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Renderを使用してFast APIで作成したバックエンドをデプロイしてみた🤩

2025/01/18に公開

はじめに

今回は、FastAPI をバックエンドとして Render を使用してデプロイした経験についてまとめます。この記事では、FastAPI アプリケーションを Render にデプロイするための具体的な手順を詳しく解説します。これから Render を使って簡単にバックエンドを公開したい方に役立つ内容です!


概要

FastAPI は Python 製の軽量かつ高速な Web フレームワークで、多くの開発者に愛用されています。一方、Render は無料枠もあるクラウドホスティングサービスで、デプロイが簡単なのが特徴です。

今回の記事では、以下の構成のアプリケーションをデプロイします:

  • バックエンド: FastAPI
  • ホスティングサービス: Render
  • 目標: Render 上で FastAPI アプリケーションを動作させる

前提条件

以下の環境が整っていることを前提に進めます:

  1. Python 3.7 以上がインストール済み
  2. GitHub アカウント
  3. Render アカウント(未作成の場合はRenderで無料アカウントを作成してください)

手順

1. FastAPI プロジェクトの作成

以下は簡単な FastAPI プロジェクトの例です。まずはローカルで動作する FastAPI アプリケーションを作成します。

  1. 新しいプロジェクトディレクトリを作成:

    mkdir fastapi-render
    cd fastapi-render
    
  2. 必要なパッケージをインストール

    pip install fastapi uvicorn
    
  3. アプリケーションコードを作成: main.pyファイルを作成し、以下のコードを追加します。

    from fastapi import FastAPI
    
     app = FastAPI()
    
     @app.get("/")
     def read_root():
         return {"message": "Hello, Render!"}
    
  4. ローカルで動作確認:

    uvicorn main:app --reload
    

ブラウザでhttp://localhost:8000にアクセスし、「Hello, Render!」が表示されれば成功です。


2.Render用の設定ファイルを作成

Reanderでは、アプリケーションの起動方法を指定するための設定が必要です。

  1. requirements.txtを作成:
    pip freeze > requirements.txt
    
  2. Renderの「Start Comand」に対応するコマンドを指定するstartスクリプトを設定:
    • requirements.txtuviconが含まれていることを確認。
    • requirements.txtの例:
      fastapi==0.95.2
      uvicorn==0.22.0
      

3.GitHubリポジトリの作成とコードのプッシュ

Render は GitHub のリポジトリと連携してデプロイを行います。

  1. GitHubリポジトリを作成:
    • GitHub上で新しいリポジトリを作成(例: fastapi-render)
      2.コードをリポジトリにプッシュ:
    git init
    git add .
    git commit -m "Initial commit"
    git branch -M main
    git remote add origin <your-repository-url>
    git push -u origin main
    

4.Renderにデプロイ

1.Renderの設定:
Render ダッシュボードにログインし、「New +」ボタンをクリックして新しい Web Service を作成します。
2.「環境」セクションで以下を設定します:

  • リポジトリの選択: 先ほど作成したGitHubリポジトリを選択します。
  • ブランチ: デプロイするブランチを選択します(通常はmain)
  • ビルドコマンド: Pythonプロジェクトの場合、特別なビルドコマンドは不要ですが、必要に応じて設定します。
  • スタートコマンド: 先ほど指定した起動コマンド(例: uvicorn main:app --host 0.0.0.0 --port 10000)を入力します。
    3.必要に応じて環境変数を設定します:
    4.Create Web Service」をクリックすると、Render がリポジトリからコードをクローンし、ビルド・デプロイを開始します。

5.デプロイの確認

デプロイが完了すると、Render から提供される URL が表示されます。この URL にアクセスして、「Hello, Render!」というメッセージが表示されればデプロイ成功です。


まとめ

この記事では、FastAPI アプリケーションを Render にデプロイする手順を詳しく解説しました。以下のポイントを押さえておくと良いでしょう:

FastAPI を用いてシンプルなバックエンドを構築
Render 用の設定ファイル(requirements.txtとスタートコマンド)の準備
GitHub を介してコードを管理・Render に連携
Render ダッシュボードでのサービス設定とデプロイ手順

Render の使いやすさを活かして、簡単にバックエンドをクラウド上に公開できます。これからバックエンドのデプロイを始めたい方は、この手順を参考にしてください。

Happy Coding!

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