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Claude MCPでObsidian活用 (Windows)

2024/12/04に公開

はじめに

MCP(Model Context Protocol)界隈でObsidianが注目を集めています。
今回MCPを活用してClaudeで整理した情報をマークダウン形式で出力してObsidianで表示してみようと思います。

MCPとは

先日下記2つの記事を投稿しました。
MCPについてぜひ参考にしてみてください!
https://zenn.dev/acntechjp/articles/483747f8e89ad8
https://zenn.dev/acntechjp/articles/6410534f739c78

Obsidianとは

Obsidianは、個人のナレッジベース管理とノート作成のための多機能なマークダウンエディタです。
Notionと似ているのですが、NotionはCloud上で管理するのに対して、Obsidianはローカル上で管理できInternetに繋げなくても利用することができます。(Cloud経由で複数端末と同期するオプションもあります。)
いくつか特徴があり、まとめてみます。

基本機能

ローカルストレージ: データは完全にローカルに保存され、外部サーバーに依存しないため、セキュリティとプライバシーが確保されます。

  • Markdown対応: 効率的なメモ作成が可能で、簡単にエクスポートや他アプリへの移行もできます。
  • 内部リンク: ノート同士をリンクで結びつけることができ、関連する情報を簡単に参照できます。
  • グラフビュー: ノート間の関係をインタラクティブなグラフで視覚化します6。

拡張機能

  • プラグイン: 公式プラグインやコミュニティ製のプラグインを追加することで、機能を拡張できます。
  • CSSカスタマイズ: インターフェースのデザインを自分好みに調整できます。

特徴的な機能

  • バックリンク: 他のページからのリンクや関連する記述を自動的に表示します。
  • 埋め込み表示: 他のノートの内容を現在のノート内に埋め込んで表示できます。
  • 柔軟なレイアウト: 複数のページを自由にレイアウトして表示できます。

Obsidianは、個人の情報管理やアイデアの整理に役立つツールとして注目されています。シンプルな使い方から高度なカスタマイズまで幅広く対応し、ユーザーのニーズに合わせた柔軟な運用が可能です。

Claudeからマークダウンをファイル出力

NotionとObsidianの違いをClaudeに聞いてみましょう。
そのうえで表形式のマークダウン出力をしてもらいます。
出力した情報はMCPを使ってPCにファイル出力してもらいます。
出力先はObsidianのデータフォルダを指定しています。

プロンプト
NotionとObsidianの違い5つの観点で整理して表にまとめてください。まとめた表はマークダウン形式にしてfilesystemで出力してください。

実際の動きはこんなかんじになります。

出力されたマークダウンはこんなかんじになります。

出力されたマークダウン
| 観点 | Notion | Obsidian |
|------|---------|-----------|
| データ保存 | クラウドベース。インターネット接続が必要 | ローカルのMarkdownファイル。オフラインで完全に機能 |
| カスタマイズ性 | テンプレートやデータベース機能が豊富だが、UIのカスタマイズは限定的 | プラグインシステムによる高度なカスタマイズが可能。テーマも自由に変更可能 |
| 共同作業 | 優れた共有・コラボレーション機能。リアルタイム編集が可能 | 基本的に個人用。共有には外部サービスやGitが必要 |
| 料金体系 | フリープランあり。高度な機能は有料。チーム利用は月額課金 | 基本機能は永久無料。同期機能のみ有料オプション |
| 学習曲線 | 直感的なUIで初心者でも使いやすい | マークダウンの知識が必要。カスタマイズには学習が必要 |

Obsidianで表示

出力されたマークダウンをObsidianで表示してみましょう。
このようにきれいに表形式で表示されます。

おまけ SVGもObsidianで表示可能

以前、ClaudeのArtifactsが話題になったときに、アートな表現を出力するのがはやりました。
たとえば、こんなプロンプトでアートな表現ができます。

プロンプト
Canvasで宇宙をテーマとした動くアートを作成して

実際に出力されたアートがこちら。

これをMCPでファイル出力してObsidianで管理することもできます。

プロンプト
これをマークダウンで出力できる?
プロンプト
これをfilesystemでファイル出力して

Obsidianで表示されるものがこちら。
いいかんじですね♪

さいごに

いかがでしたか。
いま注目されているMCPですが、Obsidianとかなり相性が良さそうです!
直近、Claudeで調べたり、アイディア出しした内容をマークダウンでPCに保存してObsidianで知識管理する活用ができそうですね!

Accenture Japan (有志)

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