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コンピュータで10進数の数値を扱う仕組み
導入
2進数とは、0と1の組み合わせで数値を表現する方法のこと(例:110100001)
10進数とは、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9の組み合わせで数値を表現する方法のこと(例:417)
コンピュータで2進数を使う理由については以下をご確認ください
コンピュータは2進数しか扱えないですが、
だからと言ってコンピュータに処理してもらうために
普段10進数を使う私たちが、2進数を扱うのは難しいです。
扱うのが難しいとはどういうことかというと、
0と1以外の数字(2,3,4,5,6,7,8,9)を使うことができないからです
コンピュータで10進数の数値を扱う仕組み
そこで、下記のように2進数と10進数を相互に変換することによって、
コンピュータに対して10進数を扱うことが可能になります。
この変換はコンピュータの基本的な操作の一つです。
【JavaScriptでの変換例】
- 人間が10進数「3」を入力する 例:console.log(3);
- 10進数「3」 → 2進数「11」 に変換される
- コンピュータが2進数「11」を認識する
- コンピュータが2進数「11」を出力する
- 2進数「11」 → 10進数「3」 に変換される
- コンソールに10進数「3」が出力される
補足:人間が2進数や16進数を入力する場合
私たちは通常10進数の数値を使いますが、
2進数や16進数など別の進数を使い数値を表現することも可能です。
- 私たちが2進数を用いる際は2進数の頭に「0b」を付け足します
- 例:0b1010
- bはbinary(2進数)の頭文字
- bは大文字/小文字どちらでも可
- 私たちが16進数を用いる際は16進数の頭に「0x」を付け足します
- 例:0xA
- xはHexadecimal(16進数)を表す
- xは大文字/小文字どちらでも可
- 16進数部分も大文字/小文字どちらでも可
【JavaScriptでの変換例】
- 人間が16進数「0xA」を入力する 例:console.log(0xA);
- 16進数「0xA」 → 2進数「1010」 に変換される
- コンピュータが2進数「1010」を認識する
- コンピュータが2進数「1010」を出力する
- 2進数「1010」 → 10進数「10」 に変換される
- コンソールに10進数「10」が出力される
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