GitHub Copilot Pro+でCodexが使えるようになったので試してみた
三行要約
- GitHub Universe 2025でAgent HQが発表され、Copilot Pro+ライセンスでCodexが使えるようになった
- 現状は
mediumモデルのみ利用可能で、クラウド版やWeb検索機能には非対応 - まだpublic reviewの段階で制限が多く、今のところこれ目的でPro+を契約する意味は薄い
はじめに
GitHub Universe 2025にてAgent HQが発表されました。
これは、GitHub CopilotのライセンスでCodexやClaude Codeなどの他社のAIコーディングエージェントが使用できるようになるというものです。
第一弾として、VS Code InsidersからCodexが使用できるようになっています。
本記事では、実際にGitHub Copilot Pro+でCodexを試してみた感想をまとめます。
前提条件
- GitHub Copilot Pro+
- VS Code Insiders(プレビュー版)
現状ではEnterpriseプランですら使用できず、対応しているのがGitHub Copilot Pro+のみなので、導入ハードルは非常に高いです。
セットアップ手順
1. OpenAIアカウントからのログアウト(既存ユーザーの場合)
既にCodexをOpenAIアカウントで使用している場合は、一度ログアウトしてください。
拡張機能の「Settings」 → 「Log out」を選択します。
まだCodexを使用していない場合は「Codex – OpenAI’s coding agent」の拡張機能をインストールしてください。
2. GitHub Copilotでのサインイン
拡張機能の画面にログイン画面が表示されるので、「Sign in with GitHub Copilot」を選択します。

使用するにあたり、注意事項が表示されます。
特に、CodexとGitHubの両方の利用規約に同意する必要があることに注意してください(企業ライセンスで使用できないので問題ないとは思いますが……)。

この手順を終えるとCodexが使用可能になります。

実際に使ってみた感想
実際に使用してみましたが、先の画像でも分かる通り lowとhighモデルが使用できず、mediumモデルのみが利用可能です。
ちょっと残念な感じがします。
ちなみに使用するプレミアムリクエストは1リクエストで1プレミアムリクエスト消費されるようです。
本家のCodexはPlusプランでもそこそこhighモデルが使用できるので、2プレミアムリクエストくらい消費してhighモデルが使えれば良かったのですが……
なお、制限事項は他にもあり、以下の通りです。
- クラウド版のCodexは使用できません。よって、GitHub上のコードレビュー機能も使用できません。
-
Web検索機能(
web_search=True)が使用できません。 以下のエラーになります。
stream disconnected before completion: stream closed before response.completed
逆に、これ以外の使用感は特に変わりません。
検証していませんが、本場のCodexと違い5h制限や週制限のタブがないのでもしかすると集中して使用してもCopilot Pro+のリクエスト制限内であれば問題ないのかもしれません。
まとめ
GitHub Copilot Pro+でOpenAI Codexが使えるようになりましたが、まだまだpublic reviewということもあり発展途上な感じが否めないです。
CodexのPlusプランと同じものは提供できない可能性がありますが、それならCopilot本体を使えば良いという風潮にならないかは心配なところです。
今後に期待しつつ、現時点ではこれ目当てにPro+を契約するのはあまりお勧めできません。
しかし、1500リクエストが月額$39で使用でき、Claude Opus 4.1など強力なモデルが利用可能なことを考えると、将来的には魅力的な選択肢になる可能性があります。
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