2025 Japan AWS All Certifications Engineers のクライテリアを達成したので振り返ってみる
はじめに
先日、2024年に新規追加されたAWS認定試験3種(AWS Certified AI Practitioner、AWS Certified Data Engineer – Associate、AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate)に合格し、2025 Japan AWS All Certifications Engineersのクライテリアを無事達成することが出来ました。
本記事では、Japan AWS All Certifications Engineersに興味がある方、挑戦しようと思っている方に向けて、2025年のクライテリアの紹介と、そのクライテリアを達成するために私が実施したことを振り返りながらご紹介します。
Japan AWS All Certifications Engineersとは
Japan AWS All Certifications Engineersとは、AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属し、「AWS認定資格を全て保持している」 AWSエンジニアを対象にした表彰プログラムです。
毎年2-3月に申し込みを受け付けており、同年6月頃にAWS JAPAN APN ブログでその年の受賞者が発表されます。
【昨年の例】2024 Japan AWS All Certifications Engineers の発表
上記の昨年の例のように、Japan AWS All Certifications Engineersに選出されると、会社名と個人名が公表されるため、社内外に対するプレゼンスの向上に大きく影響します。
また受賞者は、通例としてAWS主催で行われるAWSパートナー向けテクニカルセッションの優先参加権と副賞を受け取ることができます。
2025 Japan AWS All Certifications Engineersのクライテリア
公式アナウンスで公開されたように、2025 Japan AWS All Certifications Engineersとして選出されるためには、以下12種のAWS認定資格を保持している必要があります。
認定名 | 新規追加 | |
---|---|---|
1 | AWS Certified Cloud Practitioner | - |
2 | AWS Certified AI Practitioner | 〇 |
3 | AWS Certified Solutions Architect – Associate | - |
4 | AWS Certified SysOps Administrator – Associate | - |
5 | AWS Certified Developer – Associate | - |
6 | AWS Certified Data Engineer – Associate | 〇 |
7 | AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate | 〇 |
8 | AWS Certified Solutions Architect – Professional | - |
9 | AWS Certified DevOps Engineer – Professional | - |
10 | AWS Certified Security – Specialty | - |
11 | AWS Certified Machine Learning – Specialty | - |
12 | AWS Certified Advanced Networking – Specialty | - |
12種、という件数自体は昨年2024年から変更はありませんが、2024年4月に廃止された3種のAWS認定試験(Data Analytics – Specialty、Database – Specialty、SAP on AWS – Specialty)の代わりに、同年に新規追加された3種のAWS認定試験(上表〇印参照)を新たに取得することが求められています。
クライテリア達成までのスケジュール
私の場合、既存の保有資格に有効期限が迫っているものが無かったので、今期は新規追加された3種のAWS認定資格に合格すればクライテリアを達成できる状況でした。
動き出しが12月で少し出遅れたため、それぞれ以下のように対策期間を設け、2024年内にすべて受験し終えるように少しタイト目なスケジュール感で対策を行いました。
認定名 | 対策期間 | 勉強時間合計 |
---|---|---|
AWS Certified AI Practitioner | 1週間 | 10時間 |
AWS Certified Data Engineer – Associate | 1週間 | 15時間 |
AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate | 1週間 | 30時間 |
対策期間はいずれも1週間ですが、試験のレベルや内容に応じて1日の勉強時間を変えています。
私はMachine Learningの分野に苦手意識があったため(Machine Learning – Specialtyに合格するのにも苦労していました)、他の2種と比較して時間を多く確保しました。
各試験の対策方法
ここからは、今回受験した3種の認定試験について、私が利用した学習リソースをご紹介します。
今回はすべてUdemyで対策を行いました。
全体を通した方針として、まず講義動画を倍速で視聴した後に、模擬試験を行うことで試験をより具体的にイメージするとともに、知識の定着化を図っています。
AWS Certified AI Practitioner
- 講義動画:[NEW] Ultimate AWS Certified AI Practitioner AIF-C01
- 模擬試験:[Practice Exams] AWS Certified AI Practitioner - AIF-C01
AWS Certified Data Engineer – Associate
- 講義動画:AWS認定Data Engineer Associate(DEA-C01)試験 対策トレーニング
- 模擬試験:Practice Exams | AWS Certified Data Engineer - Associate
AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate
注意:AWS Certified Machine Learning Engineer – Associateの対策ではハンズオン講義の動画を元に学習を進めましたが、機械学習というトピックの特性(大量のデータを扱う、高スペックのマシンを扱う、等)上、ハンズオンを行うと多額の費用が発生する可能性があります。もちろんハンズオンを実施した方がイメージはつかみやすくなりますが、ハンズオンは実施せずに動画の視聴だけに留め、内容をしっかり理解すれば認定試験の合格は可能なので、ハンズオン実施有無については事前によくご検討ください。
- 講義動画:AWS Certified Machine Learning Engineer Associate: Hands On!
- 模擬試験①:Practice Exams: AWS Machine Learning Engineer Associate Cert
- 模擬試験②:Practice Exams | AWS Machine Learning Engineer - Associate
これら以外のAWS認定試験に対する学習リソースについては、こちらの記事で紹介していますので必要に応じてご確認ください。
※以前AWS認定試験を全冠した際はCloudLicenseだけで対策をしていましたが、新しい認定試験故に問題数が充実していなかったので、今回CloudLicenseは利用していません。
クライテリアを達成した感想
やっぱりMachine Learning Engineer – Associateが難しい!!!
取り組む前から戦々恐々としていましたが、やはり私の一番の難敵でした。(個人的に、Associateレベルの試験とは思えませんでした...)
実際、試験のスコアも合格ラインが720点のところ、ジャスト720点で合格しており、かなりギリギリでした。もう1問ミスしていたら不合格だったと考えると恐ろしいです。
2024年のAWS認定試験のアップデートを見ても、機械学習や生成AIが重要トピックとして扱われており、AWS学習者に深く実用的な理解を求めている傾向が強いように思います。
今後AWSを学び続けるためには、避けては通れない領域なのでしょう。
また、AWS Certified AI Practitioner と AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate は、2025/2/15までに合格するとEarly Adopterのデジタルバッジをゲットできるので、受験を視野に入れている方は早めの対策がおすすめです。
さいごに
本記事では、2025 Japan AWS All Certifications Engineersのクライテリアと、そのクライテリアを達成するために私が実施したことを振り返り、ご紹介しました。
タイトルとは直接関連しない事項なので本編では触れておりませんが、1点、AWS認定試験の受験場所について補足です。
AWS認定試験は、自宅からの受験と、テストセンターでの受験が選択できますが、私はテストセンターでの受験を強くおすすめしています。
理由は、テストセンターで受験した方がトラブルの可能性が低く、整った環境で落ち着いて取り組むことができるからです。
自宅からの受験を選択した方のブログ記事を読んでいると、PC・ネットワークの環境差異による受験トラブルが発生した、という声を多く目にします。
(私も以前、PCのセキュリティ設定の影響でカメラがオンにならず焦った経験があります)
実力を最大限発揮するためにも、受験場所はよくご検討ください。
本記事が、AWS認定試験の受験を視野に入れている方や、私と同じように2025 Japan AWS All Certifications Engineersを目指している方の一助になれば幸いです。
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