🗺

もう少しiOS/Swiftと向き合おうと思う 〜とある28歳エンジニアのキャリア〜

2021/12/12に公開

(これはエンジニアと人生 Advent Calendar 2021の12日目の記事です。)

とある28歳のiOSアプリエンジニアです。

社会人も気付けば5年目に入り、20台も後半に差し掛かりました。
ここ数年は自分のこれから、特に

「30代は何してるんだろう」
「なんとなくでやってきたけど自分のキャリアこれからどうしよう」

といったことを考えることが増えてきました。

2021年は退職無職入社を経験し、そんな自分にとって節目になる年だったと思います。

そんな自分のキャリアの今までとこれからをつらつらと書いていきます。

Q. 今までどんなお仕事してたの?

新卒で受託開発の会社に入社し、そこで4年ほど主にiOSアプリの開発をしていました。

大学生の頃は、なんとなく「プログラミング楽しそう」と持っていたのですが
経済学部出身でプログラミングの知識もなかったので、就活のタイミングでテックキャンプのiPhoneアプリ開発コースを受講し、その結果iOS/Swiftに興味が増したのでiOSエンジニアとしてキャリアをスタートしました。

開発業務としてはiOSアプリを作ることがメインだったのですが、少しAndroidやったり、Windows デスクトップアプリやったり、Ionicでクロスプラットフォームアプリつくったり、Webアプリやったりもしてました。対応していた時間はぎゅっとするとiOSアプリ開発:その他の開発 = 9 :1、くらいなのでiOSアプリ開発以外の知見は忘れてしまったものが多いです。

iOSアプリ開発への興味は強かったのですが、実務ではAndroidアプリやWindows デスクトップアプリをやることもあり、モチベーションが下がることもありました。
とはいえいろいろなOS、技術に触れる機会があったことは今思うと非常にいい経験でした。
iOSアプリエンジニアとして仕事しているとAndroidアプリエンジニアの方やバックエンドエンジニアの方とコミュニケーションをとることがあります。そんなときに他のエンジニアの方が気持ちを少しわかることで、コミュケーションがよりスムーズになったと思います。また、他の技術を触るときに「あの分野のあれと似てるな」と思うことが増え、技術のキャッチアップがよりスムーズになった気もします。

また、最後の1年はチームのリーダーというタイトルがついていました。
リーダーというと仰々しいですが、基本的には今までの仕事(iOSアプリ開発の要件確認、設計、実装等の業務)に加えてメンバーのメンター的な立ち位置でサポートするということをしていました。

個人的にはマネジメント系の業務に興味はなく、またもっと実装したい/開発力高めたいという欲が強かったのでリーダー業務へ注力することが出来ていませんでした。
とはいえやってみると気づきもあり、

  • 実装しつつ、リーダー業務をすることの難しさ(自分の未熟さ)を肌で感じた
  • チームメンバーの成長を感じることは自分も幸福にする

ということを経験できました。
自分のマネジメント系のキャリアの印象も変わるいいきっかけでした。

新卒からお世話になった受託会社ですが、

  • モバイルアプリエンジニアとして要件定義から技術選定、実装、保守/運用まで携わることができた
  • 複数案件、モバイル以外の技術に触れることができた
  • リーダーというポジションを経験できた

と、今思えばなかなか濃い経験ができ、そして素敵な人ばかりで良い職場でした。

Q.なんで会社辞めたの?

2021年の5月に前職を辞めました。
辞めた理由は

  • もっと開発力を高めたい
  • デバイスの特性活かした(iOSならではの)開発できると面白そう
  • いろんな会社あるし20代のうちにもう1社ぐらい経験してみたい
  • 自分がユーザーとなるようなサービスに携わってみたい

ということを強く思うようになり、退職を決断しました。
エンジニアとして4年ほど経ち、他の環境でも挑戦したくなったという感じです。

dot cat
よく使うドット絵の猫で、自分で描きました。前職の会社のslackアイコンにも使っていました。

Q. 無職してたの?

次の職場は決めないまま辞めたので、しばらく無職(約6ヶ月)でした。
ありがたいことに働いている時にはカジュアル面談のお誘いはいくつか頂いたりすることがあったのでどこかにはいけるだろう、という楽観的な気持ちでいました。
また、自分の考えを整理するために少し時間を置いて考えたかったということも無職期間をつくった理由でした。

もっと開発力を高めたい
デバイスの特性活かした開発できると面白そう
いろんな会社あるし20代のうちにもう1社ぐらい経験してみたい

と思ってはいたものの、このままiOSアプリ開発を続けるか、それともWebフロントエンドやバックエンドといった領域に挑戦するか、はたまたブロックチェーンや機械学習、AR/VRといったトレンドな領域で一からやっていくのか悩んでいました。

