Slack で @here 使わないでください!!!
@here やめて!!!
@channel を使いましょう。
昔からたまによく言われていると思うのですが、なぜ人は @here を使ってしまうのでしょうか。
自分の周りでは、いまだに「これ @here じゃないやろ…」な @here を多く見ます。
公式の案内
参加しているチャンネルでアクティブなステータスで作業をしているメンバーだけの注意を引きたい場合には、@here を使います。その時点で対応できない同僚に通知したくない時に最適です。
@here の特性
Slack の仕様上、@here とその他のメンションでは違いがあります。
@here の大きな特性として、「アクティビティやスレッドへ載らないこと」 があります。
これは公式記載通り、@here が「今たまたま画面を見ている人」に向けたものだからと考えられます。
そのため、@here をしたとしても、お手洗い等でその場で通知を受け取れなかった人・集中していて見逃した人、または通知をオフにしている人には無意味になります。
「たまたま 10 秒通知を見ていなかったタイミングだった」だけで、@here 無しとほぼ同義になります。
こういう使い方は間違い
連絡事項を周知したい、読んでもらいたい
- 重要度が高い → @channel
- 重要度が低い → メンションなし
緊急度の高い連絡である
- @channel 一択
なぜ人は @here を使うのか
おそらく「もし相手が休みだった場合、そこに通知を飛ばすほどでもないな…」といったようなことでしょうか。
しかし考えてみてください。
そもそも相手が業務オンかオフかを気にしてメンション出しわけすることは酷く非生産的なことです。
有給休暇の取得、フレックスによる出退勤、休憩、外出などなど、人は様々な理由で業務オフなことがありえます。
それでも、100 歩譲ってごくごく身近な人なら勤務状況を把握しており、なんとかメンション出しわけすることもある程度は可能かもしれません。しかしある程度の大きさの組織になったらもう無理です。また、連携する他部署・他企業の人に至ってはもっと無理です。
「Slack 通知のオンオフは受け手側でコントロールすべきこと」 なため、メンションは相手がオンかオフかを気にせず一律飛ばすのが正しいです。
通知受信時のバイブや音のオンオフを決めるのは受け手です。夜寝るときにオフにするのも受け手の自由です。有給休暇中に邪魔されたく無いのであれば通知をオフにしましょう。集中して作業したい時は Slack を閉じて作業することもとても有効な手段でしょう。
「どうしても突発かつ緊急で今すぐ反応が欲しい時はどうするんだ」、って?
Slack ではなく直接話しかけに行くか、架電しましょう。
Slack はあくまで非同期コミュニケーションツールです。
(賛意: 【Slack】俺の考えた最強の運用ガイドライン)
@here の使い所は?
重要度が高くなく、かつ「今」ということが重要なときのみ
(≒後になるなら読まなくてよい・重要度が著しく下がること)
公式でも使いどころとして以下が案内されています。
どんな時に @here を使うと便利?
- ランチなど、その場にいる人向けに即興でイベントを予定する。
- Slack でアクティブ状態の同僚からすばやく回答を得る。
「@here 行ける人今からランチいこーぜ」
「@here 今からハドルで雑談しよー」
あたりで使っていきましょう。
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