Snipcart使ってみる
SnipcartはECサイトを作れるサービスで、シンプルに買い物かごを提供しているサービス。
Pricing
商品が売れたら、商品につき2%で、月額かかる固定費などはない。Snipcart自体は決済システムを持っておらず、決済は別のサービスと連携する形。
なので、決済サービスの手数料、だいたい3.6%ぐらいとSnipcartにかかる2%で5.6%ぐらいの費用がかかる。
例えばShopifyはベーシックプラン年契約で月額3650円、それに決済手数料がミニマムで3.55%かかる。
chatGPTに計算してもらうと、約17.8万円が分岐点でshopifyの方が安くなる。shopifyを月契約すると23.6万円が分岐点になる。
毎月コンスタントに17.8万円の売り上げを立てられるようになったらshopifyの方が良さそう。
商品の登録
商品の登録方法だが、Snipcartの管理画面からポチポチとしていくのかなと思いきや、管理画面にECサイトにしたいサイトのURLを入力し、fetchをかけることで、サイトに表示されている商品が管理画面に登録されるというユニークな仕組みだった。
SnipcartはfetchしたHTMLの↓のようなdata-item属性を読んで、それを商品として登録する。
<button class="snipcart-add-item"
data-item-id="starry-night"
data-item-price="79.99"
data-item-description="High-quality replica of The Starry Night by the Dutch post-impressionist painter Vincent van Gogh."
data-item-image="/assets/images/starry-night.jpg"
data-item-name="The Starry Night">
Add to cart
</button>
ダッシュボードに登録された商品↓
これだと商品をどんな方法で管理しようが自由なので、買い物かごを提供するマイクロサービスとして、すごく面白い仕組みだなと思った。
API
ダッシュボードを見ると、public とsecretで2種類のAPIが作成できることがわかる。
どうやら、REST APIにはsecretの方のAPI KEYを使う必要があり、public api key はREST API用ではなく、ダッシュボードに表示されている規定のスクリプトを埋め込むことで、window直下に作られるSnipcartオブジェクトを生成するために使われるもののよう。
secretの方のapi keyは権限を細かく管理できたりもせず、全アクセス権限があるので、REST APIとして使うには、snipcartのREST APIをラップする何かしらのサーバーを自分で作る必要があるみたいだった。
REST API自体は機能が少ないだけかもしれないが、とてもシンプルで使いやすそうな印象を受けた。