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「できる」を要素分解する
「できる」とはどういうことか?
ビジネスで言われる「できる」は、以下のいずれかの意味で使用されることが多いであろう。(Goo国語辞書から抜粋)
- 4 まとまったもの、完全なものに、つくりあげられる。仕あがる。「したくが―・きる」「原稿が―・きた」
- 11 (動作性の意味がある語に付いて、接尾語的に用い)そうする能力や可能性がある。また、そうすることが許される。…しうる。「運転―・きる」「拝観―・きる」「スタート―・きる」「そこへはお通し―・きません」「のんびり―・きる」
ここでいう「できる」は後者について考えたい。
「できる」にはどのような状態があるか
- やったことがある
- (経験が多いなどの要因により)自信をもって行える=「経験豊富」
- 一度くらいは同様のことをやったことがある
- やったことはないが、やれそうな勘所はある
- 基礎技術は経験があり、応用の範疇。
- やれそうな人が周りにいる。
- 教えを乞うことができる(+教わるだけの基礎理解がある)
- その人に依頼できる(関係性づくりができている)
「できる」のレベル感を確認することの重要性
受託者(依頼される人)視点
- 自身がとあることがらについてどのレベル感にいるのかを把握し、1-1のレベル感まで持っていくことで、自己(自社)アピールもしっかりとできるようになるし、業務効率も高まる。
- 2の状態で受託する場合には、本当にできるのか、どのようなアプローチで実現できるのかを確認したうえで受注しないと炎上リスクを抱える。かといって、ここにチャレンジしないと、いつまでも新しいことがらを実現できずに終わってしまう。
- 以下が用意できれば対処ができるだろう。
- 状態
- どのアプローチで実現できるのかのイメージが描ける
- 必要なもの
- しかるべき協力者(メンター)
- またはGoogle 検索の能力とQ&Aサイトでの質問力
- 状態
- 以下が用意できれば対処ができるだろう。
委託者(依頼する人)視点
- できるにはグラデーションがある。
- 上記の1の状態であれば任せられそうではあるが、2の状態にある場合にはどのようなアプローチで実現していけるのかを問う必要があるだろう。特に2-2の状態(受託者自身は手を動かさず、再委託する)の受託者に依頼するときは要注意。
- 受託者に確認する視点は以下のような内容か。
- 実現のアプローチ
- それを実現するためのリソース
- 知識
- 経験
- 人的ネットワーク
なんとなく日頃考えていることを文字にしてみました。「できる」度合いを測るために、こんな視点もあるのではないか?といったご意見あればいただけたら嬉しいです。
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