🪬

HTML/CSS のおすすめ学習方法

に公開

皆さんは HTML/CSS の学習はどのように行いましたか。

自分の学習の基盤は スクールでのカリキュラム に沿ったもになりますが、自分は以下の流れでやってきました。

  1. progateでレッスンの周回
  2. 参考書を周回
  3. Webサイトを模写コーディング(違うサイトで2回)

いろいろな方法で学習しましたが、この中で 圧倒的に学習が身についたのがサイトの模写です。

基礎学習を終えたらどのサイトでもいいので、早めに Web サイトの模写をすることをオススメします。

そして、今回は自分が行った学習方法の中で 苦戦したことや注意事項、おすすめ事項などをご紹介していきます。

progate の周回

progate (プロゲート)」というのは、オンラインでプログラミングを学習できるサービスです。

ほんとの最初はこの「progate」で十分です。

パソコンで行うことはもちろん、スマホやタブレットなどのアプリもあるので、移動中などにも学習できます。

基礎をわかりやすくスライドで説明してくれて、実際に自分でコードを打ち込んでいけます。

また、環境構築をする必要がなく、このサービスのみで完結してしまうので初心者はとりあえず「progate」をやっておけばいいでしょう。

オススメ周回方法

「progate」には初級、中級、上級、道場コースなどのようにレベル別でレッスンが分かれています。

もちろん 0 から始めた状態だと初級ですらつまずくことがあるかと思いますが、2 週 3 周していると問題が同じなのでスラスラ進めるようになっていると思います。

何が言いたいかというと、周回は初級から道場コースを回るのではなく、上級から道場コースで回るのをオススメします。

移動中の時間も使い、初級、中級あたりのコースはさっさとマスターして上級や道場コースを周回しましょう。

参考書から入るのもいいと思いますが、 基礎の基礎を知るために「progate」がいいかなと思います。

注意事項

この「progate」はコースを進めていくとどんどん経験値が積まれて、レベルアップをしていくのでゲーム感覚でできます。

一見楽しそうでゲーム感覚なら進めやすいと思いますが、知識は備わったのにレベルアップ目的で初級などのコースを周回する人が出てくると思います。

すでに知識を得たので、次に進んだほうがいいのにレベルアップ目的で初級を回るのは時間がもったいなすぎます。

そして何より効率が悪いです。

しかもコースを進めていくと初級で学習した内容が嫌でも出てきますので、基礎の概要をつかんだら初級、中級などはさっさと終わらせましょう。

あとは、初心者にはわかりやすく学習しやすいサービスですが、「progate」に出てくる知識以上が学べないため、ある程度周回したら「progate」自体の学習をさっさと終わらせるのがいいと思います。

参考書の周回

一通り「progate」を回ったら参考書の購入をオススメします。

どういった内容の参考書がいいかというと、チュートリアルみたいにサイト制作をしながら学べるような参考書がいいかなと思います。

HTML とはなにかとか、CSS とはなにかといったような超初心者向けの参考書よりは、何かを作りながら学べるようなもののほうが圧倒的に勉強になります。

「progate」で得た基礎的な知識を使いながらさらに多くの知識も得られるようになりますし、複数のファイルの使用や、テキストエディタによるコードの記述などにより実践的な学習ができます。

最初に言いましたが、サイトの模写が圧倒的に勉強になります。

サイトの模写をするまでの練習みたいな感じで、参考書で簡単な Web サイトを作っていくといいでしょう。

使った参考書

HTML/CSS の学習で自分が使ったおススメの参考書が 2 つあります。

まずはこれ。「作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書」です。

基本的にこの参考書を使って学習を進めていました。

この参考書は簡単なホームページを作っていくのですが、基本的な技術が詰まっています。

よかったところ

  • HTML の基本構造がわかりやすい
  • サンプルサイトを作っていくのでだんだん仕上がりが見えてきて楽しくなってくる
  • エディタの導入やファイルの作成も書いてある
  • サンプルファイルを確認しながら進められる
  • サーバーを使ってサイトを公開する手順まで教えてくれる(サーバーは契約せずにやり方のみ読んでました)
  • SNS ボタンの設置や Google マップの埋め込みなどの技術もわかる

