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AWS re:Invent 2023 をざっくりキャッチアップ
3つのサーバーレスイノベーション
- AWS-Announces-Three-Serverless-Innovations-to-Help-Customers-Analyze-and-Manage-Data-at-Any-Scale
- AWS re:Invent 2023 - Monday Night Live Keynote with Peter DeSantis - YouTube
Amazon Aurora Limitless Database
- Amazon Aurora では、Amazon Aurora Serverless v2 に基づいて構築されており、何十万ものトランザクションを処理できるようにスケールする。
- しかし、オンラインゲームや金融取引など、数億人のユーザーがを処理・管理し、数百万のトランザクションを処理し、ペタバイト級のデータを保存する必要があるユースケースも存在している。
- 現時点では、これらのユースケースは、「シャーディング」と呼ばれる、データをサブセットに分割して、別々のデータベースインスタンスに分散させる水平スケールで対応している。
- 「シャーディング」を実現するためには、リクエストを適切なインスタンスにルーティングしたり、複数のインスタンスにわたって変更を加えるためのソフトウェアを構築する開発努力が必要である。
- また、データベースのアクティビティを継続的に監視して、キャパシティを調整する必要があるが、メンテナンスコスト(テーブルに列を追加する、全てのインスタンスにわたって一貫性のあるバックアップをとる、アップグレードやパッチを適用するなど)は非常に高い。
- Amazon Aurora Limitless Database は、秒間数百万の書き込みトランザクションを処理し、ペタバイト規模のデータを管理しながら、単一のデータベースを操作するかのような簡便さを維持している。
- Amazon Aurora Limitless Database は、自動定期に複数の Amazon Aurora Serverless インスタンスに分散し、インスタンス間でリクエストをルーティングするためのソフトウェアを構築する必要を排除する。
- また需要の増加に伴って、自動的にインスタンス内のリソースの垂直スケール、インスタンス間で水平にスケールするため、一貫した性能を提供し、データベースをスケールさせるためのソフトウェアを構築する必要も排除する。
Amazon ElastiCache Serverless
- Amazon ElastiCache は、数百テラバイトのデータと秒間数億回の操作に対応しており、マイクロ秒の応答時間、複数の AZ にわたった高可用性を実現している。
- Amazon ElastiCache は細かい構成の設定をすることができる一方で、アプリケーションのトラフィックパターンに精通し、キャパシティプランニングとプロビジョニングが必要である。
- Amazon ElastiCache Serverless は、キャッシュノードのリソース(CPU、メモリ、ネットワーク)の利用状況を継続的に監視し、ダウンタイムやパフォーマンスの低下なしに、需要に応じて垂直または水平に即座にスケールすることで、複雑で時間のかかるキャパシティプランニングのプロセスを排除する。
Amazon Redshift Serverless Next-generation AI-driven scaling and optimizations
- Amazon Redshift Serverless では、同時並行で実行されるクエリの数に応じて、データウェアハウスのキャパシティを自動的にスケールする。
- データ量やクエリの複雑性など、追加の次元でワークロードの変化に適応する能力があれば、コストを最適化しながら一貫した高いパフォーマンスを達成することができる。
- AI ドリブンなスケーリングと最適化により、複数の次元にわたったリソースの自動的なスケールと性能一貫性を達成することができる。