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数が苦手でもできる!フェルミ推定は「考える力」のトレーニング

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1. フェルミ推定ってなに?

突然ですが、こんな質問をされたらどうしますか?

「日本に電柱って何本あると思う?」

え?わかるわけないじゃん…と思うかもしれません。

でもこの「わからないことを、それっぽく考えて見積もる方法」が、**フェルミ推定(Fermi Estimation)**です。


2. フェルミ推定って、計算力じゃないの?

よく誤解されがちですが、フェルミ推定に正確な計算力は必要ありません
むしろ大事なのは、次のような姿勢です:

  • 正確なデータがなくても、ざっくり考えてみる
  • 問題を細かく分けてみる
  • 常識や感覚を使って仮の数字を置いてみる

つまり、これは**「数を使った思考トレーニング」**なんです。


3. 例題:自動販売機って日本に何台ある?

さっそく、簡単な例で試してみましょう。

Step1:考えやすい単位に分けてみる

  • 日本には1億人くらい人がいる
  • 100人に1台くらい自販機があると仮定
    → 1億 ÷ 100 = 約100万台

Step2:それっぽいか、感覚でチェック

  • コンビニよりも多い気がする?(コンビニは6万店舗くらい)
  • 街中・駅・学校・ビルにある → 100万台くらいでも不思議じゃない

結論:

→ 日本にはおよそ100万台の自販機があるかもしれない!


4. 大事なのは「どう考えたか」

フェルミ推定では、「どのくらい近いか」より「どう分解したか」が大事です。

たとえば:

  • 「人口」や「割合」など、使える身近な数字を引っ張ってくる
  • 「多い?少ない?」と感覚でチェックする
  • 間違ってもいいから、手を動かしてみる

こうした思考の練習こそが、フェルミ推定の醍醐味です。


5. まとめ:数字が苦手でも、考え方は誰でも身につく!

  • フェルミ推定は、**「計算」より「思考」**のトレーニング
  • 正確な数字は要らない、仮の前提でOK
  • 難しく考えず、ざっくり・分けて・組み立てる

おわりに

「数字は苦手だから…」と考えるのをやめてしまうのはもったいない。
フェルミ推定は、考えることに対する怖さをなくしてくれる方法です。

「考えてみよう」と思った瞬間から、あなたの思考力は一段レベルアップしています。

気楽に、そして楽しく「考える力」を育てていきましょう!

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