20名のテスターを集める5つの方法の比較と何を使うべきか
こんにちわ。
本日は、Googleのクローズドテストでテスターを集める方法にどんなものがあるか、とそのメリットデメリットを比較をしたいと思います。
背景
2023年にGoogleのアプリ公開のためのポリシーが変更され、個人開発者の参入が難しい状況となりました。対象となる開発者は、アプリ開発の度にテスターを集めの作業が発生するので、都度試行錯誤をしているわけにはいきません。
比較対象
前提ですが、私自身全ての手段を利用した事がありません。そのため、一部については推測なども入る内容になっています。また、新規の個人開発者向けの記事のため、社内テスターを利用する等の実現できない手段は除外します。
それでは、以下に思いつく方法をリストアップします。
- 自分の交友関係を利用する
- SNSを利用する
- 開発者ミートアップを利用する
- テスターサービスを申し込む
- クローズドテスト用アプリを利用する
自分の交友関係を利用する
こちらは家族や友人に事情を説明し、テスターとして参加してもらうというものです。
メリット
- 確実にテスターを確保できる
- 無料である
デメリット
- 数に限りがある(自分のようなぼっちだと特に)
- 単純に恥ずかしい
- 繰り返しお願いしにくい(複数アプリ開発の場合)
- テスト方法の説明が面倒(相手のITリテラシーが低い場合は特に)
一番容易、かつ確実な方法ですがこれだけでテストをクリアできる人は少ないんじゃないかと思います。また、毎回お願いするのは友人が多い人でも気が引けるのではないかと想像します。
SNSを利用する
DiscordやReddit等を利用するケースです。この場合は、相手のアプリをテストする変わりに自分のアプリをテストしてもらうことになります。
メリット
- 多くの開発者との接点を持てる
- 無料である
- 背景等説明が少なくて済む
デメリット
- 相手を探すのに時間がかかる
- 原則英語が必須(国内だと十分な相手が見つからない?)
- 全く興味のないアプリを入れることになる
- 時々嘘の申告をしてくる人がいる
無料で十分にテスターを集めることができる手段ですがいかんせん時間がかかります。また、嘘をつかれる(オプトイン数が増えてなかったりする)と結構凹みます。最初のハードルも少し高いところが難点です。
ミートアップを利用する
イベントに参加して、テスターをお願いするケースです。
メリット
- 他の開発者から様々な情報を得られる
- テスターを確実に確保できる
- (内容次第で)無料である
デメリット
- 時間がかかる
- テスター数を十分に確保できる保証がない
これは、私はやったことはないですが、そもそもが情報交換がメインで、テスターをやって確保は寧ろおまけぐらいの気持ちでいた方がよい気がします。
テスターサービスを申し込む
クローズドテスト用にデバイスを用意して営業しているサービスへの申し込む方法です。検索すれば、色々でてくるようです。
メリット
- 時間がかからない
- 手間もかからない
デメリット
- 有料である
- 信頼できるサービスか不明
一番てっとり早い方法ではあるでしょう。お金のある人やリリースしたアプリですぐに取り戻せると考えている人にはよいのかもしれません。ただ、支払いしてもテストして貰える保証がないのが怖いところです。
クローズドテスト用アプリを利用する
専用のアプリを用いて他の開発者のアプリをテストしつつ自分のアプリのテスターをやってもらうケースです。
メリット
- 手間がかからない
- 無料である
- (SNS等に比べて)興味のあるアプリを選べる
- 英語が必須でない(開発者同士で最初の取引をする必要がない)
デメリット
- (テスターの応募状況次第で)時間がかかる
こちらは大きなデメリットはないです。SNSの利用したケースに近いですが、面倒さがなくなり、他の開発者との英語でのやりとりをしなくてもよいのでハードルがかなり低くなっています。一方で、自分のアプリを登録して待つ形になるので、受け身になりテスト完了に時間がかかるかもしれないという懸念があります。
全体を比較して
手段をひとつに絞る必要はないので、自分の置かれている状況にあわせて複数手段を使い分けるのがよいと思います。ミートアップは少し特殊なので置いておきますが、お金があってサービスの信頼性が低いというリスクを気にしない人は、テスターサービスを申し込めばよいでしょう。それ以外の人は、交友関係とSNS、専用アプリを平行して使えば間違いないかと思います。
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