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結論から組み立てる:ピラミッド・ストラクチャー入門
1. 話が伝わらないのは「順番」のせい?
「で、結局なにが言いたいの?」
会話やプレゼンで、こんなことを言われた経験はありませんか?
多くの場合、それは話の内容より、話の順番のせいです。
そこで登場するのが、ピラミッド・ストラクチャー(Pyramid Structure)。
これは、結論から伝え、理由や根拠を下に積み上げていく思考法・伝え方の型です。
2. ピラミッド・ストラクチャーとは?
その名の通り、ピラミッドのように結論を上に置き、その下に根拠や詳細を並べる構造です。
(ピラミッド型イメージ)
○【結論】
↑【理由・根拠】
↑【事実・具体例】
この順番で組み立てることで、
- 話のポイントがすぐ伝わる
- 聞き手が理解しやすい
- 考える順番も自然に整理できる
というメリットがあります。
3. なぜ「結論から」伝えるのか?
多くの人は、「背景 → 状況 → 話の流れ → 最後に結論」という順で話しがちです。
でも、それでは相手が結論にたどり着くまでに混乱したり、飽きてしまったりします。
逆に、先に結論を伝えることで、聞き手は安心してその後の話を聞けるようになります。
たとえば:
「今月の売上は前月比+30%です。なぜなら...」
→ 結論を先に聞いているので、そのあとの理由も頭に入りやすいのです。
4. 実際の使い方:ピラミッドの組み立て例
テーマ:スマホアプリの売上が伸び悩んでいる
- 結論:「今の課題は“継続率の低さ”です」
- 理由:「初回DL後3日以内に離脱しているユーザーが多いため」
- 事実・データ:「継続率は15%、業界平均は40%」「レビューでも“使いにくい”という声が多い」
このように組み立てると、一貫した論理と説得力のある主張ができます。
5. まとめ:話すのが苦手でも、順番を変えるだけで伝わる
- 結論→理由→事実 の順に並べる「ピラミッド型」で伝えよう
- 最初に結論を言うと、相手の理解が早くなる
- 考えも自然と整理され、話す内容にも自信がつく
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