[読書メモ]リーダーシップの旅
メモ
リーダーシップとは
リーダーシップとは「見えないもの」を見る旅である。
リーダーは「結果として」なるもの
リーダーの3タイプ
「選挙で選ばれたリーダー(elected leader)」。大統領や首相、国会議員、知事など。
「任命されたリーダー(appointed leader)」。日本の多くの企業の社長、取締役、執行役員、部長、課長など
「自然発生的なリーダー(エマージェント・リーダー、emergent leader)」。本書で述べられる「結果として」なるリーダー。
結果としてリーダーになるプロセス
リードザセルフ
見えないものを見に行く決意をした段階
自分で自分をリードする
自分の理想に近づくために自分を変えようという意思を持つ
リードザピープル
リーダーの背中を見て、人がついてくる段階
エネルギーを感じたフォロワーが自発的についていこうと思えることが重要
リードザソサイエティ
この世界、次世代のために意味のあるものを残す
=世代継承性が原動力になる
リーダーに求められる素養
以下の素養を経験をもって磨き続けることが重要
構成力
時代の流れを感じながら「みえないもの」を見ようとする力
実現力
コミュニケーションによって「見えないもの」への理解・共感を得ていく力
意志力
自分を動機付けし続ける力
基軸力
やり続ける/やり遂げる/逃げない力
トレードオフの意思決定を繰り返すことで鍛えられる
所感
書籍の中で紹介されていた、「あなたたちは会社のために働くのではありません。会社が、あなたたちが成功するために存在するのです」という言葉が印象的。確かにその通りと思わされた。なぜか組織にいると第3者目線で組織の中の自分という意識を持ってしまうが、そこは自分自身を中心で見るべき。会社・社会もそういう姿勢(リーダーシップ)を求めていると解釈。
まずは、リード・ザ・セルフで自分の理想(「内なる声」)は何なのかを考え、理想に近づくために自分を変えようという意思を持つこと。3年後にやっていたい仕事を具体的にイメージし、その方向に動き出したい。課題としてはリード・ザ・ピープル、フォロワーが自発的についていこうと思える段階に進むための構成力(時代の流れを読む、見えないものを具体化する力)が不足しているため、そこを研修などで補填したい。
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