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応用情報技術者試験(令和4年度春期)を受験したお話

2022/07/03に公開

はじめに

1週間ほど前に、令和4年度春期 応用情報技術者試験の合格発表が行われて、無事受かっていたので振り返りでもダラダラ書いてみます。院試勉強の合間にネ

応用情報技術者試験ってなに?

応用情報技術者試験は、情報処理に関する国家試験である"情報処理技術者試験"の1区分です。対象者は、高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者とされています。(高度IT人材がどういう人を指すのかは知りません。意識高そうな言葉に聞こえる。)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

レベル的には、同じ情報処理技術者試験に属する 基本情報技術者試験 を1段階難しくした感じ。実際、基本情報技術者試験の資格をとってから、応用情報技術者試験を受験するといったローテの方が多いはず。

合格率は各年でバラつきがありますが、私が受験した令和4年度春期の試験だと、受験者数が62,679名なのに対して、合格者が13,076名なので、およそ20%といった具合です。

受験したきっかけ

2022年の2月らへんに、大学の友達から一緒に受けないか。と誘われたのがきっかけです。そのときは、1週間後に迫る大学の期末試験の勉強をしていて、正直資格試験どころではなかったですが、資格は持っておいて損はないし、いつかは受けようかなと考えていた資格試験だったので、ちょうど良い機会だと思って、その場で申し込みました。

自分が持っていた武器

  • 基本情報技術者試験の資格
  • 国立大学の情報系学部で3年間学んだ知識

試験勉強

午前問題

友達から型落ちの教科書をもらえたので、最初はそれで勉強するつもりでした。が、総ページ数800弱という量の前にやる気も起きず、結局過去問過学習作戦で行くことにしました。
https://book.impress.co.jp/books/1121101057

過去問演習は、基本情報技術者試験を受験するときにもお世話になった応用情報技術者試験ドットコム様の過去問道場で、最も古い年度である平成17年度の試験問題から、最新の令和3年度の試験問題まで一通り回しました。知らない知識は、過去問解く → 間違える → 覚える の流れでインプット。
https://www.ap-siken.com/apkakomon.php

応用情報技術者試験の午前問題は、昔に出題されたことがある問題がそのまま出たりすることも多いので、そういう意味でこの勉強法は、合格への最短経路を辿っている感じがします。資格さえ取れればいいという方には、なおおすすめです。

平成17年度から令和3年度、各年度に春期・秋期の2回開催されていることを考えると、大体30年強の問題をすべてこなしたわけですが、そこまで苦労はしませんでした。午前はどの問題も4択形式なので、隙間時間にPCやらスマホやらの画面をポチポチしてたらいつの間にか終わってましたね。

午後問題

午後問題はほとんど勉強できませんでした。午後問題の対策をしようと思ったときには、もうすでに試験当日がだいぶ近づいていて、シンプルに時間がなかったです。数年分を触って試験に臨んだ気がします。

そもそも、午後問題をがっつり勉強する気はなかったので焦りはありませんでした。以下の2点から午後問題の対策勉強はコスパが悪いと感じていたからです。

  1. 午前問題のように過去の問題がそのまま使われることがないこと
  2. 選択問題の中には、特に知識を引っ張り出してくることなく、問題文に転がっている要素からいわゆる"国語的な"方式で解答できる問題があること

最終的に、午後問題の形式さえわかる状態で試験に臨めれば、問題はないと思いました。

当日の流れ

起床~会場到着

無事、寝坊することなく起床。起床が一番難しい。試験よりも難しい。それは言い過ぎ。

テキトーに朝ご飯を口に放り込んで、いざ出発です。
試験会場の最寄り駅までは電車で一本。特に交通面でトラブルも起こらず、無事最寄り駅に到着。と同時に、視界に飛び込んでくる景色。家と畑しかないよー。
田舎ですなぁ...

何歩歩いても変わらない景色を眺めながら、おそらく自分と同じ試験を受けるために会場へ向かってるであろう人の後ろをついていき、会場となる大学へ到着。

試験の内容から、受験者の8割、9割は社会人だろうと推測してましたが、会場に入ると意外と学生っぽい若い人もちらほらいましたね。その逆で、既に還暦は迎えているように見える受験者の方もいて、いくつになっても勉強は大切なことであるなぁと考えさせられました。

こういった試験の直前は、あまり勉強しても仕方がないと思う質なので、基本事項を振り返るなどせずに、ぼーっとしていた気がする。

午前試験

80問で構成される午前試験ですが、時間はたっぷりと確保されていて特に急いで解く必要もないので、ゆるっとふわっと解き始めました。

ところどころ分からない問題はあれど、全体の3/4経過(60問終了時)地点くらいで、自信もって回答できている問題の数を数えたら、合格ボーダーの6割=48問を超えていたので、焦ることなく最後まで回答。

軽く見直しを済ませた後、残り時間がだいぶあったので途中退室という形で、早めにお昼休憩に入りました。

昼休憩

昼の休憩は、公式には1時間確保されています。
私の場合は午前試験が予定より早く終わってしまったので、どれだけゆっくりお昼ご飯を食べても使いきれないくらいの時間が手元にあることになってしまいました。

午後試験が始まるまで、ただただ1時間以上待つのも暇なので、散歩がてらに少し遠くのコンビニまで歩きました。何も知らない土地をふらふら歩くのって楽しいよね。

午後試験

午後試験は、午前試験に比べると時間の余裕もなく、問題の難易度も上がるのでスタートから気合い入れて解きました。

まず、必須問題である 問1: 情報セキュリティ の問いへ。
語句の穴埋めが半分ほどしかわからず、記号の選択問題も手応えが悪かった...。

残りの選択問題4つは、とりあえず1つ目に問3: プログラミングをチョイス。

問3: プログラミングは、アルゴリズムに慣れ親しんでる人なら詰まらず解ける難易度なので選択するのをお勧めします。

あとは、問4: システムアーキテクチャ、問7: 組込みシステム開発、問8: 情報システム開発を選びました。ネットワークやデータベースといった事前知識がかなり問われるような問題は、太刀打ちできないような気がしたので、その他の問題からぱっと見で問題設定を理解できそうなやつをチョイス。それっぽい解答を書いて試験終了。

手応えあったのはプログラミング問題(アルゴリズム)のところだけでしたが、他の4題も記述問題の部分点かき集めれば、合格ボーダーの6割には届くかなーといった感触でした。

試験終了~帰宅

皐月賞[1]のレース映像を1秒でも早く見たかったので、特に寄り道することなく家へすぐに帰りました。同じ会場に知り合いがいたりしたら、その場で答え合わせできたのになー。

終わりに

情報処理技術者試験には、応用情報技術者試験の上に何種類かまた別の試験が用意されているみたいですが、それはまた気が向いたときにでも受けるとしましょう。

どこかで今回とった資格が役立ってほしいものです。

応用情報技術者試験をこれから受ける人へ。

応用情報技術者試験ドットコム様の過去問道場をひたすらに回しましょう!!解説もわかりやすく、詳しい部分まで書かれているので勉強になりますよ。午前問題はそれだけで合格点の6割へ届きます。

午後問題は...わかりません。

試験について何か質問があればコメント欄へどうぞ。可能な範囲で答えます。

脚注
  1. 試験当日に開催された競馬のGIレース。ジオグリフおめでとう。 ↩︎

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