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趣味の開発者ですが、YAPC::Hiroshima 2024に参加しました。

2024/02/12に公開

趣味の開発者ですが、YAPC::Hiroshima 2024に参加しました。
趣味の内容としては、自分のための環境やアプリを作って、共有できそうな物は以下のように、OSSとして整備(ドキュメント書いたり)して公開してる感じです。
https://github.com/yuxki/dyocsp

参加の経緯

私はPerlが書けません。「詳説 正規表現」で軽く学んだだけです。そのため最初は参加を見送っていました。しかし、私が参加している勉強会の中にスタッフの方がおりまして、Perlが書けなくても楽しめるイベントと聞き、参加を決めました。趣味で開発している身としては、技術でご飯を食べている方の話は貴重です。

前夜祭

前夜祭に参加して感じたのは、何といっても雰囲気の良さ。会場のフリーダムな感じが、心理的な自由を求めて技術を勉強している自分にとっては心地良いものでした。
学びの面ではキャッシュバスターズから得た、「必ずしもキャッシュは必要ではない」ということ。べき論で勝手にキャッシュが必要だと思っていた私にとっては目から鱗でした。今作っている、個人ブログのWebアプリケーションも、なんとなくキャッシュが必要だと考えていたのですが、とりあえず無しで無しで行こうと決めました。

当日の話

当日はAM9:00から受付、ノベルティを頂きネームプレートを書きます。ネームプレートの内容は、名前と「お好み」。私のお好みはVim、Go言語、Docker Swarm、Ubuntuです。
受付が終わると企業ブースに行きました。色々面白い企画がありましたが、ハイヤールーさんの、コードを書く様子をみて採用/不採用を決める企画は、個人的には印象的でした。人の評価をするのって、自分も評価されてるみたいで変な緊張感があるんですよね。
企業ブースをぐるっと一周すると、そろそろ最初の発表を聞く時間がきました。ここからは自分が聞いた一部の発表の、感想や気付きを書いて行きます。

入門EOL対応 ~SREが鉄板の流れ全部見せます編~

私事ですが、現状1台のUbuntu20.04と6台のAlpine Linux3.18を個人の環境に持っています。サポート期限が迫っていて、そろそろバージョンアップしないといけません。正直めんどくさいなあ、と考えていました。しかし発表を聞いて、移行作業に自分なりの工夫をする(とはいえ趣味ですが)ことで地味な作業も楽しめるんだ、と思えました。移行作業が終わったら、どこかで発表もしたいですね。

What You Like May Not Be for Someone オープンソースとアクセシビリティ

たとえ趣味であっても、インターネットに公開するのであれば、誰でも同じように内容を理解できるようにすべきだと自省。作成中の個人ブログもちゃんとアクセシビリティが確保させれているか、リーダーで確認しようと思います。

awkでつくってわかる、Webアプリケーション

AWKが好きなので拝聴しました。gawkでHTTPサーバが立てられるとは驚きです。自分もこんな面白くて勉強になるプロジェクトを作ってみたいです。しかも趣味の開発者でもマネできる、というのが嬉しい所でした。

Blogを作り、育み、慈しむ - Blog Hacks 2024

ペンディングしていた、個人ブログのプロジェクトを再開しました。

平成のエンジニアから令和のエンジニアへの遺言〜技術情報を伝達する手段の変遷〜

マサカリの話は響きました。最近はそれが怖くて発信を躊躇していたので。マサカリを受け入れつつ、発信を続けていくことが大事なんですね。

キーノート

楽しいことを楽しいから続けている。そんな雰囲気が伝わる、聞いていてこちらも楽しくなる内容でした。私は技術の勉強がルーチン化していることは、習慣化としては良いことだと思っていました。しかしその一方、「楽しいから続けている」という感覚は薄れていっている気がして、少し不安な気持ちにもなりました。

懇親会

わたしは所謂、ボッチで懇親会の場が苦手な人見知りです。前日まで懇親会はスキップしようとも思っていました。プロの方(技術でご飯を食べている人)が殆どの中で、自分は所詮趣味の開発者、という負い目もありました。しかしそれは杞憂で、結果としては楽しく懇親会を終えることができました。これはネームプレートの「お好み」の欄のおかげです。Docker Swarmの珍しさに助けられました。

最後に

楽しかった一方、技術でご飯をたべてる方が羨ましい! と終始思うカンファレンスでした。もう若いとは言えない年ですが、この欲には勝てません。技術職へのチャレンジをしてみようと思います。

お礼

スピーカーの皆様、気づきと学びをありがとうございました。スタッフの皆様、素晴らしいカンファレンスを運営していただき、ありがとうございました。懇親会で話して頂いた皆様、救われました。

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