開発費0円、運用費0円、収益0円で始める!ゲーム開発
はじめに
開発費0円、運用費0円、収益0円のパズルゲームを開発しました。開発したゲームの仕様や、使用した技術スタックをIdea記事として投稿します。今回開発したゲームは以下のリンクからプレイできますので、是非遊んでみてください。
1. 開発したゲームの仕様
開発したゲームの基本的な仕様は以下の箇条書きの通りです。
- 6x6のフィールドのクリックすると、クリックした列にサイコロを落とすことができます。
- 同じ目のサイコロを、その目の数以上繋ぐことで、サイコロが消えて得点が得られます。
- 1の目は消すことができません。
以下では、得点の計算式と二つのゲームモードについて詳しく説明します。
1.1. 得点の計算式
サイコロを消した際に得られる得点は以下の箇条書きのルールに従います。
- 消したサイコロの目の合計が得点になります。
- 連鎖をした場合、その連鎖で消したサイコロの目の合計に連鎖の数を掛けたものが得点になります。
r連鎖した場合の得点の計算は、数式で書くと以下のように表すことができます。ここで、iは各連鎖の数、
以下は、どちらも3が3個、4が4個で組んだ2連鎖です。この計算式を使って計算すると、左の連鎖は1x4x4 + 2x3x3 = 34点となり、右の連鎖は1x3x3 + 2x4x4 = 41点となります。
1.2. 二つのゲームモード
このゲームには通常モードとOne Shotモードの二つのゲームモードがあります。ゲーム画面左下のOne Shotスイッチでゲームモードの切り替えを行うことができます。
二つのゲームモードの差異は以下の表の通りです。
項目 | 通常モード | One Shotモード |
---|---|---|
概要 | ランダムに並んだサイコロを消していき、6x6のフィールドが全て埋まるまでに得られた得点を競います。 | 好きなサイコロの目を選んで積んでいき、一回の連鎖で得られる得点を競います。 |
落とすサイコロの目 | ランダム | 選べる |
ゲームオーバーの条件 | フィールドが全て埋った場合 | 一度でも連鎖した場合 |
通常モードでは、1の目を消すことができないルールがあるため、得点は運にも左右されます。
One Shotモードでは、6x6のフィールドを使って組むことができる連鎖の最大得点が一意に決まります。
以下は、通常モード(左)とOne Shotモード(右)のゲーム画面です。通常モードではNextにランダムに並んだサイコロを落としていきます。これに対して、One Shotモードでは-ボタンと+ボタンを使って落とすサイコロの目を選ぶことができます。
2. 使用した技術スタック
今回の開発では、以下の技術スタックを使用しました。ホスティングにVercelのHobbyプランを使い、データベースにNeonのFreeプランを使っているため、開発費と運用費を0円で実現できています。
広告などのマネタイズは一切行っていないため、収益も0円となっています。
- Next.js: フロントエンド及びバックエンドのフレームワーク
- Prisma: ORM(データベース操作)
- Zod: スキーマバリデーション
- Vercel: ホスティングとCI/CD
- Neon: サーバレスPostgresデータベース
- GoogleAnalytics: アクセス解析
- GoogleTagManager: GoogleAnalyticsのためのタグ管理
- GoogleSearchConsole: 検索トラフィックの解析
筆者は今回の開発を通じて、Zennに以下のTech記事を投稿しました。興味がある記事がありましたら、是非読んでみてください。
- Next.jsでGoogle Search Consoleの所有権の確認を行う
- GoogleTagManagerのカスタムイベントで整数の値を配信する
- Next.jsにVercel MarketplaceでNeonのPostgresを導入する
3. リリース後の反応
まず、筆者が最も驚いたは、このゲームを最もプレイしているであろう筆者を上回る、One Shotモード1044点が記録された点です。現在のOne ShotモードのWorld Best Scoreである1044点を獲得された方、おめでとうございます!自らが開発したゲームで、遊んでくださっている方に負けるのはとても光栄です。ありがとうございます!
以下はGoogleAnalyticsとGoogleSearchConsoleの解析結果です。
3.1. GoogleAnalyticsの新規ユーザー数は51人
現在、GoogleAnalyticsの新規ユーザー数は51人でした。ゲームをプレイしてくださった方、ありがとうございました!次章にもあるように、このゲームはまだGoogle検索では表示されないため、XのポストかZennの記事のリンクから、ページにアクセスしていただいています。
3.2. GoogleSearchConsoleの表示回数は0回
現在、GoogleSearchConsoleの表示回数は0回です。ページはインデックス登録済ですが、新規ドメインで公開しているため、Google検索にはまだ表示されていません。前回のWebアプリの公開ではGoogle検索に表示されるまで一年かかったため、気長に待ちたいと思います。
おわりに
記事を読んでいただいてありがとうございました。今回は、筆者が開発したゲームの仕様と、使用した技術スタックをIdea記事として投稿しました。もしこの記事が良いなと感じたら、「いいね」をいただけたら嬉しいです。引き続き開発と記事の投稿を続けていきたいと思います。よろしくお願いします!
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