このようにとても内容が濃いので最初にこの参考書で進めてみるといいと思います。

よくなかったところ

  • この参考書の作成から時間が経っているため外部サイトなどのバージョンが古かったりする
  • レスポンシブデザインなどはこの参考書では学べない

正直そんなに悪いところは感じなかったです。

自分はこの参考書を 3 周しました。3 周もやる時間がもったいないと思うかもしれませんが、騙されたと思って繰り返しやってみてください。

1 回目と 2 回目、そして 3 回目のすべてにおいて身につくことが違ってくると思います。

レスポンシブや様々なレイアウトを学びたい人は次に紹介する参考書がオススメです。

他に使った参考書

同じ参考書を周回すると知識や技術がとても身に付きますが、その参考書以外のことは調べたりしないと身に付きませんよね。

そこで様々なデザインに対応したコーディングを学べる「HTML5/CSS3モダンコーディング」がオススメです。

これはスマホが主流な今の時代に対応したレスポンシブデザインなどが学べるのでとてもいいと思います。

そして自分が何よりいいなと思ったのが、先ほど紹介した 「作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書」 で記載されてなかったCSSの種類や使い方などが書いてあるんです。

様々なデザインを学べますし、CSS の被りが少ないと思いました。

この 2 つの参考書の組み合わせが最強なのではないかと思ってます。(他の参考書をあまり見ていないので)

そんなわけで気になる人は参考にしてみてください。

Webサイトを模写コーディング

HTML/CSSの1段落のゴールとしてサイトの模写が良きではないかと思っています。

今までは「progate」や参考書の指示にしたがってコードを打ってきましたが、実際は指示などなく自分で考えてコーディングしていきます。

サイトの模写はすでにあるサイトを使用するためデザインを考えないで良かったり、わからなくなったらサイトのコードを確認できます。

学習としてはより実践的で簡単に行うことができるので、是非チャレンジしてください。

自分自身サイトの模写をしたことにより一気に HTML/CSS の知識や技術が身についたと思っています。

Webサイトの模写とは

「そもそも模写って何」という人のために説明しておくと、 一般の企業などが公開している Web ページを、ソースコードを見ずに似たようなコーディングをすることです。

模写するサイトをまず見つけなければいけませんが、どのサイトにすればいいか迷うと思います。

実際このサイトを選ぶ作業も今まで勉強してきた知識を使えば、このあたりはこういう CSS 使ってそうだな〜とか見た目で予想できると思います。

なので自分ができそうなサイトを選んでやってみてください。

どうしてもわからなかったり探すのが面倒な人は自分が好きな企業のサイトや、自分が好きな商品のサイトを模写してみても良いんではないでしょうか。

サイトを探す参考なりますので こちら の記事も見てみてください。

サイト模写のやり方

前提として模写するサイトのソースコードと、自分が打っていくコードは内容が違くても全然問題ありません。

逆に違うやり方でできるんだと可能性が広がるんじゃないかと思います。

そして基本的にはソースコードは見ませんが、全然わからなかったり進まないような時は見ても良いでしょう。

あとはフォントや幅などの長さもある程度見ても良いと思います。画像などの素材はダウンロードして使用しましょう。

基本的に見た目を似たようにコーディングしますが、細かいところまでは気にしなくて良いです。

模写するにあたっての便利なツールを紹介してくれている記事があります。

こちらを参考にして進めてみましょう。

Webサイトをコーディング模写するやり方と使用するツール | HPcode

参考までに自分が模写したサイトをご紹介します。

1 つ目が野村総合研究所の「NRI の強み」という 1 ページです。

NRIの強み:ビジネスモデルの特徴 | 企業情報 | 野村総合研究所(NRI)

2 つ目が N 高等学校の「N 高について」という 1 ページです。

N高について | N高等学校(通信制高校 広域・単位制)

いずれもかなりボリュームがあって結構時間がかかりました。

studyplus で時間管理していたのでこちらもご参考に。

学習時間の写真

「progate」と参考書は studyplus で記録しはじめる前だったので、時間は詳しくわかりませんが、12 月から勉強を始めたので月 50 時間ぐらいは使ったかもしれませんね。

まあこのようにかなり時間を使ってしまっていますが、それ相応に身についたと思ってます。

もちろんまだまだですので引き続き学習していきたいですね。

まとめ

  1. progate で基礎の基礎を固めていく
  2. 参考書を使いサンプルサイトなどの制作をしてみる
  3. サイトの模写コーディングでより実践的に学習する

以上が HTML/CSS を学習してきた流れとなっています。

学習するなかで疑問やわからないこと、やり方などを自分で調べていくと思いますが、この調べる作業がとても勉強になり知識が広がっていきます。

自分で調べる行為はとても重要なので気になることがあればどんどんググってください。

そしてこの学習の流れが終わったら、次のステップとして自分でデザインも考えて Web サイトを作ってみるのも良いと思いますし、レスポンシブに対応させてみたりしてもいいと思います。

また、JavaScript を学習して動きのあるサイトを作るようにしてみたり、PHP などのサーバー側の言語も勉強してみてください。

もちろんここでご紹介した内容が全てではないですし、いろいろなやり方が多くあると思いますが、この記事が勉強の参考になれば嬉しいです。

Discussion