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Gensparkのデータ検索Autopilot Agentについて

2024/12/03に公開

はじめに

2024年11月25日にGensparkから世界初のデータ検索AutopilotAgentが公開されました。
今回はデータ収集作業ということで、ファクトチェック同様、面倒なタスクの引き受けてくれる優秀なアシスタントとなってくれるようです。

https://mainfunc.ai/blog/genspark_autopilot_agent_data_search

ファクトチェックのAutopilotAgentについてはこちら⬇︎
https://zenn.dev/acntechjp/articles/8f4d44ed9acc3c

データ検索AutopilotAgentとは

データ収集の課題への対処

現代の情報化社会において、構造化された情報への迅速かつ信頼性の高いアクセスは、リサーチ、ビジネス分析、意思決定に不可欠です。
しかし、データはウェブ上に散在しており、従来の検索エンジンは、情報の発見、検証、整理に時間と労力を要する非効率的なツールとなっています。

Gensparkのソリューション:データ検索AutppilotAgent

Gensparkのデータ検索オートパイロットエージェントは、この課題に対する革新的なソリューションを提供しています。
クエリに合わせてスマートな実行プランを構築し、人間よりも10倍速くリサーチを行います。
ソースの相互参照、トレンド分析、精度の検証を瞬時に行うことができます。

AutopilotAgentの仕組み

Autopilot Agentは、以下の5つのステップでシームレスにデータ収集プロセスを処理します。

ユーザー中心のタスク解釈

クエリの意図を解釈し、的を絞った関連性の高い結果を提供します。

インテリジェントなデータテーブル構造

結果は明確で構造化されたテーブルに整理され、迅速な比較とトレンド分析を可能にします。

信頼できるデータ収集とインラインスマートスクリーンショット

データは信頼できるプラットフォームから取得され、各データポイントの出所を正確に示すインラインスクリーンショットが含まれています。

自動検証、洗練、および反映

エージェントは継続的に調査結果を検証および洗練し、データのギャップに対処し、精度と完全性を確保します。

包括的な結果を手間をかけずに

完全にコンパイルおよび検証されたテーブルを迅速に受け取ることができ、手作業の時間を節約し、整理された実用的な情報を提供します。

実用的な例

オートパイロットエージェントは、以下を含む幅広いユースケースに対応できます。

  • モバイルゲームの収益と1日あたりのアクティブユーザー数トップ10
  • 昨年の主な映画の公開初週の興行収入と全世界の興行収入はいくらですか?
  • 宇宙観光企業トップ3社の比較: 収益、打ち上げ、チケット価格

Autopilot Agentの利点

手作業なし

相互参照やトレンド計算の手間が省けます。Gensparkがすべてを代行します。

正確で透明性の高いソース

各データポイントには、完全な透明性のためにソースと参照が付けられています。

時間効率

正確で構造化された結果を効率的に受け取ることができるため、分析と意思決定に集中できます。

簡単な比較

データは比較表に構造化されているため、トレンドや洞察を簡単に特定できます。

使ってみた

データ検索のタスクの実行はクロスチェックの時と同じページです。

調べてもらおうにもアイデアが出てこない。笑
最近よく米津玄師の曲(何かしらの主題歌)を耳にするなと思っていたので「2024年の映画・アニメ・ドラマのOP/ED採用アーティストランキング」で調べてもらいました。

結果⬇︎
https://www.genspark.ai/autopilotagent?id=d1fcfcd8-b018-434f-bb63-3213175c5bf9

アーティスト名 主題歌数 メディアタイプ ランキング位置
Official髭男dism 6 アニメ, 映画, ドラマ 5
Mrs. GREEN APPLE 3 映画, アニメ 1
YOASOBI 2 アニメ 6
Vaundy 1 アニメ 3
Creepy Nuts 2 アニメ 10
Ado 2 映画, ドラマ 3
米津玄師 2 映画, ドラマ -
Snow Man 2 ドラマ 5
back number 1 ドラマ 3
優里 1 アニメ -

最近よく聴くと思ってたのは2曲だったので、たまたまだったようですね。
米津を引き合いにしてこのような結果が出ているのは本当に申し訳ない限りです。

さて。
なんとなく、ファクトチェックより1つのタスクにかかる時間が長いような気がします。
今回約20分かかりました。
内容は2時間の読書相当のようなので、ファクトチェックより少しスピードは落ちたな、と。
データを扱っているからでしょうか。
ただ、これこそ非同期処理の見せ所と言いますか、空いた時間に頼んで、また空いた時間に確認する、を体感できますね。
ファクトチェックは思ってた以上に処理が早く終わるので、そこまで待たずとも結果が見れてしまい、あまり非同期処理の良さを感じきれていませんでしたから。

おわりに

現在、新しい深層調査エージェントが開発中で、今後さらに革新的なオートパイロットエージェントが追加される予定のようです。
時間のかかるタスクが自動化されていくのは喜ばしいことですね。
今後が楽しみです。

Accenture Japan (有志)

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