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【アクセンチュア・シェアーズ|開催レポート】 Vol.30 - 特別版『生成AIイノベーションフェス』

はじめに。

皆さんこんにちは。
総合コンサルティング会社「アクセンチュア」という会社で働いてます黒木ヨウドウと申します。

アクセンチュアという会社はグローバル企業でして、
日本では約25,000人(2024年12月1日時点)
世界では約80万人
福岡オフィスでは1,000人以上(2024年3月時点)
の従業員が所属している総合コンサルティング会社です。

基本的には、BtoBでお客様の支援を行う企業なので、皆さんが日々生活の中で目にするようなBtoCビジネスの企業のように認知度が高くないかもしれません。

しかしお客様企業のビジネスをささえるために、様々な職種の社員が一丸となって働いています。
ビジネスコンサルタントだけでなく、デジタルコンサルタント/戦略コンサルタント/ソリューション・エンジニア/データサイエンティスト/AIアーキテクト/マーケティング/クリエイティブ/デザイナー/コンテンツデザインなどです。

アクセンチュアってどんな会社だろう?と興味がわいた方はこちらで!

私が所属しているアクセンチュア福岡では、もっと地元の人たちと交流をしながらアクセンチュアのことを知ってもらおう!ということでマーケティング活動を行っています。

様々なマーケティング活動を行っていますが、その中でも毎月実施している交流型勉強会「アクセンチュア・シェアーズ」の過去開催のレポート記事となります!

「アクセンチュア・シェアーズVol.30」開催!!🎉

2025/4/22(火)にアクセンチュア福岡主催の社外向け勉強会「アクセンチュア・シェアーズ Vol.30」が開催されました!今回は第30回ということで特別版!!🎉福岡大名ガーデンシティ の屋外ステージを貸し切り、最新の生成AIとイノベーションの未来について語りました🤝

テーマ:🌠 『生成AIイノベーションフェス』 🌠

ゲスト登壇者には、YouTubeでAI関連の発信をされているYouTuberの2名をお迎えしました!!

◆ ゲスト登壇者

◆ 社内登壇者

  • アクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 Data & AI グループ MD 中畑 良介
  • アクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 Data & AI グループ MD コーネット 可奈
  • MC:黒木 ヨウドウ中村 百花

1.プレゼンテーション🎤

はじめに、YouTubeでAI関連の発信をされている「いけともch」の 池田 朋弘 さんと「AI&WEB ch」の KEITO さんのお2人から、最近の気になるトピックについてお話をしていただきました。

まずは池田さん。「いけともch」では、日々のAIニュースや仕事におけるAI活用方法など、仕事×AIに特化した発信をしています。また、池田さん自身も会社を経営しており、企業のAI導入支援を手掛けるなど幅広く活躍されています。池田さんの気になるトピックとしては、AI各社のコンテクスト獲得競争だと言います。使用する人間側の情報をAIツールが様々な方法で獲得することにより、使用者にパーソナライズされた応答が可能となります。最近では会話のセッションをまたいで会話履歴から情報の獲得が可能で、更にはメールやストレージなど他のクラウドアプリからも情報獲得をしているそうです!このようなコンテクスト獲得によりパーソナライズされた説得力のある応答が可能となるため、AIツールそのものの性能以上に重要視されるポイントかもしれません。ただし、ユーザー視点としてはAI側に必要以上の情報を渡してしまうことにも危険性があるため、その点にも考慮する必要があります。

次にKEITOさん。「AI&WEB ch」では、AI関連・業務効率化に関するトピックや、クリエイティブ系ツールに関する話題などについて、リアルタイムでツールを操作するような提案ベースの動画を多く発信しています。また、YouTubeでの発信だけでなく、企業に対するAIの研修セミナーやAIチャットボットの開発なども手掛けており、幅広く活躍されています。KEITOさんの気になるトピックは、アプリケーションとAIツールを繋ぐことのできる「Model Context Protocol」という仕組みです。例えばこの仕組みを使用することで、AIが検索機能を使って必要な情報を獲得し、それをまとめたテキストファイルを自分のPCの指定フォルダに自動格納する所まで可能となっています。また、AIエージェントが他のAIエージェントを動かすような「Agent to Agent」の取り組みについても関心を持っており、数年後には人間がほぼ関与せずに完結するようなシステムが実現しそうです。

