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内製開発Summit 2025に登壇してきました(その2)

に公開

はじめに

私も、去る2025年2月27日(木)に、内製開発Summit2025というカンファレンスにイオンスマートテクノロジー(以下AST)として堀内さんと登壇してきました。
(堀内さんのブログはこちらです)
https://zenn.dev/aeonpeople/articles/8e8d1216e1f080

話してきた内容

「2年間で内製化率0%→95%を達成したイオンスマートテクノロジーの内製化組織の作り方」と題し、エンジニアパートとスクラムマスターパートの2部構成のうち私はスクラムマスターパートを担当しました。
※全スライドはSpeaker Deckに公開しています

自己紹介


前職ではとにかく支援しかできなかったので、現場のスクラムマスターとしてチャレンジしたいという思いからASTに転職してきたことと、本当にゼロ(何もなかったところ)から始めたことをお話ししてきました。

趣味は野球観戦で、仕事帰りにZOZOマリンに行けます!とお話ししたところ、ロッテファンの方からお声掛け頂けました!!

事前準備~登壇後までで感じたこと

とにかく話せそうな内容が盛りだくさん&登壇時間も長そうで短い

登壇のお話を頂いたのが2024年の年末頃でしたが、とにかく何を話すかを堀内さんと二人で悩みました(二人とも人生初登壇でしたのでw)。「年末年始休みに考えてみて、二人で持ち寄ろう」と話して、年明けへ。1月末位に持ち寄った結果をパワポに落としてみたところ、130枚オーバー。ひとり一人のパートで40分を使い切りそうな文量になったのが驚きでした(それだけ話したいことがあったということですね)。

やっぱり時間オーバー

最終的には登壇資料を90枚位にしました&リハーサルでは時間内に終えられていましたが、本番ではやっぱり時間オーバーしてしまいました。初めての登壇で緊張していたのと、丁寧に説明したい部分はどうしても長くなってしまったというところだと思います。それでも最終的には2分位のオーバー(だったかと思います)で無事終えられました。

登壇を終えて聞いてくださった方から

多くの方に聞いて頂けました。社内からも10名位の方が応援に駆けつけてくれましたし、前職の方や自身のアジャイルの師匠(的な方)にも聞いて頂けましたこと、本当にありがたかったです。Ask the Speakerでも、多くの方から登壇内容について勉強になったと言って頂けましたし、ASTについて興味を持ってくださった方もいらっしゃいました。

登壇で話せたけど改めて伝えたいこと

「しっかりやること」の大切さ

アジャイル開発(スクラム)導入においては「しっかりやること」の大切さを説明しました。一見普通のことなのですがそれが難しい。そして「しっかり」とは何かを説明できないと、しっかりではなくなるなという。。。同僚からの「(翁長の)持ち味は(スクラムの)原理原則から外れないところ」のお言葉を「しっかり」に当てはめてみるとしっくりきました。




「しっかり」ばかりやなぁ~

最初が肝心

これは、2024年に受講したCSPO研修で、CSTの江端(Ebacky)さんにも教えられた内容もお借りしました。「1番目(最初)のモノ・コトは2番目以降の前提になるものであり、影響度合いも大きく2番目以降のものと考え方も違う」ということで、スクラム導入においては、如何に最初の段階で定めておくことが大切かということを説明しました。

LeSS導入は出来過ぎ感はあるも

そして、スクラムチームのスケール化(1チーム⇒2チ―ム⇒3チーム)については、時間の関係上さらっとお話しをしてしまいました(正味2スライド)。チームを3つにするということ自体は実現できていますが、大小さまざまな課題は今もありますし、またスケール化によるアウトカムがどれだけ得られるかについては、むしろこれからのコト(次回以降にお話しできる内容かも)と思っているところです。

統合バックログ裏話

統合バックログの仕組み化に至るまでの背景・課題から運用開始・定着までの内容を説明しました。ようやくここまで進められたという感慨深い?ものではありますが、こんなこともありましたw

・『「私の要件が一番」ビーム』を共感してもらえる方が社内・社外共多かったこと
・優先順位を決めることは黒船(もしくは過激派)のような存在であること
・優先順位が決まることは都合の悪くなるヒトが意外に多いこと

数値が語ること

内製化比率を引き上げることで得られた数値について説明しました。それぞれ泣き所だった障害件数とストア評価変化についてお見せできたのは良かったです。まだまだストア評価については伸びしろがあるので、スケール化によるアウトカムの一つとして計測していければと思っています。

登壇で話せなかったこと

時間の都合上、本編としては話せなかったのですが、お伝えしたかった内容を登壇資料のAppendixとして掲載した内容について記載していますので、ご興味ありましたらご覧頂ければと思います。

フォローアップトレーニング

初期トレーニングを実施するだけでは、忘れてしまうこと&スクラムに関する知識は定着しないこともあり、導入判年位のタイミングで週次でのフォローアップトレーニングを実施しました。本番業務優先でしたのでスキップすることもありましたが、7~8ヶ月位かけてひととおり終えています(カリキュラムは以下です)。
また、学びの効果測定として、チームメンバー全員に「アジャイルソフトウェア開発技術者検定(Lv1)」を受験してもらい、見事全員合格しました!

1.アジャイルマインドの向上(ワークショップ形式)
2.スクラムをしっかりと理解する(問題形式)
3.ユーザストーリを会得する(ワークショップ形式)
4.相対見積り(ワークショップ形式)
5.優先順位に基づいた活動(ワークショップ形式)
6.自己組織化に向けて(ワークショップ形式)
7.継続すること(ワークショップ形式)

スクラムマスター三選

アジャイル開発(スクラム)を導入するにあたり、スクラムマスターをどうしようか?と考えられている方へのちょっとしたChipsとして掲載しています。
あくまで私見ですので、ご参考程度にして頂ければと思います。

1.スクラムマスターの育成(内製スクラムマスター)、について
2.スクラムマスターを専任とするか、について
3.スクラムマスターの採用、について


終えてみての学びとふりかえり

お話を頂いた当初はかなり戸惑いましたが、とにかく良き学びの場でした。準備からこのブログの作成まで、自身の手が遅くて時間はかかってしまいましたが、充実した時間を過ごせたと思っています。
ふりかえりとしては、色々なことを詰め込み過ぎた感はありましたので、仮に機会がありましたらもう少し厳選してお話しできればと思います。
最後に、お誘い頂いた内製開発Summitの関係者や、きっかけを頂いた齋藤さん、何よりも一緒に登壇してくれた堀内さんには「感謝」しかありません!ありがとうございました!!

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