Open1

VMware ESXi から、Proxmoxへの移行

てっちゃんてっちゃん

ありがとうVMware ESXi

「VMware ESXi」は、仕事場の検証環境や、外部公開用のサーバで使わせてもらいました。
ただご存じの通り、昨今の騒動で乗り換えを検討しなくてはならなくなりました。
Proxmox Virtual Environment 8.2.2では、VMware ESXiインポート機能が付いたとのことなので、軽く試した結果を手順に残しておきます。

テスト環境

VMware ESXi(移行元)

  • Ver.7.0 Update 3
  • HP EliteDesk 800 G2
  • Intel Core i3-6100T CPU @ 3.20GHz
  • Mem 16GB
  • SSD 256GB
  • HDD 500GB
  • オンボードLAN と USB to LAN

移行するゲスト

  • Ubuntu 20.4.5
  • うち向けのLANと、外向けのLANの2つのLANポート
  • REDMINE をインストールしています。

Proxmox(移行先)

  • Proxmox Virtual Environment 8.2.2
  • Fujitsu ESPRIMO Q558/V
  • Intel Core i3-8100T CPU @ 3.10GHz
  • Mem 24GB
  • NVMe SSD 256GB
  • SATA SSD 500GB
  • HDD 500GB
  • オンボードLAN と USB to LAN×2個

手順

  1. PROXMOX [データセンター]-[ストレージ]-[追加]-[ESXi]を選択

  2. 以下の様に入力

  • ID:VMWare上でREDMINEを動作させていたサーバの移行なので、こんな名前がついています。

  • サーバ:VMWareのサーバアドレス

  • ユーザー名:VMWareのログイン名

  • パスワード:VMWareのログインパスワード

  • ノード:どのPROXMOXサーバにするか。クラスターを組んでいると、複数表示されます。

  • 有効:なんでしょう?一応チェックいれます。

  • Skip Certificate Verificate:なんでしょうか?多分チェックONでよいと思います。

    1. PROXMOXの左ペインに、追加したストレージが見えるようになります。
  1. 右ペインから、インポートするイメージを選択し、[インポート]ボタンをクリックします。

  2. 「詳細設定」タブでは、かなり細かく設定可能で、VMWare上のHWをPROXMOX上でどのようにアサインするかなど設定できます。


ポイントとして、インストールしたときのCD-ROMがマウントしっぱなしだったので[詳細設定]タブから、CD-ROMを外しておきましょう。
右下の[インポート]をクリックすると、処理が開始されます。
50GBのゲストで、30分ぐらいでしょうか。のんびり待ちます。

  1. PROXMOX上で起動後1点問題だったのが、ubuntu上で、LANのデバイス名が変わっていて接続できないことでした。具体的にはPROXMOXへ移行後、ens160→ens18、ens192→ens19に変わっていましたが、/etc/netplan/99_config.yaml(私の環境では。)を書き換えてあげれば解決しました。

  2. PROXMOX用の移行直後は、ゲストエージェントが入っていないので、インストールします。

  3. 上記の[編集]ボタンを押し、QENU Guest Agentにチェックを入れます。

  4. 以下debianのパッケージをインストールします。
    sudo apt-get install qemu-guest-agent
    理由は解らないのですが、ゲストの再起動しないとQENU Guest Agent認識しないようなので、一度再起動しました。

  5. 認識すると、以下の様になります。