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LunakeyMimi ビルドログ

2022/08/24に公開

はじめに

人生初の自作キーボードとして、掲題の通りLunakeyMiniを制作しました。
作ってみた所感をビルドログ形式で記事として残しておこうと思い、本記事を書いております。

当初はビルドログを書く予定が無かったので製作途中の写真がありませんが、悪しからずご了承ください。

LunakeyMimiを選んだ理由

これまで自作キーボードのことは知りながら、なかなか踏み出せずにいたのですが、、、
友人(自作キーボード沼にどっぷり浸かっている)からプレゼントとして、自作キーボードのキットをもらえることになりました。
「せっかくだしプロダクトとして尖ったキーボードが欲しい!」とリクエストしたところ、分離型でスピーカーも付けることができるLunakeyMiniのキットと他必要なものをプレゼントしてもらいました。

選んだ理由というよりも、選んでもらった理由ですね。笑

準備したもの

必要なものはキット製作者のYoichiroさんが公開されているビルドガイドに記載されています。
https://www.eisbahn.jp/yoichiro/2020/12/lunakey_mini_build_guide_rev4.html
私は秋葉原の遊舎工房さんにて、友人と相談しつつ以下のものを揃えました。

キット内容物

https://shop.yushakobo.jp/collections/keyboard/products/consign_lunakey-mini

  • 基板: 2枚
  • トッププレート: 2枚
  • ボトムプレート: 2枚
  • カバープレート: 2枚
  • ProMicro: 2個
  • コンスルー: 4個
  • TRRSジャック: 2個
  • タクトスイッチ: 2個
  • ダイオード: 44個
  • LED (WS2812B): 12個
  • キーソケット(Cherry MX互換): 44個
  • キーソケット(Kailh Choc V1): 44個
  • 圧電スピーカー: 1個
  • 抵抗 1kΩ: 1個
  • M2スペーサー 7.5mm: 10個
  • M2スペーサー 10mm: 4個
  • M2ネジ 5mm: 24個
  • M2ネジ 4mm: 4個
  • ゴム足: 12個

※上記の内、いくつかは予備パーツが+αで同梱されています

別途購入したパーツ

  • キースイッチ: 44個(ピン折れなどトラブルに備えて50個購入しましたが取り付けるのは44個です)

https://shop.yushakobo.jp/collections/all-switches/products/4649

  • キーキャップ: 44個

https://shop.yushakobo.jp/collections/keycaps/products/dsa-blank-keycaps

  • OLED: 2個

https://shop.yushakobo.jp/collections/all-keyboard-parts/products/oled

  • TRRSケーブル: 1個

https://shop.yushakobo.jp/products/trrs_cable?_pos=1&_sid=20c4039d1&_ss=r
※USBケーブルは手持ちの適当なものを一旦使っています

主に使用したツール類

  • はんだ
  • はんだごて
  • ピンセット
  • フラックス
  • ニッパー
  • +ドライバー
  • マスキングテープ
  • 工作マット
  • 無水エタノール(フラックス洗浄用)

組み立て

ビルドガイド(再掲)に沿って組み立てました。
https://www.eisbahn.jp/yoichiro/2020/12/lunakey_mini_build_guide_rev4.html

組み立て方はビルドガイドに分かりやすく記載されているため、書いてある通りに作っていけば概ね大丈夫です。
初心者視点で、少し悩んだところや詰まったところについて以下に特筆して記載していきます。

はんだ付け

ダイオードなど指向性があるものは向きに気をつけながらはんだ付けします。

表面実装は難度が少し高いので、予備はんだを付けたり、フラックスを塗布してあげることではんだの乗りを良くしてあげると良いです。
電子工作の経験が無い方は表面実装からいきなり始めるのは難しいので、ProMicroのコンスルー等からやってみて、はんだ付けに少しずつ慣れていっても良いと思います。

ファームウェアの書き込みと動作確認

おおまかにですが、

①ファームウェアで動作確認できるところまで組み立てを進める
②QMK Toolbox Releases(PCにインストール)を使ってキーボードにファームウェアを書き込む
③キーボードの操作などを行い、動作を確認する

この①〜③を何度か繰り返しながら組み立てていきます。

ファームウェアは以下から都度ダウンロードして動作確認していきます。
https://remap-keys.app/catalog/BnvcH8rfVvhoT34bsP4r/firmware

ざっくりとですが、以下のような手順で確認していきました。

チェックポイントごとに動作確認を行うことによって配線不良やパーツの故障などトラブルの切り分けが比較的スムーズにできると思います。
手間だと感じるかもしれませんが、結果的に近道になると思いますので要所要所でチェックすることをおすすめします。

完成前のひと手間

フラックスは経年劣化の要因になるので、無水エタノールを使って洗浄します。

私はPCB、ダイオード、キーソケット、TRRSジャック、タクトスイッチ、LEDについては、はんだ付けした基盤ごと無水エタノールに漬け込んで歯ブラシで優しく洗いました。
丸ごと洗浄できるので、チマチマ少しずつ洗うよりも効率的にフラックスを落とすことができます。

ProMicroとOLEDははんだ付けした箇所をピンポイントで、綿棒やキムワイプを使って洗浄しました。

キーマップのカスタマイズ

自分好みにキーマップをカスタマイズし、ファームウェアをインストールしたら完成です。
こちらもキット製作者のYoichiroさんが公開されているREMAPというウェブアプリを使って、ファームウェアを更新しました。
https://remap-keys.app/

この記事の執筆時点ですが、以下のように設定して使用しております。

終わりに

初めての自作キーボードでしたが、想像していたよりもすんなりと作ることができました。
大きなトラブルも無く、組み立て始めてからファームウェア書き込み完了まで1日半ぐらいだったかと思います。

分離型キーボードでしかも40%キーということで使いこなせるのか不安だったのですが、もともと教科書通りの運指で変な手癖も付いていなかったので、すんなりと文字入力ができております。案外、大丈夫なんだなあ、、、というのが正直な感想です。
パッと見の奇抜さから敬遠されがちな分離型だと思うのですが、一度試してみると良いかもしれませんね。

最後に改めまして、キットをプレゼントしてくれた友人と、キット製作者のYoichiroさんに感謝の意を表します。

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