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フィーチャーファクトリー未満のチーム、タスクファクトリー
はじめに
- 『フィーチャーファクトリー』という言葉があります。アジャイル開発のアンチパターンとして扱われるもので、『新機能をどんどんリリースしているがアウトカム・インパクトに繋がっていない』という状態です。
- 個人的には、この状態でも「レベルが高いなあ」と思います。
- なぜなら私のいるチームが、フィーチャーファクトリー未満のチーム『タスクファクトリー』であるからです。
免責事項
- 愚痴です。生産性はありません。
- けったいなチームがあるもんだなあ、とご笑覧ください。
- 用語の誤りなどありましたら、ご指摘いただけると幸いです。
特徴
- タスクはレイヤごとのサブチーム、もしくは個人に紐づきます。
- 例:企画チームのタスク「要件定義」
- デザインチームのタスク「モック作成」
- クライアントサイドチームのタスク「画面作成」
- サーバーサイドチームのタスク「API作成」
- テストチームのタスク「テスト分析」
- 各タスクはレイヤごとのメンバーのみが実施します。フルスタックエンジニアなんてそうそういませんし、各々の得意分野に取り組んだ方が効率がいいですからね。
- クライアントサイドチームの進捗が悪い? SESでも派遣でもなんでもいいので増員しましょう。人月の神話? なんですかそれ?
結果、どうなるか
- タスクの進捗と、リリース可能なもの=動くソフトウェアが一致しなくなります。
- 開発チーム「順調です!」
- 営業チーム「で、いつリリースできるの?」
- 開発チーム「えっと、テストがx日で、デプロイがy日、受入テストがz日あるのでmm月dd日予定です!」
- 予想、当たるといいですね。
開発チームの自己認識
- 開発チーム「うちはスクラムでアジャイルです!💪 なぜなら毎日デイリースクラムをやってますし、週に一度の振り返りと作業計画を実施してますから!🤩」
- 開発チーム「定例会議でビジネスサイドと連携してます!🏃 出席者? マネージャーのみです! エンジニアは開発に集中するべきですからね!👌 お客さん? 会ったことないです!✌️」
- 開発チーム「透明性と検査と適応? 確約集中公開尊敬勇気? 呪文ですか?🤔」
まとめ
- 世の中には色んな会社があります。
- こんな状態でも毎月給料がもらえるんですから、ありがたいですね。
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