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【アクセンチュア・シェアーズ|開催レポート】 Vol.31 -『生成AI時代に生き残るためのリスキリング論』

はじめに。

皆さんこんにちは。
総合コンサルティング会社「アクセンチュア」という会社で働いてます黒木ヨウドウと申します。

アクセンチュアという会社はグローバル企業でして、
日本では約25,000人(2024年12月1日時点)
世界では約80万人
福岡オフィスでは1,000人以上(2024年3月時点)
の従業員が所属している総合コンサルティング会社です。

基本的には、BtoBでお客様の支援を行う企業なので、皆さんが日々生活の中で目にするようなBtoCビジネスの企業のように認知度が高くないかもしれません。

しかしお客様企業のビジネスをささえるために、様々な職種の社員が一丸となって働いています。
ビジネスコンサルタントだけでなく、デジタルコンサルタント/戦略コンサルタント/ソリューション・エンジニア/データサイエンティスト/AIアーキテクト/マーケティング/クリエイティブ/デザイナー/コンテンツデザインなどです。

アクセンチュアってどんな会社だろう?と興味がわいた方はこちらで!

私が所属しているアクセンチュア福岡では、もっと地元の人たちと交流をしながらアクセンチュアのことを知ってもらおう!ということでマーケティング活動を行っています。

様々なマーケティング活動を行っていますが、その中でも毎月実施している交流型勉強会「アクセンチュア・シェアーズ」の過去開催のレポート記事となります!

「アクセンチュア・シェアーズVol.31」開催!!🎉

2025/5/30(金)にアクセンチュア福岡主催の社外向け勉強会「アクセンチュア・シェアーズ Vol.31」が開催されました!今回は福岡市中央区天神にある 株式会社Fusic 様のオフィスをお借りして、シェアーズをお届けしました💫

テーマ:🛠️ 『生成AI時代に生き残るためのリスキリング論』 🛠️

ゲスト登壇者には、株式会社Renewer CEOの堀内 さん、株式会社Fusic の髙橋さん、宮﨑さんの3名にご登壇いただきました🎈

◆ ゲスト登壇者

  • 株式会社Renewer CEO 堀内 亮平 さん
  • 株式会社Fusic 事業推進部門リーダー 高橋 政俊 さん
  • 株式会社Fusic 宮崎 真衣 さん

◆ 社内登壇者

  • MC:黒木 ヨウドウ中村 百花

1.プレゼンテーション🎤

まず初めに、株式会社Renewer・CEOの 堀内 さんから、「生成AI を使った効果的な学び方・教え方」についてプレゼンテーションをしていただきました。堀内さんは、エンジニアとして自身のキャリアをスタートしましたが、現在は生成AI技術の民主化と人材育成に力を入れて取り組んでいます。生成AIは、多くの企業で環境整備が進む一方で、実際の活用には多くの課題が残っている現状ですが、その解決策の一つがプロンプト作成支援サービスなどを通じたAI活用組織づくりの推進だといいます。PDFデータや紙媒体のOCRデータ・YouTube動画なども含めた多様でマルチモーダルな情報をAIにインプットさせることで、傾向分析や要約抽出を行う基本的な活用法を紹介してくださいました。また、AIを「教師」として活用するアプローチも有効で、教科書に載っていないような疑問点をAIに問いかけることで深い理解を促したり、個人の目標に合わせた学習ロードマップを作成させたりすることも出来ます。さらに、AIによる図式の生成やプログラム動作の可視化など、教える側・学ぶ側の両者が理解しやすい形に落とし込むこともAIによって可能になっています。AIに練習問題やテストを作成してもらうこともテクニックの1つとして紹介していただきました。また、AIが誤った情報を提示するリスクは忘れてはなりません。AIの回答を鵜呑みにせず、最終的には人間が判断し、自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深める必要性があるとのこと。そのため、教育現場でのAI利用を促進していく上では、従来とは違う新たな教育設計が求められるでしょう。アメリカのスクールの事例では、AIのフル活用により効率的な学習が実現できていると紹介していただきました。AIと共に変化を楽しみ、スキルアップに繋げていくことを目指したいですね✏️