つまりは「自分は一体何がしたいんだ、何が幸せなんだ」ということに対する回答がない状態でした。
なので、しばらくゆっくり生活していると整理されるだろうと思っていました。

そんな訳で、仕事から離れてだらだら過ごして、たまに友達とご飯を食べたり、ちょっと江ノ島までいってみたり、そんな生活を2~3ヶ月、そして気になっていた技術を触ったり調べたり、積読を消化したりを1~2ヶ月していました。

enoshima sea
江ノ島に行った時の写真です。海の散歩はいいですね。癒されました。

そうして今までできていなかった生活をして、なんとなくやりたい方向が見えてきました。

機械学習やブロックチェーンは少し触ってみたりしたのですが続かず(= 面白いとは思うものの、強く惹かれるものではなかった)、結局気づけばSwiftを書いていました。

正直iOS/Swiftはもういいや、とも思っていましたが、

  • デバイスやiOSの機能をより活用したアプリケーション開発

  • Metalを利用してGPU操作

  • iOS/Swiftの知識をベースに低レイヤの理解を深める

などなどもっとやれること、やりたいことはあるなと感じるようになりました。

そうした結果iOSエンジニアとして職を探すことになりました。
また、前職の経験から大きいチームでやるよりかは小さいチーム(多くても2~3人ぐらい)でいろいろなところ見る余地がある方が楽しいと思ったので、そのような環境を探すことにしました。

ちょっとブレイク

無職をしていて得られた個人的人生の知見と、ここ数ヶ月で読んで印象に残った記事をご紹介します。

知見

早寝早起き以上にQOL上げるものはない

早起きは三文の徳といいますが、朝早いと閃き力が高いですし作業効率も良いですし、何より気持ち良いです。
朝起きて活動できている時はOura Ringのスコアも70~80台になっていて健康的にも良いなと感じたので、なるべく朝活動するように心掛けようと思いました。

他のことに目移りせず、目の前のことをちゃんとやりきった時が幸せ

何かをやりきった時の達成感は格別なのですが、なかなかうまくいきません。
例えば他の技術分野、タスクが気になってそっちに手をだしてしまうことあるのですが、そうするとどっちも中途半端になることが自分は多いです。結局目の前のことから逃げたいだけなのでそうなってしまうんですよね。
そんな時はむしろ逃げたいほど難しいタスク(今までできなかったこと)なんだと思い自分を奮い立たせるようにしています。

すごい人は、毎日コツコツ努力をしている

無職の時にいろんな記事、Twitterを読んでいたのですが、すごい人ほど愚直に頑張っているなと感じました。できる人になりたい、強くなりたいと思う一方で、エンジニアはソフトウェアやソースコードといったもので比較がすぐできてしまうので、それによって劣等感を感じることも多々あります。そんな時にも、すぐに結果を出すことを望むよりも必要なことをコツコツやっていく方が大事なんだと改めて認識しました。

どれもありきたりなことでしたが、自分の経験を振り返りそれを再認識できてよかったです。

自分の人生を振り返ってみるために、そして自分なりの人生のtipsを得るするために無職してみてはいかがでしょうか。以上「無職のススメ」でした。

印象に残った記事

Q. これからどうするの?

ありがたいことに

  • 自分が使ってるサービス
  • カジュアル面談しててワクワクした
  • iOS/Swiftをより深められそうな環境
  • デバイスの特性を活かした開発ができそう
  • 小さいチーム

な会社とご縁があったのでそこで11月から働いています。
会社のビジョンにも共感できているのでなにかここで貢献できるよう自分らしく頑張っていきます。

そんな訳でもう少しiOS/Swiftと向き合おうと思っています。
そのためにもプライベートでも開発なり発信なりは継続していけたらと思っています。
継続は難しいですが、休んでいる時も自然とSwift書いてたりはしてたのでなんとかなるとも思っています。

最近はServer Side Swiftにも興味があり、少しずつ触ってみています。
これも何か作れたらいいなと。

とはいえ仕事は人生の一部でしかないので、趣味や休みなども大事に頑張っていきたいですね。

30歳になったときどうなっているか楽しみです。

👋


To エンジニアを探している方

  • 週1~2日ぐらいであれば副業で稼働できる余地があります
    • バリューがでるのはiOS開発ですが、バックエンドにも興味があります
  • カジュアルに話してみたい方がいましたらDM等でご連絡下さい
GitHubで編集を提案

Discussion