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Software Designを定期的に読んでみた

2025/02/02に公開

はじめに

IT業界でWebエンジニアとして働き始めて約10年。
最近技術的な刺激が減ってきていてマンネリ化していると感じることが多くなってきました。
プログラミング未経験でIT業界に入った当初は、HTMLで文字が表示できたり、CSSで文字の色や大きさを変えられたということ1つ1つが新鮮で面白かったのに。
そんな新鮮な面白さを感じることも年々徐々に減っていってきているような気がしていました。

そんな時、久しぶりに本屋でSoftware Designを見つけたので買ってみました。
何も考えずに買ってみたこの本が、エンジニアの知的好奇心を刺激するツールとして役に立つのでは?と思い記事を書いてみました。
この記事では、Software Designの何が良いのか、そして個人的にいいなと思っている読み方をお伝えしたいと思います。

Software Designの何が良いのか?

技術情報を得るための媒体は数多くありますが、個人的にSoftware Designの以下が気に入っています。

  1. 適度な頻度と価格帯

    • 月1回の定期発売でジャンプ的な感覚で読める。
    • 価格が1,500円くらいでそこまで身構える必要がない。
    • 200ページくらいの分量なので適当に読むのにちょうど良い。
  2. 幅広い技術分野のカバー

    • Webの技術だけではなく、モバイルアプリ開発・インフラ技術・マネジメント・小話など分野が幅広い。
    • 専門的な深い話から入門的な内容まであり、エンジニア経験が短くても長くてもマッチしやすい。
  3. 偶然の出会いがあり、情報がまとまっている

    • 意図的に情報収集しないことで、仕事や今までの興味の範囲だと出会う確率の低い情報に触れることができる。
    • 書籍として編集されているため、情報の正確性が担保されているかつ体系的にまとめられていて読みやすい。

個人的に良かった読み方

1. ひとまず物理本を買う

物理本を買うことをおすすめします。
他の技術書や一般の書籍は基本的に電子書籍を買っているんですが、Software Designを買う目的がマンネリ化を防ぐためなので、本を読むモチベーションを上げるために物理本を買っています。
毎月買うようにしていると保管スペースがどんどん無くなるので、読み終わった号は定期的に処分しています。
せっかく買ったのに処分するともったいないような気がしますが大丈夫です。
後で読み返したくなるくらいよかった時の号は、電子版を購入します(保管していてもどこにあるか分からなくなって探すのがめんどくさいため)。

2. 購入する時は何も考えない

「今月号の内容は自分に合っているかな?」
そんなことを考える必要はありません。まずは3ヶ月くらい何も考えずに買いましょう。
面白くなければその号は読むのをやめればいいだけです。
毎月買ってみてつまらないと感じたら定期的に購入すること自体をやめれば問題ありません。
以外な出会いは予想できません。買いましょう。

3. とりあえず流し読み

すべての記事をちゃんと読む必要はありません。
表紙や目次から興味のある記事があればとりあえずそこを読みましょう。
そもそもどこにも興味がない号の時もあるかもしれません。そんな時はパラパラめくってみればいいと思います。
流し読みをして興味が出たら読めばいいし、出なかったら出ないでいい。それくらいの気持ちで読むのが大事だと個人的には思っています。

また、コードのサンプルも結構載っているので、実際にコードを書いて試してみるのも良いですが、それも無理にやらなくて良いと思います。
やりたかったらやれば良いし、そうじゃなかったらやらない。
とりあえず流し読みできたら十分意味があります。

おわりに

技術の世界は広いですが、案外新しい技術との出会いが少ない。最近ちょっとマンネリ化している気がする。
そんな時は、固定化された情報収集ルートから少し外れて、新しい刺激を見つける。
そんなきっかけとしてSoftware Designを活用してみてはどうでしょうか?
案外楽しいかもしれないし、そうじゃないかもしれません。
結局読んでみないと分からないので、とりあえず買いに行きましょう。

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