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統計検定準1級_合格体験記
統計検定準1級
統計検定準1級に合格した際の勉強法、参考にしたサイトなどを共有しようと思います。人それぞれ必要なエッセンスが違うと思います。本記事は、あくまで自分の体験ベースで書きます。参考にさせていただいたサイト等には多大な感謝を申し上げます。
記事まとめ
勉強期間:1年(集中的に取り組んだのは半年)
勉強時間:300〜400時間(200時間ぐらいは数学の復習や無駄な時間)
回数:3回目CBTにて合格
「資格合格」という明確な目的を軸に置いて、自分が行ってきたことの良し悪し、何をすべきだったか、ということを偏見と独断で記述していきます。
バックグラウンド
情報系の大学に通っている大学3回生(2022年当時)。
高校は理系だったが、大学の授業では線形代数といったものをしっかりやった記憶がなく統計検定に出てくるような用語(検定等)もほとんど未知であった。
大学2回生夏に統計検定2級を取得。
時系列
2020年8月(大学2回生):統計検定2級取得←こちらも体験記を書いているのでぜひ
2020夏〜2021年夏:心理統計学ワークブックを暇つぶし程度に解く←選択ミス
2021年6月(大学3回生):PBTにて受験。不合格。(とりあえず受けた。手応えは2割か3割)
2021年7月(大学3回生):夏休みに入り本格的に対策を練り始める。
2021年9月(大学3回生):CBTにて受験。不合格。(46点とかだった)
2022年2月(大学3回生):CBTにて受験。合格。(61点で、ギリギリ)
統計検定準一級-試験結果(2022/2/1)
合格までの軌跡
- 心理統計ワークブックを2週とく←無駄
- 統計学入門(赤本)分からない単語や問題の解き方をノートを書き記していく←無駄
- 1回目受験):不合格。(心理統計ワークブックとか赤本でやった問題でん。。)←過去問やってないし当たり前に不合格
- 高校数学から復習。(数学力が足りないと感じたため)
- 統計学のための数学入門30講←整理されていて良い。全て解くのは無駄
- 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブックの問題のみを2週ほど。←過学習無駄
- 過去問を解いていく。
- 2回目受験):不合格。(ワークブック全部解けるようにしても本番結構違う。)←なので、本質的な理解がある程度いる
- 明解演習 数理統計、大学生の確率統計で数学的基礎力アップ。←必要だと感じる問題のみ
- 統計学実践ワークブック問題だけでなく、隅々まで読む。(4.7.8.19.31.32章は軽く捨てた)
- 過去問をさらに解く。(論述は得意な範囲以外は捨てた。)
- 3回目受験):合格(正直運が良かった。)
友達や図書館で借りてここにないものもある。
解くのはノート、まとめはルーズリーフ派(アナログ)
反省
- 統計学実践ワークブックから始めるべきである。
- 統計学実践ワークブックや過去問を説いてみて、自分は高校の数学レベル(微積、極限)から怪しいと感じたので高校の数学から復習し、大学の微分積分をヨビノリさんの動画やマセマで補っていった。(極める必要はない。そこまで難しい計算は出ない。)
- 統計学実践ワークブックの問題と過去問を過学習しても試験に受かることはできない。統計学実践ワークブックの問題だけでなく本文までしゃぶり尽くし、読書をするように全て読み切る心構えが大事。わからない部分は単元ごとに本を借りてもいいし、ネットでググってもいい。
- 試験というのは、定められた範囲をいかに効率よく対処するかというものである。心理統計ワークブックや統計の赤本など、解くのは楽しいが試験範囲には出ないものが多いので、目的が統計検定準1級合格の場合やらないほうが良い。また、線形代数や、微分積分の難しい計算も出ないので基礎の数式を読める解けるようにしておくべき。
- 自分は統計学実践ワークブックの全32章のうち、4,7,8,19,31,32章の理解が自分でも完全にはできていないと言わざるを得ない状態であった。しかし、合格したので全てを完璧にしようと思わないのも肝心である。
まとめ
- そもそもなぜ、統計検定準1級を取ろうとしたか
- 自分は、データサイエンスに興味があった。授業などでコーディングする際、数式が全くわからず何がわからないのかわからない状態であった。(TensorFlow等のライブラリを用いれば簡単に実装できるが何してるのかわからない。)そうしたことから、数式を自分で理解できれば、論文を参照し最新のモデルを作ったりできる(理想)のではないかと思ったため勉強をした。
- 統計検定準1級を取得したからと言って、データサイエンスにおける統計学をしっかり理解したとは言えない。
進研ゼミのように、ここも分かる!あれも分かる!というものでもない。しかし、資格を取得するに至り自分が何を理解できていて理解できていないのかということが合格不合格という結果に現れるため、自分の力を図るための指標となる。数学等の基礎力を付けるいい練習になった。 - エンジニアリング能力も上げたい。。
- ここまで読んでいただいたが、点数は61点と今回受かったのは正直運の要素も大きいと言わざるを得ない。なので、ギリギリでも受かった。という一つのサンプルとして参考にしていただければと思います。
参考サイト
数学
- STATWEB-検定一覧
- [数理統計学]統計的推定のまとめ
- DataArts-統計学のための数学
- 美しい高校数学
- 大学1年生もバッチリ分かる線形代数入門
- 予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」ヨビノリ
- AIcia Solid Laboratory
参考書解説
合格体験記などblog(ありがとうございました!!)
- 【統計検定準1級】自分のスキルセット、使用教科書について-Syleir’s note(2021/7)
- 統計検定準1級に合格したので合格するまでにやったことを書く(2019/6)
- 統計検定準1級合格体験記(2019/6)
- 統計検定準1級に受かるための勉強法・参考サイト(2022/2)
- 統計検定準1級 リンク集(2022/4?)
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