアップロードします。
色々なファイルに対応していますね。
こんな感じで、ファイルがチャット欄の下に固定されます。
全行読み込めているか確認してみます。
最初の行と最終行を認識できていますね。
状態別の件数表を作ってもらいます
表にはしてくれるんですが、件数が足りませんね。指示の仕方が悪いでしょうか。
総件数を聞いてみましたが、こちらも合いません。
なにかデータを読み込ませるコツがあるのかもしれませんね。
年別の件数も聞いてみます。
やはり全件数は出てきませんね。何かしら上限を設けているのかもしれません。
まとめ
エクセルを読み込ませた統計は、思った通りの結果がでませんでしたが、大規模言語モデルなので、自然言語処理系の方が強いかもしれませんね。いろいろと触りながら中国AIの得意な分野を模索していきたいと思います。
執筆担当:開発担当(エンジニア)
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