2020年総括(人生で初めての無職経験からアプリリリースに至るまでを振り返る)
さて早いもので、2020年ももう終わりを迎えるので、振り返りも兼ねて今年の総括をつらつらとしていこうと思います。
(技術的な話はほぼありません笑)
僕は2019年末に8年間エンジニアとして勤めた会社を辞めました。
辞めた理由は、
①頑張ってアイデア出して要素開発しても保守的文化から製品化されない
②製品化してもユーザーからのフィードバックがないのでモチベーションが上がらない
③人間関係がずっと同じままで増えない
まあこの辺りですかね。
一番問題だと思ったのが①で、企業自体も失敗を恐れて石橋を叩きすぎるような社風だったため、僕は30になっても一度も大きな挫折をしていない自分の人生に危機感を感じていました。
じゃあ今までなんで会社を辞めずにいたかと言うと、技術力が高くて、人間的にも尊敬できる先輩がいたからです。僕はその先輩と一緒のプロジェクトで働いた4年ほどで、エンジニアレベルが5から80くらいに上がった気がします笑
設計のノウハウや、QCDの考え方、チームのモチベーションが上がるプロマネの考え方など、技術的なことから、マネージメントのことまで幅広く学ばせていただき、今の僕の大きな武器となっています。
その後、先輩と違うプロジェクトにアサインされた僕は、自分でも明らかにレベルアップを実感していたし、自分の力でプロジェクトを進められるようにもなっていました。
しかし一方で僕は自分の成長が鈍化していることに気がつきました。さらに、僕がこの先なろうである中間管理職が、役員と部下の板挟みになっている状況をみて、このポジションには自分は向いていないな。という思いもありました。
まあそんな感じで、転職しようと思った時に、「転職してサラリーマンとして働くならやることは変わってもこのキャリアパスは変わらないんじゃないか」と思い、とりあえずは辞めて、無職になってみることにしました。
その当時、去年の12月くらいは半年くらい人生見つめて、そこから再出発しよう。くらいに思ってました。
無職になると見えてくる物がたくさんありました。
まず「人と会えない」ということ。
会社員時代は、仲良くしてくださる先輩や、後輩がたくさんいたので、毎週のように飲みにいったり、カラオケ行ったりしてましたが、きっかけがないとあまり誘わないですよね。。。
当たり前ですが、こんなに人に会わないんだな。って思いました笑
次に「平日のガラガラのカフェが心地良すぎる」ということ。
僕はカフェでコーヒーを飲みながらゆっくり読書するのが趣味なのですが、会社員時代はもちろん土日休みなので、土日にカフェに行ってました。
無職になって、平日にカフェにいけるようになり、行ってみると、人も少ないし、うるさくもない。こんなに快適なんだ!と感動しました。
次に「世の中にはいろんな生き方をしている人がいる」ということ。
無職になってとことん暇だったので、個人で活動されている方たちのYouTubeをみたり、Twitterで色々な方に話しかけてみることにしました。
そうすると、
営業職からエンジニアになり個人でアプリ開発して起業した方。
バイトや会社員など一度も経験せず株の収益だけで生活している方。
工場勤務を辞めてフリーランスの動画編集のお仕事をしている方。
ブログ収入で東南アジアで暮らしている方。
世界各国を旅しながらその動画をYouTubeで収益化して生活している方。
など、いろんな生き方をされている方達がいて、こういう生き方ができるんだ。と目から鱗でした。
そのように様々な生き方を知るにつれて、「僕はどんな人生が送りたいんだろう」と本気で考えるようになりました。
前職の同期に、入社2、3年目くらいの時に温泉に入りながらこんなことを言われたことを思い出しました。
「ゆうとはどういう生き方がしたいの?明日目が覚めたらどんな景色があったら幸せなの?」
僕はその時はその問いにはすぐ答えられませんでした。
「そこそこの収入があってストレスなく仕事できてればいいなあ」くらいに答えてた気がします。
でも今年、こういった様々な生き方をみるうちに、僕の中にも明確な夢が芽生えてきました。それは、
・人に感謝されるような生き方がしたい
・世界各国を自由に旅できるような人生を送りたい
・信頼できる友達をたくさん作りたい
という夢です。
本気でこれを実現するにはどうしたらいいのか?と考えた時に、「経済的自立」からの「経済的自由」「時間的自由」を実現する必要があると思いました。
そんなことを思い始めてた時に、愛用していた株アプリのサービス終了。そしてコロナウイルスの世界的蔓延。
ニーズも明確にあって、自宅できる、自分で実装できるスキルもある、コロナでリアルで関わるお仕事は難しい。そして、これが成功したらもしかしたら夢が叶えられるかもしれない。
そう自分の中で思ってからはもうあとは少しでも早くリリースするという目標に対して一直線でした。
そこから、
2月に開発開始
5月に初リリース
7月にサブスクで収益化
10月に1万ダウンロード達成
と、自分でもびっくりするほどの怒涛の快進撃でした笑
今までの人生を振り返っても、ここまで行動的な一年は初めてだったと思いますし、成果を残せた一年も初めてだったと思います。
ただ、僕はこの開発においても、挫折と言う挫折をしませんでした。それは、「Twitterで知り合ったアプリのユーザさん」が常に応援してくれたり、暖かいお言葉をかけてくれたおかげで、ダウンロードが伸び悩んでも、競合アプリが現れてユーザーが減っても、この方達を喜ばせられればそれでいいという感覚があったからなのかもしれません。
振り返ってみると、挫折しなかったというより、挫折しても心が折れないようにみなさんにフォローしていただいていたんですね。本当に感謝しています。
こんな感じで結局半年で働き始める予定だった当初の予定からはだいぶずれ、そして当時の予定では1年も無職をするつもりもなかったため貯金もつきました笑
多分今までの会社員人生で金銭的には一番貧乏ですが、でも心の充実感は一番だと思います。
ありがたいことに、おかげさまでこのTwitterで優秀なエンジニアさんと繋がれて、僕はフリーランスエンジニアとして12月中旬から働き始めました。
2021年は、「フリーランスエンジニア」という生き方を楽しんでみます。挫折するかもしれませんが、むしろ僕はそれはより大きな成功への大きな一歩だと思っているので、大歓迎という気持ちでいます。そして、多くの人に会って、多くの価値観を得られるといいなあと思います。
計画性もなく書き始めたこの記事は、計画性もなく無職になった僕の生き方に近いかもしれません。でも計画性のない僕の人生は、素直に自分の心に従うことで、出会いや、考え方の変化、感謝の気持ちなどをより繊細に感じるようになりました。
来年はどうなるか自分でもわかりませんが、日々の小さい幸せに感謝しながら、一歩一歩ゆっくりでもいいので積み上げられればいいなあと思います!
振り返れば長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。僕と仲良くなってみたい物好きの方は、是非TwitterのDMで声をかけていただけば嬉しいです!
最後に、Twitterのフォロワーさんからのありがたいコメントを添付させていただきます!(他にもたくさんの方から感謝コメントいただきましたが、全員分紹介できずすみません🙇♂️)
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