次に、アクセンチュアの 中畑 良介 さんから、アクセンチュアにおける生成AI活用についてお話をしていただきました。生成AIが労働に影響を及ぼすというのは今では広く語られている話題だと思いますが、アクセンチュアでは単純な効率化という側面だけではなくAI×人間のコラボレーションによって新たな価値を創出できるという点に注目しています。例えば、提案書などの資料作成では、内容考案やストーリー作成などの準備段階から実際の資料作成まで、完成までの各フェーズにおいてAIツールとコラボしながら作業を進めています。AIの出力そのものはクオリティが不十分ですが、それを骨子として人間が手を加えていくことで効率的・創造的に完成を目指すことができます。また、他の事例では、業務フローの画面録画や会議音声などをAIにインプットすることで、要点を抜き出して整理して作業手順書を自動で作成することも実用されています。他にも、アクセンチュア社内に整備された「ピアワーカープラットフォーム」では、社員が誰でも生成AIアプリを利用・活用できるようになっています。このプラットフォーム内で作成されたAIツールは実際に新人研修でも活用されており、例えばプログラミングに関する研修では人間による研修よりも高い効果が得られたというデータもあり驚きです!これから先の生成AI活用の展望については、KEITOさんのお話しにもあったようなAIエージェント同士の対話による業務の遂行が実現していくとのことでした。視点を変えて考えると、人間だからこそできること・ソフトスキルの価値がこれから更に高まっていくと予想されています。




2.ディスカッション🤝

プレゼン後は、ディスカッションタイム。いくつかのテーマに沿って、ゲストの方々と社内登壇者が意見を交換し合いました。また、QRコードで視聴者の方々からも匿名で質問・意見などを募集し、様々な意見が飛び交いました💫

  • 生成AIを日々どのように活用していますか?(ビジネス・プライベート問わず)
  • 今後の生成AIの可能性とビジネスへの影響について
  • 生成AI時代の「教育」はどうなる?(子供の教育・新人社員教育・リスキリング…)

パネラーの方々の生成AI活用事例では、それぞれが自分用にパーソナライズして使いやすさ・効率性を高めているという印象を受けました。動画制作の際には情報収集をAIに任せて時短に繋げ、まとめた情報を自分がインプットしやすい様々な形式で出力してもらうなどの工夫を紹介していただきました。また、今後の生成AIについてはビジネスに大きな影響を与えていくだろうというのが共通認識で、様々な仕事やアプリケーション開発などがAIがある世界を前提で進んでいくだろうとのことでした。採用面でもAIが企業の人件費削減に寄与することや、個人のコピーAIのような人間性や感情の再現などについても話題に出されました。だからこそ、プレゼンのセクションでも触れたように、これまで以上に人間だからこそできる事の価値が上がっていきそうです。教育×AIという文脈でも、AIのキャリアアドバイザー的活用や学校現場でのAI活用など、様々な視点が出てきて非常に興味深い時間でした🔥



3.結び💫

現地・オンラインを含めて沢山の方々にご参加・ご視聴いただき、誠にありがとうございました!!参加人数は計220名(現地60名+オンライン約160名)を記録し、シェアーズ過去最高となりました!!👏採用に関してもアクセンチュアに興味を持って下さった方に多くお声掛けいただき、シェアーズの影響力の高まりをひしひしと感じます…!

30回に留まらず、これからも更に開催回数を重ねていけるように運営一同頑張ってまいりますので、これからもアクセンチュア・シェアーズをどうぞよろしくお願いいたします!🌈

Accenture Japan (有志)

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