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内製開発Summit 2025に登壇してきました

2025/03/07に公開

内製開発Summit 2025とは

去る2025年2月27日(木)にファインディさんからお誘いいただきまして、内製開発Summit2025というカンファレンスにイオンスマートテクノロジー(以下AST)として登壇してきました。
カンファレンスのコンセプトは下記になります。

デジタル技術の急速な進化により、あらゆるビジネスにソフトウェアが組み込まれ、企業を取り巻く競争環境の変化が圧倒的なスピードで進んでいます。

この激しい競争環境を勝ち抜くため、外部に委託していた開発業務を内製化し、ビジネスアジリティを向上させようとする企業が年々増加しています。しかし、内製化には技術的な課題だけでなく、各社独自の様々な課題があり、一筋縄では進められません。

本カンファレンスでは「内製開発における各社のリアルを知る」をテーマに、ご登壇者の方々から内製化推進の全体像から具体的な取り組みまでをお話しいただきます。これにより、各社に適した内製開発のあり方を再考し、自社の取り組みに活かしていただくことを目指しています。

※本サイトからの転載

https://inhouse-dev-summit.findy-tools.io/2025

当日の様子は上記イベントページにダイジェストムービーが公開されているのでそちらをご覧ください。
緊張のあまりマイクをアイドル握りして必死に喋っているのが私です。

どんなことを話してきたのか

2年間で内製化率0%→95%を達成したイオンスマートテクノロジーの内製化組織の作り方」と題し、エンジニアパートとスクラムマスターパートの2部構成のうち私はエンジニアパートを担当しました。
せっかくなのでブログでも登壇内容の要旨や当日話損ねてしまった内容などを補記しつつ紹介してみたいと思います!

全スライドはSpeaker Deckに公開していますので、興味ありましたらぜひ。

https://speakerdeck.com/aeonpeople/in-house-development-summit-ast

自己紹介

10年間受託のWEB制作に携わった後、2016年にASTの前進となるイオンドットコムに内製開発組織立ち上げのために入社したものの、当時は残念ながら立ち上げた組織が空中分解していく過程を経験。イオンドットコム退職後1社を経て、再度内製開発組織立ち上げのためにASTに出戻ったという話をしました。

40歳なのにずっとガンダムの話してるの

登壇内容を社内レビューした際に「アイスブレイクのために趣味について触れるべし」とフィードバックもらいまして、趣味のガンプラについて話しました。

「ジークアクス観たけど社内で感想を言い合える相手がいなくて寂しいんだ」と謎の寂しいんだアピールもしちゃったのですが、ガンダム好きの方々がAsk the Speakerや懇親会でお声がけしてくれたので言っておいてよかったな(笑)

内製開発ことはじめ


外部に委託して初期開発&その後1年間運用したアプリの内製開発スタート時のお話をしました。

初期開発時に開発会社に対して品質についての要求をできなかったことで、いざ内製開発を行った際に仕様の把握やコードリーディングについてのつらみがたくさんあったんだってことを説明しています。

コードの品質について話すとどうしても書いた会社や個人を責めるようなニュアンスが出てしまいますが、こちらとしてはそういう意図は全く無く、「適切な期待値調整や要求が出来なかった発注側であるASTに問題があったよ」ということをお伝えしたかったのでした。

何故発注側のASTに問題があったのか、それは体制の中にエンジニアがおらず開発面をリードすることができなかったから。
初期開発時の座組を紹介してセクション1は終わります。

失敗から学ぶ理想の内製開発の始め方


どうすれば外部で初期開発したアプリを引き継いで内製開発をスムーズに始められたのだろうか?失敗から学んだことをこれから内製開発に挑む会社さまへお伝えしたい内容をまとめたセクションです。


ずばりテックリードは不可欠
そしてテックリードが責任を担うべき役割

  • 技術選定
  • 品質定義
  • 発注先選定
  • 受け入れ

内製開発開始時にドキュメントや環境が無かったら後追いでもよいので作りましょう。

このセクションの内容が一番お伝えしたかったものだったので、時間をとって厚めに説明できたかなと思います。

AST流内製チームビルディング

チームビルディングの話をする前に、どうして内製開発するんだっけ?という部分に触れています。
委託開発ではコントロールできないものをコントロールするための打ち手としての内製開発ですよねと。

登壇時には触れられませんでしたが、内製開発でコントロールしたい理由はもちろんビジネス上の問題を解消するためです。内製開発することが目的になってしまうと、内製開発できた結果何がうれしいんだっけ?というポイントがよくわからなくなってしまうので要注意です。

心理的安全性を高めることがチームのパフォーマンスを上げる秘訣ということで、ドラッカー風エクササイズやオフラインでのチームビルディングイベントを実施したお話をしました。

内製開発チームの現在地とこれから

リソース効率に倒した開発プロセスを採用しているが、アウトプットの最大化にはまだまだ改善点がある状況を共有。そして今後はリソース効率を磨き込みアウトプットを最大化していくのではなく、フロー効率に倒して小さく早く価値提供を行うスタイルに変えていきたいという話です。

フロー効率に倒すためにはモノリシックなアプリの構成がボトルネックになっているため、課題解決のためにリアーキを進めていることを最後にお話して締めとなりました。

登壇してみてどうだったか

どんな発表内容にしようか考えたり、スライドを作ったり、発表の練習したり、と実は準備に2ヶ月以上費やしたりしてました。そして本番はめっちゃ緊張しました・・・!

準備は大変だったけど、結果的にとても充実した楽しい時間を過ごせました。
内製開発Summit 2026が開催されるならまた参加したいです!
改めて今回はこのような素晴らしいカンファレンスにお誘いいただきありがとうございました!!

自分たちの仕事を振り返る

まず2年間の内製開発の歩みとこれからについて自分の中でしっかりと棚卸しできたことはとても意義がありました。

そしてこのようにアウトプットすることで、社内外からフィードバックをもらえるので、大きな学びに繋がります。

これからもアウトプットから得られるフィードバックを元に改善につなげるサイクルを続けていきたいですね。

悩みを共有する

懇親会では多くの企業さまと意見交換をすることができました。そしてどの会社も同じような悩みを抱えていることがわかりました。
自社だけの問題ではなく、業界全体の問題として捉えることで、様々なアプローチでの解決方法が検討できるのではないかと感じました。
機会があれば今後も内製開発に挑むみなさんと意見交換をしていきたいと考えています。

仕事以外のことも共有する

自己紹介時に「ジークアクスの話したい」と言ったことが奏功し、みなさん懇親会でガンダムのお話を振ってくれてめちゃくちゃうれしかったです!

久しぶりに家族以外の人とガンダムの話ができて楽しかったな〜。

ASTでは一緒に働く仲間を絶賛募集中です。

ASTでは一緒に働く仲間を絶賛募集中です。
AEON TECH HUBにて開発組織の取り組みなどさまざまな情報を発信していますので、ぜひご覧になってください。

https://engineer-recruiting.aeon.info/aeon-tech-hub

そして、もし興味もっていただけたら雑談レベルでも全く問題ないので、まずはカジュアル面談で色々とお話しましょう〜!

▼カジュアル面談申し込みフォーム
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