Claude 3.5 Haikuの用途を考える
はじめに
日本時間2024年11月5日にAnthropic社からClaude 3.5 Haikuがリリースされました。
価格競争力はChatGPTやGeminiと比べると高くない
HaikuはClaudeの中で高速でローコストモデルですが、「$2/1M Token」でありChatGPTの4o miniやGemini 1.5 Flashと比べると価格競争力は高くないです。また、Claude 3 Haikuの4倍のコストになっています。一方で、最新のClaude 3.5 Sonnetの3分の1のコストとなっています。
公式は、その理由として、下記としています。
最終テストでは、Haiku は、わずかなコストで、多くのベンチマークで以前の主力モデルである Claude 3 Opus を上回りました。
その結果、インテリジェンスの向上を反映して、Claude 3.5 Haiku の価格を値上げしました。
速度の比較
Difyで速度の比較をしました。
結果、Claude 3.5 Haikuが目立ったスピードかというとそうでもなかったです。
画像認識は今後提供予定
画像認識は今後提供予定とのことです。
Claude 3.5 Sonnetの画像認識が一定高かったのと、「Visual PDFs」の精度がかなり高いと話題になっており、Claude 3.5 Sonnet並みの画像認識がHaikuでできるとしたら、一定競争力が高くなると言えるかと考えています。
コーディングや日本語能力次第か
ベンチマークで中々語れない点として、Claudeはコーディングや日本語能力が他のLLMに比べて高い印象にあります。最新のClaude 3.5 Sonnetほどでないものの、コーディングや日本語能力が他LLMに比べて高いのであればHaikuも選択肢になるのではと考えています。
まとめ
Claude 3.5 Haikuについて、価格面が着目されすぎていてイマイチ生成AI界隈へのインパクトが薄かったです。
一方で、高いコーディングや日本語能力、画像認識が安い価格で実現できるのであれば、一定ユースケースが見込まれると考えています。
1つ思いつくのがOCRで、今後時間を見つけて、最新のClaude 3.5 Sonnetと、3.5 HaikuでOCRの精度を見てみようと考えています。
最新のClaude 3.5 SonnetのOCR精度がこれまで以上に高まっているのではという期待と、Haikuも追随できる精度があれば、、、これはあたらしいユースケースが生まれるのではと期待しています。
Discussion
claude, cohere, geminiなど色々日常的に使うLLMを渡り歩きましたが、結局、日々自動で進化するChatGPT4o に落ち着いています。
Claudeも可能性あるとは思うのですが、artifactも日常利用で無くてはならない機能とまでは個人的にはなっておらずで。
いずらにしろ引き続き、各社の動向は注視ですね、
コメントありがとうございます!
私は、回答の出力ぶりが肌に合うClaudeを普段使っています!
ただ、一本足打法ではなく、ChatHub使って3LLMs同時使用もしています!