最短攻略!高度情報処理技術者試験 午前編
著者バックグラウンド
所有資格
応用情報技術者
ネットワークスペシャリスト
データベーススペシャリスト
エンベデッドシステムスペシャリスト
プロジェクトマネージャー
システムアーキテクト
システム監査技術者
はじめに
情報処理技術者試験の説明は省略
情報処理技術者試験において午前対策は重要
午前合格率の話
例として高度情報で一番人気のあるプロジェクトマネージャー試験の令和5年度の午前合格率を
受験者数(7888人)
午前Ⅰ不合格者数(2203人)
午前Ⅱ不合格者数(1699人)
→ 午前不合格者数(3902人)
午前不合格者数(3902人) / 受験者数(7888人) = 49.5%
補足:全体での合格率は13.5%
高度情報技術者のプロジェクトマネージャ試験では午後Ⅱ論文に目が行きがちですが、
受験者の半分は午前で脱落しているという結果でした。
極論ですが午前をしっかり押さえておくだけで、50:50の世界に持っていけるとも言えるでしょう。
午前の対策のしやすさ
情報処理技術者試験の午前問題は4択の選択問題であり、大体半分くらいは過去問と同じ問が出題される。
午前は100点満点中60点、つまり6割の正解を目指せばいいので、過去問をしっかり押さえておき50点を確保すれば、残りは4択の25%あてずっぽうでも60点を超える計算になる。
実際は4択の内、消去法で3~2択にできる問題が大半なので、安定して70点以上は確保できる。
実際に著者は、本記事に記載の勉強法を行い多くの情報処理試験を受験してきたが、
午前で不合格となったことはない。
すべて覚えているわけではないが、70点を切った記憶もないく平均で80点程度は確保できている。
勉強法
結論
午前問題の対策は過去6回分の過去問を暗記することです。
ポイント
暗記時の注意事項として、最初からアイウエの4択を覚えようとするのではなく、「わからない問題については解説を見る。なぜほかの選択肢が×なのかも確認する。理解できなかったら自分で少し調べてみる。」ということを行ってください。
これには、以下の効果があると考えています。
- 解説を読んだ、自分で調べた、ことでエピソード記憶として試験当日まで保持しやすくする
- 選択肢に関する知識をつけることで消去法の精度を高める
- たまにある選択肢シャッフルへの対策
具体的なやりかた
-
解説を見ながら6回分を一度通して学習
先述したとおりアイウエの4択を覚えようとするのではなく、「わからない問題については解説を見る。なぜほかの選択肢が×なのかも確認する。理解できなかったら自分で少し調べてみる。」を意識しながら知識として蓄えてください。
なお、計算問題などの時間がかかる問題は、解き方のイメージが出来たら答えを見てしまってもよいかと思います。 -
過去6回分を暗記する
ここからは多少作業感が出てきますが、6回分の過去問を繰り返し解くことで、完璧に仕上げてください。
そのまま解説サイトを繰り返し解いてもよいのですが、著者は
IPAの過去問サイトから問題を紙で印刷して、問題の右に「自信をもって答えれたら〇、2択3択に絞って正解だった場合は△、間違えたら×」をメモしていき、全問題3連続で〇がつくまで繰り返す。
という方法で行っています。
繰り返し解いていく中で徐々に解く問題数が減っていくので効率的に学習できる点と、苦手意識のある問題(△や×の割合が多い)については、付箋を貼っておくことで、試験直前の見直しに活用できる点が気に入っています。
対策サイト
応用情報技術者/高度情報午前Ⅰ
高度午前Ⅰはその回の応用情報の午前問題から30問を抜き出して作られるので、応用情報午前問題と問題範囲は全く同じになります。
なので、解説のついている応用情報の過去問対策サイトで6回分以上の過去問に対して対策をしておけば問題ないでしょう。
・応用情報過去問道場
高度情報午前Ⅱ
高度情報午前Ⅱ試験はそれぞれの専門分野に関連する問題が多く出題される点と、応用情報で出題されない問題も出題される点が特徴です。
なので、その分野の午前Ⅱの過去問を学習する形になるのですが、解説付きのサイトが現状少ないのが難点です。著者が知っている中だと、全区分の午前Ⅱの過去問解説がそろっているのは下記サイトくらいでしょうか。
情報処理技術者試験の勉強(過去問題)をやり直し
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