☁️

What is kintone ??

2024/07/04に公開

キントーンとは?

キントーンとは。やはり何事も公式サイトがわかりやすいです。
https://kintone.cybozu.co.jp/what_is_kintone/

と思いますが、サイトを見るのも面倒なあなたに要約します。

要約

キントーンは、サイボウズ社が提供するクラウド型の業務アプリ開発・運用サービスです。プログラミング知識がなくてもビジュアルな操作で様々な業務アプリをカスタマイズして作成でき、クラウド上で外出先からでもアクセス可能です。100種類以上のテンプレートから選んで導入することもできます。ITリソースに乏しい中小企業でも、低コストで業務の効率化が図れるのが特長です。


キントーンはプログラミングの知識がなくても開発が可能なノーコードでアプリを制作できる特徴があります。
近年話題に上がるノーコード。類似の言葉としてローコードが挙げられます。

ノーコードとローコードは、ソフトウェア開発の効率化とアクセシビリティを高めるためのプラットフォームですが、両者には重要な違いがあります。
それぞれの要素についてざっくりとまとめて、違いを見てみましょう。

ノーコード (No-Code)

定義

ノーコードプラットフォームは、プログラミングの知識を全く必要とせず、ドラッグアンドドロップのインターフェースを通じてアプリケーションを構築できるツールのことです。

具体例

  • Bubble: ウェブアプリケーションの構築が可能。eコマースサイトやSNSなどの開発に利用される。
  • Wix: ウェブサイトビルダーとして人気。視覚的なエディタで簡単にサイトを作成可能。

メリット

  • 迅速な開発: プログラミングの知識が不要で、視覚的なインターフェースを使用するため、開発が非常に速い。
  • コスト削減: 専門の開発者を雇う必要がないため、コストが削減される。
  • アクセスのしやすさ: 非技術者でもアプリケーションを作成できるため、幅広いユーザーが利用可能。

デメリット

  • カスタマイズの制限: プラットフォームが提供する機能に限られるため、細かなカスタマイズが難しい。
  • スケーラビリティ: 複雑なアプリケーションや大規模なシステムには適さない場合がある。
  • プラットフォーム依存: 使用するノーコードプラットフォームに依存し、移行が難しい場合がある。

実際のケーススタディ

  • 成功事例: 小規模なビジネスがBubbleを使用して迅速にオンラインショップを立ち上げ、売上を増加させた。
  • 失敗事例: 大規模なデータ処理が必要な企業がノーコードプラットフォームで開発を試みたが、性能不足で移行を余儀なくされた。

ローコード (Low-Code)

定義

ローコードプラットフォームは、一部のプログラミングが必要な場合もあるが、基本的には視覚的なツールを使用して迅速にアプリケーションを開発できるツールです。プログラミング知識があると更に高度なカスタマイズが可能です。

具体例

  • エンタープライズ向けアプリケーションの開発に強み。大規模システムの開発も可能。
  • エンタープライズアプリケーションを迅速に開発するためのプラットフォーム。

メリット

  • 迅速な開発: プログラムの一部を自動化し、視覚的に構築できるため、開発が速い。
  • 柔軟性: ノーコードに比べて、プログラミングの自由度が高く、複雑なアプリケーションも対応可能。
  • コスト削減: プログラミングの一部が自動化されるため、開発コストを削減できる。

デメリット

  • 一部プログラミングが必要: 完全にプログラミング不要ではなく、一部のカスタマイズにはプログラミング知識が必要。
  • 学習曲線: ノーコードに比べて使いこなすための学習が必要。
    プラットフォーム依存: ノーコード同様、使用するプラットフォームに依存する部分がある。

実際のケーススタディ

  • 成功事例: 大手企業がOutSystemsを使用して業務プロセスのデジタル化を図り、生産性を大幅に向上させた。
  • 失敗事例: ローコードプラットフォームを選択したが、チームのプログラミングスキルが不足しており、開発が停滞した。

違いのまとめ

ノーコードはプログラミングの知識が不要で、ドラッグアンドドロップなどの視覚的なインターフェースを使って簡単にアプリを構築できるため、非技術者向けです。迅速な開発が可能ですが、カスタマイズや複雑な機能には制限があります。
一方、ローコードは一部プログラミングが必要ですが、視覚的なツールと組み合わせて柔軟かつ効率的にアプリを開発できます。高度なカスタマイズや複雑なアプリケーションの開発が可能で、技術者向けに適しています。


これを基にキントーンの導入を企業視点で考えてみましょう。

キントーン導入が向いている企業の特徴:

  • コストを抑えて業務管理アプリを導入したい中小企業
  • アプリ開発の専門知識を持つ人材がいない企業
  • 簡易的なアプリで十分事足りる業務形態の企業
  • 複数の業務アプリを必要とし、効率化を図りたい企業

キントーン導入が向いていない企業の特徴:

  • 既に社内にアプリやシステムを構築している大企業
  • 複数のアプリを必要としない単一の業務システムで足りる企業
  • 大量のデータ管理やシステム間連携など高度な要件がある企業
  • ITリソースが十分にあり、カスタムアプリ開発が可能な企業

要するにキントーンは、ITリソースが乏しい中小企業が低コストで基本的な業務アプリを構築するのに適しています。一方で高度なニーズや既存システムがある大企業には不向きな面があります。企業の規模やITニーズに合わせて、導入の是非を検討する必要があります。

Discussion