シグモイド関数は何故あの形なのか?
以下の形の関数をシグモイド関数と呼びます。
このシグモイド関数は何故こんな形をしているのでしょうか?
数式から考えてみましょう。
シグモイド関数は
という式で表されます。
一見難しく見えますが、1つずつ紐解いていきます。
{e^{-x}}
まずは
これは
なのでxが負の方向に大きくなるとその値は指数的に増加します。
\dfrac{1}{e^{-x}}
次に
つまり
・xが正の時、その値は
・xが負の時、その値は
よって以下のようになります。
\dfrac{1}{1+e^{-x}}
そして最後にシグモイド関数
先ほどと同じように、xが正の時と負の時に分けて考えてみましょう。
・xが正の時、その値は
・xが負の時、その値は
従って以下のようになります。
ここで、それぞれの値に収束する速度は、
上記
これはシグモイド関数でも同じで、x軸が3の時にシグモイド関数は1に収束します。
つまり
ここで、例えば
x=2のあたりでシグモイドが関数が1に収束していることが分かると思います。
まとめ
sigmoid関数は、
そのため、xの係数を変更することで、シグモイド関数の収束速度を変化させることが可能です。
※xの係数が大きいほど早く収束します。
今回は式からシグモイド関数の形について考えてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
Discussion