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Reactのコンポーネントとカスタムフックの違いと使い分けについて

2023/03/26に公開

Reactを使って開発を行う際、コードの再利用性や可読性を向上させるために、コンポーネント化やカスタムフックが頻繁に使われます。この記事では、それぞれの違いと、どのような場合にどちらを使い分けるべきかについて説明します。

コンポーネントとは

Reactのコンポーネントは、UIの独立した部品であり、アプリケーション内で再利用が可能です。コンポーネントは、状態やライフサイクルを持ち、親子関係を持つことができます。コンポーネント化によって、アプリケーション内で一貫した見た目や振る舞いを維持しつつ、コードの再利用性とメンテナンス性が向上します。

カスタムフックとは

カスタムフックは、Reactのフック(useState, useEffectなど)を組み合わせて、独自のフックを作成することです。カスタムフックを使用すると、状態や副作用を含むロジックを共有可能な独立したユニットに分割できます。これにより、複数のコンポーネント間でロジックを再利用することができ、コードの可読性が向上します。

使い分け方

コンポーネントを使うべき場合

  1. UI部品の再利用: 同じ見た目や振る舞いを持つUI部品が複数箇所で使用される場合、コンポーネント化を行い、コードの再利用性を高めることができます。
  2. 親子関係を持つUIの構造: 親子関係を持つUI部品を作成する場合、コンポーネントを使用して階層構造を表現することができます。

カスタムフックを使うべき場合

  1. コンポーネント間でロジックを共有: 状態管理や副作用を伴うロジックが複数のコンポーネントで共通している場合、カスタムフックを作成し、ロジックを再利用することができます。
  2. コンポーネントのロジックを簡潔に保つ: コンポーネント内で多くの状態や副作用を持つ場合、カスタムフックを使用してロジックを外部化し、コンポーネントをシンプルに保つことができます。

まとめ

Reactのコンポーネントとカスタムフックは、それぞれ異なる目的で使用されます。コンポーネントはUI部品の再利用性を高めるために使用され、カスタムフックはロジックの再利用性を高めるために使用されます。適切な使い分けを行うことで、効率的でメンテンテナンス性の良いReactアプリケーションを構築することができます。

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