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メインマシンにUbuntuを追加したら幸せになった。

2021/09/18に公開

この度私が常用しているメインマシンに、Ubuntu 20.04 LTSを導入しました。

結論から言うと、幸せになりました。

なぜ導入したのか、どういう導入をしたのかなど、この記事に書きました。

仮想マシンじゃだめなん?なぜUbuntuをメインマシンに?

仮想マシンじゃだめです。パフォーマンスが100%活かしきれないのと、仮想マシンだと個人的なモチベーションがでないんです。そのためホストOSとしてUbuntuを入れたかったわけです。

Ubuntuをメインマシンに入れたい1つ目の理由は、できればWindowsをやめてUbuntu(Linux)にしたい気持ちがあったからです。
Windowsをやめられないのは、使ってるソフトがWindowsしか対応してないから。
例えばMicrosoft Officeやテレビを見るためのソフトなどなど。
(WINE使えば?という意見も否定はしませんが、100%動くという保証がないのと、Ubuntu上であまり動かしたくないからです。)

2つ目は、Windowsでの開発のパフォーマンスが良くないことです。私はよくJetBrainsのIDEを使っているのですが、Linuxと比較してコンパイルなど、ほとんどのパフォーマンスに対して劣っています。

どう導入したのか?

今回はWindowsも残して導入するという条件で、Ubuntuを導入しました。

パーティションを区切ってそこにUbuntuを導入するのはご法度です(Windowsのアップデートで壊される可能性があるため)。
ということでおとなしく別のストレージを購入。今回はM.2 SSDにUbuntuを導入しました。
ちなみに500GBです。そこまで求めないなら256GBぐらいでも十分だと思います。

下準備

まずは下準備として、Windows上でUbuntuのインストーラーUSBを作ります。今回はRufusを使用して作成しました。

作成したらPCの電源を切ります。...その前に。

私のWindows環境はBitLockerを有効にしているので、コントロールパネルからBitLockerの機能を一時停止してからシャットダウンします。こうしないと正常に起動できなくなる恐れがあるためです。

そしてシャットダウンに移ります。

Windowsの通常のシャットダウンは高速スタートアップ形式のシャットダウンになるため、それでは問題が発生する可能性があります。
ですのでスタートメニューでのシャットダウンは、Shiftを押しながらシャットダウンボタンをクリックしてPCの電源を完全に切ります。

電源を切ったら、換装作業開始です。大雑把にまとめると、

  • Windowsが入っているM.2 SSDを取り外す
  • インストール時に関係ないHDDのSATAを取り外す(今回はBIOSで無効化することもできる環境でしたが、面倒なので物理的に外しました)
  • Ubuntuを入れるM.2 SSDを挿入する(Windowsのとは別のスロット)

こんな感じです。

Ubuntuをインストール

あとは画面の指示に従ってUbuntuをインストールします。

※ここでM.2のストレージが出てこない場合は、BIOSの設定に問題があると思われます。自分も導入試験時にM.2ストレージが出てこなかったため、調べたところBIOSのSATAコントローラがAHCIになかったのが原因でした。

ここで注意すべき点は、セキュアブートのところ。NVIDIAのグラフィックドライバーを入れるため、注意すべき点です。
インストールを許可するためのパスワードをここで設定します。

再起動するとブート時にセキュアブートに関する設定の画面が出てくるので、Enroll MOKでキーを表示して、ドライバーをインストールしてあげます。
(私はこの設定を知らずにそのまま起動してたみたいなので、そのときにドライバーが入らなかったみたいです。結局「追加のドライバー」で設定し直しました。)

参考: https://qiita.com/junkoda/items/0c58e0c996b56b773d50

もう一つ。BIOSの時計に絡む設定です。UbuntuはUTCをBIOSの時計に設定するため、再びWindowsを起動すると時計がおかしくなるため、そのあたりを直しておかないといけません。

やり方は単純で、sudo timedatectl set-local-rtc 1というコマンドを実行すればOKです。

あとはaptなどでパッケージをアップデートして、インストール完了。

仕上げ

電源を切って、他のストレージをもとに戻します。

BIOSの設定で、ブート順番を直します。
Windowsが最初に起動してほしいので、1番目にWindows Boot Manager、2番目にUbuntuを設定します。

また、Windowsについては高速スタートアップの設定を外しています。

OSの切り替えはどうするのか

起動時にBIOSに入って起動する項目を選択するのもありですが、2つのOSにはOSの切り替えに便利なコマンドがあります。

OSの切り替えは、Windowsではbcdeditコマンド、Ubuntuではefibootmgrコマンドを使用してOSの切り替えを行います。

Windows

管理者として実行しているコマンドプロンプト(もしくはWindows PowerShell)で、
bcdedit /set {fwbootmgr} bootsequence {<identifier>}と実行すれば、再起動時にそれが起動するようになります。

Ubuntuのidentifierを確認するにはbcdedit /enum firmwareを実行するとBIOSに登録されているブート一覧が表示されるので、その中からUbuntuのidentifierを探します。

Ubuntu

sudo efibootmgr -n <ID>で再起動時にブートする項目を選択します。

efibootmgr(一般ユーザーでOK)でブート一覧を表示できます。

Ubuntuを導入した恩恵(結び)

Ubuntuを導入したことで、スムーズな開発環境になりました。
気分が変わればWindowsに戻せるので、これからはお互いのOSのいいところを取っていこうと思います。

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