2023年11月にGAされたAmazon Elasticache Serverlessの監視を考える
はじめに
昨年末にAmazon Elasticache Serverlessの一般提供が開始されました。
Elasticacheがサーバレスになったことで、キャッシュクラスター容量の計画、プロビジョニング、管理が不要となります。
さらに、1分以内に可用性の高いキャッシュを作成することが可能となります。
製品紹介の公式ドキュメントは以下の通りです。
使い方
ここではマネジメントコンソールでの構築を紹介します。
Amazon ElasticacheのサービスコンソールからRedis/Memcachedいずれかの作成ボタンをクリックします。すると、デフォルトで「サーバーレス -新規」がデプロイオプションとして選択されているので、名前を入力し作成ボタンをクリックすればすぐ作成できます。(クラウドって作成が簡単!)
監視について
Amazon Elasticache Serverlessは製品ページに記載の通り、キャッシュのコンピューティング、メモリ、ネットワークの使用率を継続的に監視し、需要に応じて垂直方向と水平方向に瞬時にスケーリングできる、SLAも99.99%であるため、これまで行っていた監視は基本的には不要と考えて良いでしょう。
しかし、従量課金モデルであるため、コスト面を考えると何かしらの監視は必要となってきます。
そこで、以下のドキュメントにも記載しているとおり、BytesUsedForCache
、ElastiCacheProcessingUnits
の2つのメトリクスを監視して、それらが75%を超えるタイミングでアラートが出るようにCloudWatchアラームを設定すると良いでしょう。
上記2つのメトリクス以外にもAmazon Elasticache Serverlessは50近いメトリクスを確認できるので、必要に応じて監視すると良いです。
まとめ
本記事ではGAされたばかりのAmazon Elasticache Serverlessの監視について簡単に説明しました。
作成後すぐにデプロイされたり、自動でスケーリングしたり、とより便利になった一方で、コスト面といった他の面に気を使う必要はあります。
無駄な支出をせずに有効的に使用しましょう。
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