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クロスプレミス環境におけるAzure-オンプレ間のDNSの構成についてのメモ

2023/05/02に公開

整理

  • Private Endpointを利用している環境を前提とする

  • Azure > オンプレへの名前解決をする際にどうするか迷う

    • Cloud Adoption Framework的にはAzure DNS Private Resolverが推奨

    https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-adoption-framework/ready/azure-best-practices/dns-for-on-premises-and-azure-resources

    • ただ、金額もそれなりにするので迷う
  • Azure側にIaaSのDNSフォワーダを置いていて、オンプレからPrivate DNSゾーンを参照する場合はそこを指定する

  • なので、逆にオンプレのドメインへのDNS要求をオンプレのDNSサーバに転送するようにIaaSのDNSフォワーダ上で構築すればいいのでは?

  • オンプレにADがある環境においてはAzureのVMが参加するドメインはオンプレADのドメインになるはずなので、そこで一貫して名前い解決はできるはず

  • そもそもネットワーク的に疎通が取れているのであれば、VMからオンプレのDNSサーバを直接見に行けば済む話

  • その場合は、Private DNSゾーンへのDNS要求は「AzureVM > オンプレDNS > Azure DNS > Private DNSゾーン」となり遠回り感がある

  • このAzure VMのカスタムDNSをオンプレのDNSに向けるパターンは少し考慮が必要

    • VMと「オンプレ > Private DNSゾーン解決用フォワーダVM」が同じVNETにいる場合
    • VNETレベルでのDNSサーバの指定をすると、フォワーダ用VMが参照するDNSサーバにも影響が出る
    • NICレベルでのDNSサーバの設定が必要
  • AzureはVNETとNICどちらのレベルでもDNS設定ができる

    • NICレベルでDNSサーバを指定するときは、「仮想ネットワークから継承」or「カスタム」で指定する形になる
    • よって、フォワーダVMのNICでAzureDNSを明示的に指定する(VNETレベルでは「既定(AzureDNS)」or「カスタム」の指定なのでややこしい)

reference

https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/architecture/example-scenario/networking/azure-dns-private-resolver

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