Azure Public DNS Zoneを触ってみる
モチベ
- Azure DNSにはPrivate ZoneとPublic Zoneがある
- Private ZoneはPrivate Endpoint関連でたまに触ったりするが、Public Zoneはあまり触ることがないのでAZ700の勉強がてら動作検証してみようとなった
概要は以下。グローバルに分散されるWebサーバとかで利用できるパブリックなDNS(コンテンツ)サーバのイメージ。ドメイン名前空間にゾーンを切るイメージ。
パブリック DNS サービス
パブリック DNS サービスでは、Web サーバーのようなインターネット経由でアクセスできるリソースとサービスの名前と IP アドレスが解決されます。 Azure DNS は、Microsoft Azure インフラストラクチャを使用して名前解決を提供する、DNS ドメインのホスティング サービスです。 Azure DNS 内の DNS ドメインは、DNS ネーム サーバーから成る Azure のグローバル ネットワーク上でホストされます。 Azure DNS には、エニーキャスト ネットワークが使用されています。 各 DNS クエリには、使用できる最も近い DNS サーバーが応答します。これによって、ドメインには高速なパフォーマンスと高可用性が提供されます。
Azure DNS では、関連するゾーン内でアドレス レコードを手動で作成できます。 最も頻繁に使用されるのは次のレコードです。
ホスト レコード: A/AAAA (IPv4/IPv6)
エイリアス レコード: CNAME
Azure DNS により、仮想ネットワーク内のドメイン名を管理および解決するための、信頼性が高く安全な DNS サービスが提供されます。カスタム DNS ソリューションを追加する必要はありません。
DNS ゾーンにより、ドメインの DNS レコードがホストされます。 そのため、Azure DNS でドメインのホストを開始するには、そのドメイン名用に DNS ゾーンを作成する必要があります。 ドメインの DNS レコードはすべて、この DNS ゾーン内に作成されます。
作成したもの
ドメインの用意
- AppServiceドメインを既に持っていたのでそれを流用
- 手順は大体こんな感じ
Azure Public DNS Zone
- AppServiceドメイン用に既に親ゾーンに相当するゾーンは持っていたのでそこに対して子ゾーンを作成
- Azure上に親ゾーンがある場合はGUIでそのまま子ゾーンを切り出すことが可能
- wwwゾーンを敢えて切り出して作成した
- 親ゾーン側にNSレコードが追加される
- 親ゾーン側にNSレコードが追加される
- また、別テナントでホストしているパブリックなゾーンもここで追加してみた
- この場合は明示的にNSレコードで登録する必要がある
- 別テナントの子ゾーンのネームサーバはポータルの概要画面から確認可能
Webサーバ
- Windows Server 2022のイメージから作成
- ネットワークは適当に用意
- NSGでHTTP開放
- IISの有効化もしておく
Azure Public DNS Zone:子ゾーンへのAレコード追加
各子ゾーンにwebvmの名前解決用のAレコードを追加
- webvm.www.<親ゾーン>.
- webvm.msdns.<親ゾーン>.
動作確認
どちらのドメイン名でもIISのデフォルト画面にアクセスできることを確認!できた!
おわり
とりあえず思った通りの挙動をしてくれたのでDNSチョットデキル人間に離れた気がした。ちなみにAzure DNSゾーンは裏でGoDaddyというドメインレジストラが使われているようです。
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