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KubeCon + CloudNativeCon Europe 2024 Day 1

2024/03/20に公開

はじめに

ZIPAIRの技術チームとして、私たちは常日頃から新しいチャレンジに挑戦しています。その一環として最新の技術トレンドに触れることにより、私たちの技術を磨くため、KubeCon + CloudNativeCon Europe 2024へ参加しました。

この記事では、イベントで参加したセッションの一部をご紹介します。詳細はこれから数回に分けて発信する予定です。もし興味を持たれた方は、ぜひフォローしてください。今後の投稿にてカンファレンスの情報を共有していきますので、お見逃しなく!

参加したセッション

Day 1にて次のセッションへ参加しました。詳細は各担当者が追って記事を投稿いたしますが、本ブログでは概要だけお伝えいたします。

Kubernetes on Edge Day Hosted

Cloud Native環境におけるKube Edgeの全容についてや、AndroidデバイスでのKubeEdgeの実行などが主なトピックでした。ZIPAIRと同じ旅客産業としてSNCF(フランスの鉄道会社)による「エッジテクノロジーを用いてレガシーシステムに革命を起こす」という発表に特別目が留まりました。「乗客にシステムを快適に使ってもらうにはどのようなシステムを構成すればよいか」という観点から最先端技術を用いて解決しようとしている姿勢は、ZIPAIRにおける開発を進めるうえで重要と考えます。

OpenTofu Day Hosted

OpenTofuをメンテナンスしているコアメンバーがOpenTofuのRegistryを構築するまでの道のりを発表されていました。中でもTerraformからOpenTofuへの移行の容易性を強調していました。Open Sourceを全面に押し出すOpenTofuはコミュニティーの支援が必須であり、それゆえコントリビューターが参加しやすい環境を整えている段階という所感でした。

Observability Day Hosted

eBPFを使用したKubernetesのログ収集の効率化についての発表がありました。この発表では、従来のファイルを介したログ収集の問題点をあげ、その問題点がeBPFによってどのようn解決されるかが述べられていました。具体的な実装は今回の発表では詳しく触れられていませんでしたが、eBPFによるログ収集はCPUのパフォーマンスへの影響などにおいて多くのメリットを持っていると感じました。このeBPFの優位性が広く認知されれば、eBPFによるアプローチへと移行していく可能性があります。

Cloud Native Wasm Day

コンテナ技術とWasmとの比較からはじまり、Composing Componentsの紹介が印象的でした。また、実際にWasmを用いたソリューションが紹介され、特にIoTの事例紹介はとても興味を引くものでした。われわれの開発においても限られたサーバーリソースにて機内のシステムを構築する必要があり、そのようなケースへWasmを適用することが期待できそうです。十分にDockerからWasmへのパラダイムシフトを感じさせるセッションでした。

まとめ

KubeCon + CloudNativeCon Europe 2024のDay 1の各セクションの内容を速報形式にてお伝えしました。各セッションの詳細は後日また記事として投稿する予定です。お見逃しのないようフォローのほど、よろしくお願いいたします。

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