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【ストラテジ】応用情報:令和6年秋期(午前:問73)製造業/正味所要量
今回もストラテジ系だが
前回は経営と損益に関する内容でしたが、今回は製造現場における必要な所要量です。
つまり、本当に計算がメインとなる問題と言えます。
今回のサンプル
今回もこちらの過去問を使い、解説をします。
※出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問題冊子
問われていること
部品bの必要な個数を求めれば良いのです。
他の部分は、そのための条件だと考えます。
解き方
ご自身が実際に現場監督や作業員になったつもりでイメージしてみましょう。
作ってあるものを出荷
まず製品Aを製造する前に、既に完成された在庫を確認します。
出来上がっているものから出荷対象とします。
これにより「あといくつ作る必要があるのか?」を決めることが出来ます。
Aを200個作るには?
Aを作るために必要な部品は?・・・
- 部品a:Aが1つあたり3個必要 × Aを200個作る = 600個必要
- 部品b:Aが1つあたり2個必要 × Aを200個作る = 400個必要
部品の在庫をAの製造に補充すると・・・
- 部品a:Aを200個作るのに600個必要 - 在庫100個 = あと500個
- 部品b:Aを200個作るのに400個必要 - 在庫300個 = あと100個
1次確定
先程の計算から、bはまず100個は確実に必要であることが分かりました。
しかし、製品Aを200個製造し切るにはまだ足りません。
部品aを500個作るには?
同じように必要な量を計算します。
在庫は使い切っているので、先程までとは異なり在庫の引き算は不要です。
2次確定
と、いうことで部品aを500個作るには、bは500個必要であることが分かりました。
最終確定
1次と2次を足すと、100個+500個=600個となります。
正解は『イ』です。
結論
計算の過程はやや面倒ですが、理屈が分かっていれば難しく感じない問題かなと思います。
やはり過去問で慣れておく内容です。
ちなみに、PDFに書き込んだ画像では分かり辛いという方は、よろしければ私が手書きで解いた時のメモをご参照ください。
では、今回は以上です。
おそらく次回は、別のテーマになると思います。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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