【プログラミング環境の構築①】まずはWSL
プログラミングと言えば「Docker」とうことで、まずはDockerを使えるようにしたいと思います。
Windows Subsystem for Linux?
クリエイティブな仕事をしているわけでもなく、エンジニアという感じでもないので(昔、TSS端末で汎用機に接続して、ASPEN(エディタ)で1行72文字のプログラミングをしていたことはありますが…)パソコンはWindowsを使っています。
DockerはLinux用のソフトみたいなので、Windows上でDockerを使うためにはWindows上でLinuxを動かせるようにしなければなりません。
Microsoft LearnによるとWSL2(Windows Subsystem for Linuxのバージョン2)というものを使えばWindowsでもLinuxを使えるようになるらしいので、まずは、この手順に沿ってWSL2を使えるようにします。
※Windows10の途中のバージョン以降はこの手順でいけそうです。
WindowsのPCでLinuxが動くようにします
①WSLを有効化
WSLの機能を使えるようにするため、PowerShellを管理者モードで起動して以下のコマンドを実行します。
※以降のコマンドはPowerShellの管理者モードで実行します。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
②仮想マシンの機能を有効化
仮想マシン プラットフォーム機能を使えるようにするため、以下のコマンドを実行します。
※コマンド実行後にパソコンを再起動しました。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
③WSLを最新化
「Linuxカーネル更新プログラムパッケージ」のインストーラをこちらからダウンロードしてインストールします。
※インストール後にパソコンを再起動しました。
④WSLのデフォルトバージョンを設定
WSLのデフォルトバージョンにWSL2を設定します。
wsl --set-default-version 2
⑤Ubuntuをダウンロード
WSLでは「Ubuntu」(LinuxのOS)を使います。以下のコマンドを実行してUbuntuをダウンロードします。
※サイズが1GB程度ありダウンロードに10分くらいかかります。
Invoke-WebRequest -Uri https://aka.ms/wslubuntu2204 -OutFile Ubuntu2204.appx -UseBasicParsing
⑥Ubuntuをインストール
「Ubuntu」をダウンロードしたフォルダで以下のコマンドを実行して、Ubuntuをインストールします。
Add-AppxPackage Ubuntu2204.appx
⑦Ubuntuを起動
スタートメニューに「Ubuntu」が表示されるようになるので、Ubuntuを起動します。
⑧Ubuntuのユーザー、パスワードを設定
「Ubuntu」のターミナルが起動し、ユーザーとパスワードの入力を求められるので入力します。
入力後はexitコマンドでターミナルを終了します。
⑨WSLのディストリビューション一覧を確認
Ubuntuをインストール後に、以下のコマンドでWSLのディストリビューションを表示すると、Ubuntuが表示されるようになります。
wsl -l -v
これでWindows上でLinuxが動くようになり、Dockerを動かす為の環境が整いました。
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