次に、株式会社Fusicの 宮崎 さんから、「知識とチャンスを得るための生成AIとの学習法」についてプレゼンテーションをしていただきました。宮崎さんは変わった経歴の持ち主で、元々は大学で栄養学を学び、その後はデパート化粧品売り場の美容部員、そして未経験でITエンジニアに転身したとのこと!現在は株式会社Fusicでクラウドエンジニアとして活躍しています。さらに、宮崎さんはFusic入社後、エンジニアとしての知識や経験がない状態から、1年で15個ものベンダー資格(AWS)を取得…!その過程で主に活用したのがChatGPTだったと言います。具体的な学習法としては、まず試験の出題範囲が書かれた試験要項をAIに読み込ませて解説させて学習の全体像を把握。その後、過去問や問題集を解きながら、理解が曖昧な点をAIに質問し、自分が納得できるまで対話を繰り返したそうです。AIを上手に活用することで、自分にとって理解しやすい言葉で説明してくれるので、効率的に学習ができたといいます。また、Notionを活用してAIからの回答をコピペして整理することで、一見アナログな作業ですが結果的に知識の定着に繋がったと振り返っていました。AIとのやりとりで完結せず、知識定着や理解のために自分で手を動かすことも大切とのこと。また、学習においてAIを効率的に活用するには、AIの基礎的な知識と自身の思考力が不可欠であり、自分に合った学び方やツールとAIを組み合わせることがポイントだといいます。

最後に、シェアーズMCでもあるアクセンチュアの 黒木 さんから、「アクセンチュアが考える生成AI時代のスキル」についてお話していただきました。アクセンチュアはAI分野に巨額の投資を行っており、人材育成・ツール導入・自社ツールの開発などを積極的に進めています。具体的には、PowerPoint資料作成をAIがサポートする「presentation PANDA」や、社内向けAIツールのプラットフォーム「PEER WORKER」などがあります。現在、AI分野の発展により、コンサルタント業界はフィールドワーク・現場感のある仕事の価値が高くなる方向へと回帰していく流れの中にあります。そのため、AIツールを活用することでそれらの価値の高い業務に多くの時間が割けるようになります。また、AIを単なるツールとしてだけでなく、AIを的確にディレクションし、最大限に活用する能力も人間側には不可欠になっていきます。データや資料と向き合う時間はAIに任せ、人間らしい洞察力やコミュニケーション能力を磨いていくことが求められていきそうですね🚶‍➡️






2.パネルディスカッション🤝

プレゼン後は、ディスカッションタイム。堀内さん、宮崎さんに加え、株式会社FusicでAI事業開発チームのリーダーを務める 高橋 さんも登壇し、いくつかのテーマに沿ってゲストの方々と意見を交換し合いました。また、QRコードで視聴者の方々からも匿名で質問・意見などを募集し、様々な意見が飛び交いました💫

  • 教育にAIが活用された世界でどんなスキルを身につけるべきか?
  • 生成AI時代に「メンバーが育つ組織」をどうつくるか?
  • 過去の育成体験・教育ノウハウをどうやって変えていくか?

生成AIという技術が急速に発展していくなかで、人間ならではの能力の価値が相対的に高まっていることが、皆さんのお話の中から伺えました。AIに対するマインドやリテラシー、そして実際の行動力・意思決定力など、AIを活用する上でもただすべてを任せるのではなく、人間側の成長が伴う必要がありそうです。また、AI時代の個人の学びや組織のあり方に関しても、周りのサポートや雰囲気作りから始めることが必要とのこと。AI時代でも人間にできること・やるべきことの価値は無くならない気がしてきたので、AIによる変化を恐れず、むしろ楽しむようにこの時代を乗りこなしていくのが良いのかもしれませんね🌊



3.結び💫

現地・オンラインを含めて沢山の方々にご参加・ご視聴いただき、誠にありがとうございました!!今回の参加人数は 計100名以上 となりました✨✨

これからも皆さまの関心の高いトピックを集めて開催をしていきますので、アクセンチュア・シェアーズをどうぞよろしくお願いいたします!🌈

Accenture Japan (有志)

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