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DockerとVS Codeを使ってWindows上にSwift環境を構築する
概要
Swiftが大好きでWindowsでもSwiftが書きたい人に向けての記事です。
2022年7月14日にSwift公式サイトのブログで、VS Code のSwift拡張機能について発表がありました。この拡張機能を使ってWindows上でSwift環境を構築するまでの手順を紹介します。
この記事ではWindows上でSwift Package プロジェクト を作成するところまで紹介します。
環境
- Docker Desktop
- VS Code
この記事で作成する Swift 環境の Swift バージョンは5.7です。
作業手順
- VS Code に Swift 拡張機能をインストールします。
Swift
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=sswg.swift-lang&ssr=false#overview
- VS Code に Remote Development 拡張機能をインストールします。
Remote Development
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-vscode-remote.vscode-remote-extensionpack
- Docker Desktop を起動して Docker Engine を起動します。
- VS Code のフォルダ内に.devcontainerフォルダを作成し、そのフォルダの中にdevcontainer.jsonファイルを作成します。全体的な構成は VS Code で開いているフォルダ/.devcontainer/devcontainer.json となっています。
- VS Code で開いているフォルダ
- .deccontainer
- devcontainer.json
- devcontainer.jsonの中身を次のように書き換えます。
devcontainer.json
{
"name": "Swift-5.7",
"image": "swift:5.7",
"extensions": [
"sswg.swift-lang"
],
"settings": {
"lldb.library": "/usr/lib/liblldb.so"
}
}
- このようにdevcontainer.jsonの中身を書き換えたら、VS Code のコマンドパレットから Reopen in Containerを選択し実行します。すると、コンテナ環境の立ち上げが始まります。
Reopen in Container
- 立ち上げが完了すると Swift を実行できる環境が完成しています。
- Swift Package プロジェクトを作成します。ターミナルを開き、swift package init と入力して実行します。
swift package init
- 実行が完了すると Swift Package が作成されていると思います。Sorceフォルダの中にコードを書き、Testsフォルダの中でテストを書いていく流れはXcodeでの Swift Package 開発と同じです。
- 余談ですが、ctr + shift + B でビルドを実行することができます。
まとめ
この記事ではDockerとVSCodeを使用して、WindowsでSwift開発をできることを紹介した記事です。
Swiftが大好きで、WindowsでもSwiftを書きたいと思ったことをきっかけに始めた作業ですが、日本語の情報が全然見つけきれなくて苦労しました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。ご意見やご感想をお待ちしています。
参考資料
Swift Extension for Visual Studio Code
https://www.swift.org/blog/vscode-extension/
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