【ストラテジ】応用情報:令和6年秋期(午前:問77)限界利益/損益分岐点
今回もストラテジ系だが
前回までとは違い、損益に関わる話だったり、計算が必要だったりします。
ようやく本当にストラテジっぽくなってきました。
もしかしたら簿記みたいとも言えるかもしれません。
今回のサンプル
今回もこちらの過去問を使い、解説をします。
※出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問題冊子
残念ながら
この問題は、普段から経営や経理に関わったりしているか、試験対策をやっているかしていないと難しいと思います。
しかし今のご時世なら、もしかしたらYouTubeで経営者の登竜門のようなチャンネルを観ていると、分かったりするかもしれません。
解き方
まず、この問題は『消去法』が有効だと個人的には思います。
設問は『A社の特徴を』尋ねているので「B社に比べてA社はこうだ!」という観点で見ていきます。
すぐ分かるものは?
固定費は売上に関わらず定額で発生する費用です。
一方、変動費は、売上原価など『販売数に比例』する費用です(興味がある方は簿記を勉強しましょう)
A社はB社より固定費が4倍も高い!!
不況で両社の利益がガクッと減ったら、マイナスに陥りやすいのはむしろA社ですね。
限界利益
これは計算式(というか損益の考え方)を知っている必要がありますが、逆をいえば『知っていればすぐ分かる』ことです。
この機会にぜひ、覚えておきましょう。
損益分岐点
これは限界利益よりは複雑ですが、掘り下げて考えると『他人に説明するのが楽しく』なります。
答えが導けた
ということで、正解は『ア』です。
結局は変動費率の話なのかな?と思います。
- 変動費率=変動費÷売上高
とはいえ、固定費がそれぞれどれくらいなのか? を考慮した方が良いと思いましたので、今回のような消去法で良いのかなとは思います。
さいごに
この手の損益に関する内容は、実は午後試験でも役に立ちます。
実際に表の穴埋めで、計算させて数値を書かせる問題も出題されています。
もし、午後試験で問2:経営戦略を選択する予定の方は、今回の内容を押さえておくことをおすすめします。
では、今回は以上です。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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